LGitUP その夜 自分はあの人に、“殺された”と、思っていました。 だけど、オレは被害者じゃなかった。 そう思ったんです。 なのに何で、オレ、まだ・・・生きてる。 何でこんなことに、なってるんだろう。 もう、オレは息をしてない。 それなのに。 生きていないのに、息も無いのに、何で。 生きていても死んじゃっても、何も変わりがない。 何でこんな、答えて下さいよ、誰か。 何かを、誰かが、 あと少しで 思い出せそうなのに。 オレの中で、父さんが、母さんが、誰かが、誰だろう。 大切にしてきた何かが 壊れる、あと少しで。 何か言ってよ・・・何か。 誰か、何か、何が・・・何でなのか 壊したい、あと少しなのに。 どうして息が思い出せない。 誰か生きているなら、返事をして下さいよ。 誰でもいい、オレがわかるなら。 「兵長！聞こえますか！？ すぐ救護班が来ますから！ 息 して下さい 生きて・・・起きろよ！ 起きて下さいよ！リヴァイ兵長！」 ※閲覧注意 R18G/異常愛情表現/猟奇/殺伐/C崩壊/BL book-box

ふつう そんな話がしたい。 そう言って、エレンが雨の中 遠くへ走って行った。

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雪のような白昼 もっと心を もっと苦しそうな顔を どうしようもないって言うかのような表情で 大事にして欲しい なんて、言えるわけもなく。

好き Dearing… I love you. 「お前の俺に言う 『好き』ってのは何って意味だ。」 「“失望して下さい” と、いう意味です…恐らく。」 何でって、そんなの、オレは汚い。 オレのこと、すごく嫌いになったんじゃないですか？ オレは狡くて優柔不断。 自分に甘くて、不潔だから。 汚なくて汚なくて最悪で。 あなたに慕われるような生き物じゃ ないんです。 これが「好きってのはなんだ？」への答えです。 はじめから喧嘩腰になれば 喧嘩になることが無いって思っていました。 「帰ってきて下さい」と言う日に あなたはなかなか帰って来ない。 あなたは“帰りたくないのか”と、そう考えると オレは、寂しい。 あなたがオレの近くへ 帰りたくないのは、悲しい。 だけど「お帰りなさい」と言えるほど立派に 面と向かっていられないんです。 どんどん顔が歪むから。 強張って しまうから。 あんたに見せられる、自分がいない。 まだ見られる容姿がある間に 死にたい ここを去りたい。 そう思った。 オレの気持ちや内情を どう誂えて、声音さえ取り繕って どんな姿で訴えようが あなたが優しくなんかなれないぐらい 失望してほしかった。 見もしないで捨てっちまってもらいたかった。 だからオレはこの思いを 一言ぽっちであなたに言うんだ。 あなたのことが 死にたいくらい 「好きです」と。