それでもオレらしく、言葉を綴る

#捨てきれない想いを吐き出す。
#筆を取るのはこれで最期。

最終的に嘘つきだと罵られたとしても、それだけは確かに嘘じゃなかった。

>綴りたいことが沢山あった。
事実沢山、思うままに綴った。けど見返した言葉の数々はどれも結局は自分のことしか考えていない自分本意のそれで。そうじゃねえんだ、違う、ってびりびりに破って捨てた。

何をどう言おうと、オレが向き合う事を投げ出して逃げ出した事実には変わりない。何度となく言葉を聞いて欲しいと願っておきながら紡ぐことすらしなかったのはオレの悪い癖だ。きっと彼奴の事だから不器用ながらにも言葉を受け止めようと必死に思考錯誤を繰り返していたんだろうな。
ただ、何故だろうか。あの時言われた言葉に頭の中は真っ白になって、紡ぐ言葉すら忘れた。結果が今の現状でありオレの行動がそうであった以上、全ての答えはそれなのかもしれない。でも、何を今更と罵られようがオレが彼奴をあいしていた気持ちに偽りは無かった。


#なんて、
結局は夢物語だったのかな、本当に。


#ずるいと知ってる。
…ジャン、ジャン。ありがとう。

彼奴のところに戻った…とは、何か違うような気がする。でもまた、言葉を交わすようになった。ああ好きだな、って、実感したよ。ありがとう、愛おしい人。

それでもここに言葉を綴ることはもう、辞めようと思う。別に綴ることが嫌になった訳じゃない。ただいまは、ここに綴るよりも彼奴に言葉を紡ぎたいから。

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おやすみ、オレの日記帳

……オレは一体何回最期最期詐欺をやればいいのか。言葉も届けねえでなに書いてやがるとか言ってくれるなよ、オレは今し方お前のことをどうやって可愛がろうかと必死に模索してる最中だ。と、割と真剣に言っとくわ。どうせ見てんだろーしなぁ、ここ。にやにや。

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わざとここに書き込もうとしたのか、単なるミスか…同じ色の日記を所持してるから定かじゃねえが。…もしも前者なら、知りてえ事があるはずだな。

ああ、本当に。愛おしいよ、
幸せすぎて泣きそうなのはオレの方だ