昨日は約束の金曜日。二人で過ごす予定だったのに私の私用が邪魔をして延期になりそうだったけれど、リヴァイ兵長から提示されていた時間までに部屋へ戻ることが出来たから夕方から一緒に過ごした。今日は無理だと諦めていたリヴァイ兵長を喜ばすことが出来て嬉しくて、ベッドの上で抱きついてみたの。でも頭に浮かんだのは布団のこと。……干して、ない。１週間くらい。潔癖のリヴァイ兵長を前に若干背筋が凍りついていた私の心境なんてあの人は知らないと思うけど、久しぶりの触れ合いに機嫌が良かったのか柔らかな雰囲気だったからこのことは黙っていたんだよ、なんて。でもリヴァイ兵長を満足させることが出来たからいいや。そんな風に思っていたらいつの間にか眠ってて目が覚めた時にはもうリヴァイ兵長が就寝の支度をしていたから大人しく添い寝。そのまま私も眠りたくて目を閉じてみたけれど全然眠れず頬を撫でたりこっそりとやりたい放題していたり。ごめんね。穏やかに眠るリヴァイ兵長に声を掛けて額にキスした後は部屋を抜け出して暗い廊下を歩きながら明かりのある部屋へ。まさか友人の大切な人に出会うなんて思わなかったよ。リヴァイ兵長共々よろしくお願いします。眠気なんて飛んじゃうくらい話し込んだ後は部屋に戻って再び添い寝……のはずが、起きたようでおかえりと頭を撫でてくれたリヴァイ兵長。その手がとても優しくてもっと撫でて欲しかったな…って気持ちをここに。

それから私信と書いてしまうと優しいペトラさんがきっと気を遣ってしまうだろうからさり気なく。敬語じゃなくても大丈夫なので堅くならずにいてくれたら嬉しいです。お礼をしようと案を出したのは兵長みたいですし、ペトラさんのところのリヴァイ兵長にも改めてお礼を伝えていてください。ありがとうございました。………と言うメモ紙を挟んで今日は終わり。これからリヴァイ兵長に会いに行こう。


17：32
…と思ったらリヴァイ兵長から会いにきてくれた。嬉しい。

リヴァイ兵長と出逢って７ヶ月になるけれど、もっと長く一緒にいるような気持ちになる。１年を共に過ごしているような、そんな気分。先日はちょっと部屋を留守にしている間にいつかの仕返しとばかりに恥ずかしい手紙が送られて来た。惚気るのが苦手なくせに一生懸命、言葉を選んで書き綴ってくれて嬉しかったよ。私からはお礼に花を贈ったの。でも部屋の中を見渡してみても何処にも見当たらない……。…大丈夫、きっとリヴァイ兵長のことだから押し花にでもしてるのね。明日の任務が終わったら内地から少し離れた場所に寝泊まりをするの。その間、リヴァイ兵長は一人で過ごすことになるから心配。たくさん手紙を書かなくちゃ。帰還したらいっぱい抱きしめてあげるから少しだけ待ってね。

窓の外から聞こえてくる雷の音がとても大きくて、たまに光ったりして嫌になる。夜が明けたら任務が始まるのよ、このままじゃ眠れない…。隣を見ればリヴァイ兵長が気持ち良さそうに眠ってる。…凄く羨ましいや。

そう言えば、最後に書き綴ったのは夏の終わりだったみたいでビックリした。秋に入ってまだ、１ページも書いてなかったんだね。書きたいことは山ほどあるのに、何から話せばいいのか迷ってしまう。大切な話からすれば、９月１０日に記念日を迎えたの。リヴァイ兵長から恋文を貰って、それを眠る前に読み返したり大切にしてる。リヴァイ兵長に出会えて本当に良かったって思ってるよ。この人は、ただ優しいだけじゃないの。寂しくて心が折れそうになったって私を信じて待っていてくれてる。誠実な人だよね。鳩の回数が減って、いっぱい寂しい気持ちにさせて、すれ違った日もあったけれど、ごめんね。辛いことも全部、貴方に話すからこれからも私の隣にいて欲しい…です。リヴァイ兵長…貴方じゃなくちゃダメ。貴方は本当に素敵な旦那様だよ。愛しています。

随分と久しぶりになってしまったけれど、生存報告…というより近況報告を兼ねて日記を書こうと思う。まずは…私、ちゃんと生きてるよ。大丈夫。ただ昨日に比べて今日は寒いからペンを持つ指が固まってる。足も冷たいし、これを書き終えたらリヴァイ兵長の布団に包まっとこうかな。明日まで部屋を空けるみたいだからベッドを占領する計画でいるの。枕にヨダレは付けないように気をつけるね。最近はちょっとアレだから…。

久しぶりすぎて何から書こうか色々と迷うんだけど…１０月、１１月と続けてまともなお祝いが出来なかったんだけどリヴァイ兵長とも９ヶ月になったよ。この２ヶ月間(特に今月)はリヴァイ兵長にとても心配と迷惑をかけました。本当にごめんなさい。でも待っていてくれてありがとう。話を聞いてくれてありがとう。貴方には本当に感謝しているんだ。私にはリヴァイ兵長がとっても大きな存在で、かけがえのないものだって改めて思った…かな。こんなに素敵な人に出会えて私は幸せ者だと思う。リヴァイ兵長が飽きるまで私をそばに置いてもらえたら嬉しい。

あの人がこの日記に気付く前に退散しよう。今更だけど、とても恥ずかしい…。

リヴァイ兵長からもらった日記帳だったのにすっかり埃まみれにしちゃってる‥‥。今日からまた書き始めようかな。毎日は無理だけど少しずつ思い出の詰まった日記にしたいもの。

いつここに気付くかわからないけど、リヴァイ兵長。今日もとても幸せな１日でした。ありがとうございます。‥‥ふふ、いっぱい約束もできたね。ひとつずつその約束を果たしていくのが今から凄く楽しみなの。あなたの喜ぶ顔も照れた顔も早くみたい。一途なあなたの想いはちゃんと伝わっているから大丈夫だよ。これからもずっと愛してます。