独奏協奏曲は原則として3つの楽章によって構成される。
第1楽章は基本的にソナタ形式であり、それに加えて終楽章がソナタ形式であることも多いが、ソナタ形式としての展開が凝縮されているよりも、独奏者の技巧を聴衆に示すための遊びの多い楽句が諸処に見られる傾向が強く、独奏者との様々なやりとりが盛り込まれる。
小規模な協奏曲をconcertino＝コンチェルティーノ（小協奏曲）と呼ぶ。



これは私と云う奏者が綴る小さな小さなconcertino.

郷 愁【リヴァイ】
返事が遅れてしまってすまないね、リヴァイ。然しまさかお前が赴いてくれるとは。実を言うと私の方は若干気付いていてね、だからこそこっそり本棚に仕舞い込んでひっそり眺めておこうと思ったんだけれど…お前が愛読返しなんてしてくれるものだからつい嬉しくなって報告してしまったよ。此処迄思考の似通った人間が居るものかと…何だか笑える程に意気投合してしまうと思っているのは私だけではないと勝手に思い込んでおこう。過ごした時間の長さはこの際関係無いと思える程にお前を信頼している私が居る。お前もそう感じてくれているのなら友人冥利に尽きると云うものだ。最近では何やら其方に春の花が芽吹いたとか。この場を借りて今一度お祝いを。その誠実さと持ち前のセンスを以てして幸せな道を歩むと良い。非力ながらも陰から見守っているよ。



ストラテジー【エレン】
今晩は、エレン。私信有難う。私達の日記は何れも好き勝手に綴っているものだからそう言って貰えると嬉しいよ。小心者で潔癖らしい君はとても可愛らしいと言う印象を受けた。綴る日記を捲っては思わず笑ってしまう。文章で人を笑顔にすると云うのはそれだけで素晴らしい才能だと思う。これからも君の才能で皆を笑顔にしてあげると良い。これからも君の日記に新たなページが追加されるのを楽しみにしているよ。