∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ どうかあなたはやすらかに ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ |
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ ユミルとひさしぶりにゆっくりできた。 二人ともいそがしくて、ずっとバタバタしてたの。 私は大丈夫だけど、倒れたりしないでね? 心配で私まで倒れちゃうかも、 …なんていうのはうそ。 だけどもし、ユミルが倒れたら ずっとそばにいて看病してあげたいな。 人ってね、体が疲れると心もしおれちゃうの。 だから疲れたら休んで。 私、まては得意なの。 しおれてかさかさの心じゃ 楽しいこともわからなくなっちゃうでしょ? あなたと笑顔でいる時間は、 たからものみたいにキラキラしてて、 キャンディみたいにカラフルで甘くて。 ほんとにだいすきって気持ちでいっぱいになるの。 だからほら、疲れがなくなるまでちゃんと休んで。 そうして元気になったら私に笑顔を見せて。 ね、ユミル。 私は今日もあなたがだいすきよ。 ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ |
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ やだ、恥ずかしい。 ひさしぶりだから下げるのをわすれちゃった。 でもユミル、これなら見付けられる? 私のすきって気持ちをごほうびにしたらどうかな? ユミルに恥ずかしいって気持ちもわけちゃいたいの。 ほらほら、早く、私はここにいるよ。 ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ |
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ ほんとはね、知ってたの。 ユミルは私を見てないことくらい。 いつも私を通してあの子を見てるでしょう? わかってる、だってユミルのことだもの。 きっと私はユミルよりユミルのことを知ってるよ。 また綺麗事って言われちゃうかもしれないけど、 私、ユミルが幸せならそれでいいの。 代わりにしてくれるだけでも嬉しい。 ユミル、あの子を呼んで。 そうしたら私がすぐに飛んでいくから。 つめたいさみしい気持ちなんて、 私がぜんぶ食べてあげる。 ねえ、ユミル。今日も、明日も、ずっと大好きよ。 ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ |
∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ また間があいちゃった。 三日坊主にも足りないくらい飽き性なんて、 自分でもいやになっちゃう。 ここにはいなかったけど、 ユミルと私は変わらないよ。 ユミルは私を通してあの子を見てて、 あの子は別のだれかさんと遊んでて、 私はユミルを見てて。 私はずっとユミルを見てるのに ユミルは全然気付いてくれないの。 それとも、ほんとは気付いてる? ……ね、ユミル、こっちを向いて。 一度でいいから。私、ここにいるよ。 あなたのことが、変わらずだいすきなの。 ∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∵∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ |