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1977.こいこい。【保存】
 ┗5-9

5 :う_ち_は_オ_ビ_ト(N_A_R_U_T_O)
2020/11/05(木) 00:00



思ったほど理解が得られず、ほとほと困ってる。だからこの場を借りて抗弁しようと思ったまでだ。便宜上そう言っているだけで、夢の世界だなんて安易でつまらないものを作りたいわけじゃない。ただオレは、寧ろ他の誰よりも早く覚めない悪夢の存在に気づいただけさ。夢と現実の区別くらいつく。そして夢はこちら側で、現実はあちら側だ。夢と書いて偽りと読む。悪夢なんて早く覚めるに越したことはない。


全てのことは、その前提で聞いてほしい。オレが誰かなんてそう大した問題じゃなく、どこかで聞いたようなことを、どこかで見たような姿形が口にすることが重要なのだ。


夢の中で親しい人間や近しい人間を手にかけるのは、単なる行動意欲の現れを暗示しているらしい。深い意味はなく、ただ現状を変えたい時なんかに見る夢の類。──そりゃそうだ。こんな夢から早く覚めたいと思い続けて久しいよ。単なる行動意欲の現れを登場人物全員から咎められながら、さてこれはいったい何の暗示だといつも訝しんでいる。オレが夢から覚めない限り誰もが救われない。変化を許容できないやつなど滅ぶしかないのに哀れなものだ。まあそう気を悪くするな。衆生、哀れむが、故に。なんだよ。


しかし所詮人間は共感を求める生き物だ。故にそれを得られないのは死に至る苦しみでもある。万人にわかることを書き残さねば意味がない。だからせめて懐かしい記憶の片鱗に共感してほしい。


例えるなら薄明かりの下でしか、その輪郭をはっきりと見せないもの。雨は見上げるに限る。月影の下でも外灯の下でもいい。降り注ぐ光の粒を深く吸って肺を湿らせ、静かに胸を痛めるのもいい。肌を覆う生ぬるいしたたりは第二の表皮。人を抱きしめた時に感じる皮一枚分ほどの遠い隔たりに等しく、愛情の蓄積とはそういうものだ。渇いている側にしか、その事実を悟れない。オレに理解を示さないやつのことを羨む一方で、やはり哀れで仕方ないとも思う。──これほど意識が明瞭で頭もまともなのだから、オレが正気であることの裏打ちなど、やはりするまでもなかったな。



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6 :メ_ロ_ン(B_E_A_S_T_A_R_S)
2020/11/05(木) 00:00



メロメロメローン……ってか。はあ、実にくだらねー。ダルすぎて死にそう。死にそうすぎてなおダルい。愛に目覚めたけだものは、世界の中心で叫びましたとさ、それが愛でなかったことなど知りたくなかったと。めでたしめでたし。──ねえママン、この続き早く読んでよ。じゃないと俺死んじゃうからね。世が世なら、俺も今ごろ花戦争で花と散り、花の死をもってめでたくヒョウの毛皮を脱ぎ捨ててるはずなんだけどなー……あ?ヒョウとジャガーは違うって?そういうの無粋って言うんだよ。メロンの花もほんとは黄色いだろーがよォ。


親愛なるママンへ。僕は平和ボケしたバカどもが、後味も胸クソも悪いくせに中途半端に偽善的な三文小説以下の作り話を、名作だなんだってありがたがるのを見るのにもう飽き飽きしました。──虚しいったらねーぜ。現実の方がよっぽどえげつないんだよ。そんな全てを他人事で済ませられるようなバカでものうのうと生きて来られるほどこの世はイージーだったのかってよ、死にたくなっちまうよなァ。それって要するにさ、この俺様の血の滲むような努力がハナから否定されてるってことに他ならないわけ。血は水よりも濃いってやつか?俺の血はそのへんの側構に流れてく雨水だか泥水だかより薄いのか?薄汚ねーのか?だったら世話ねーよなッ。


レストインピース!メロンよ安らかに眠れ!誰も迎えに来てくれないなら、雨の日はどこにも出かけなくていいんだぜー。だからおやすみ、大好きなママ。なんで俺はそうじゃないのって、それってやっぱ、言っちゃダメ?



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7 :童_麿(鬼_滅_の_刃)
2020/11/06(金) 00:00



暗い!暗い!あまりにも暗すぎるよ!ただでさえ短くて無意味でつまらない人生なんだろうから、人間の皆にはせめて表向きくらい明るく楽しく生きててもらわなきゃ困るんだよ。ほら、こんな言葉があるじゃないか。是を以て聖人の治は、其の心を虚しくして、……それから何だっけ、ああ思い出した。其の腹を実たし、其の志を弱くして、其の骨を強くす。──要するに人間は知恵なんて持たないほうが幸せだってこと。もっと噛み砕いて言ってあげると、世の中皆の頭が鈍ければ、一握りの賢い人がこれを治めて安泰となる……是非はともかく、知識欲がなければ競争心も生まれないから、その方がいろいろと都合がいいのかな。まあ愚民政治はいつの時代にも蔓延ってるし、言うなれば搾取する側と搾取される側。けどさ、そんな世の中って嫌だよねぇ?だから俺は世の中を、救う側と救われる側の二つに分けてあげたんだ。


救う側は絶対善だから善悪の別はないものだけど、救われる側に良し悪しはあるよ。もちろん頭の出来の話。何事も中庸がいいって言うけど、頭の出来は別だよね。悪すぎる頭の子は何も考えないから、それはそれで幸せなんだけど、悲惨なのは中途半端に頭の良い子……ある意味一番頭が悪いのかも。物事に意味を持たせたのが人間なら、その意味に苦しむのもまた人間で、じゃあ人間の頭でいくら考えたって答えなんか出ないよねぇ。そんなの全部、最初から独り善がりで個人的な妄想の集まりに過ぎないんだから!可哀想……ホントに可哀想で、可愛い。意味なんて無くて、何もかも無でしかないのに可愛いね。そんな可愛くて可哀想な人間が後から後から湧いてきて、まるで雨後の筍のよう。それでも救ってあげたくなるのは、単なる使命感からじゃなく、俺が心の底から人間のことを好きだからだよ!


結局のところ、足るを知る、取るに足らないちっちゃな虫の方がよっぽど賢かったりするんだよね。人間だってすぐ死ぬし、頭は空っぽにしとこうよ。ね、空っぽでいいじゃないか。五分の魂が一瞬で燃え尽きちまうぜ。物の哀れなんて言うと聞こえは良いけど、儚いものを見ると俺、悲しくて虚しくてくだらなくて涙が出ちゃうから。



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8 :メ_ロ_ン(B_E_A_S_T_A_R_S)
2020/11/10(火) 00:00



おうおうおうおう。誰も彼もみんな顔の下半分を隠してどうしたの?未知なる脅威は無垢なる他人の悪意ある視線より凶悪なの?フーン、ゾウ用のマスクってそんな形してんのね。カウンセラー歴の長いこの俺でも流石に知らなかったわ。嘘、全部知ってた。世に出回ってる大抵の知識は叩き込んでおくのがワルのたしなみってやつなんでね。──まったく感慨深いよなー。こんな日が来るなんざ夢にも思わなかったぜ。太陽の下を歩くために年中無休で顔の下半分を隠さなきゃならねぇ身としては助かる一方で、俺の惨めなアイデンティティを軽々しく犯しやがる善良な一般市民どもにはただならぬ感情も覚えるわけよ。好都合は好都合だが、このイレギュラーな状況が、俺のレギュラー……つまりは今こうして少なからず安堵させられてる状況こそが、普段みっともなく世を忍ばざるを得ない俺の隠しようもない現実を炙り出してるってことに腹の虫が治まらない。これは一種の同族嫌悪ってやつか?


そこのネコ科の姉ちゃん。そっちのイヌ科のお嬢さんでも良いか。顔の上半分と下半分が同じ獣なんだったら、その憎らしく羨ましいご尊顔を俺に晒してみな。そしたら教えてやるよ、俺のこの捻くれた角は恋敵のオスガゼルと闘争するためのものじゃなく、鋭い牙は狩ったメスガゼルの肉を裂くためにあるわけでもないってことをよ。ぜーんぶ無用の長物。ママとパパの愛に塗れた過ちから生まれた無益の産物。なぁんにもない男。それがこの俺、メロンなのよ。──でもそうですね、慣れない状況が続いてさぞおつらいことでしょう。先の見えないこのご時世に不安が拭えない患者の皆さんは、いつでも相談に乗りますから、遠慮なくご連絡くださいね。大丈夫、安心してください。やまない雨はありませんから。



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9 :童_麿(鬼_滅_の_刃)
2020/11/10(火) 00:00



感情を言葉にするってよく聞くけど、順序的に考えて、それって動物的すぎるでしょ。だって感情にはまるで公共性がないじゃない。世界で一番私的なものなんでしょう?他の動物に比べて高い知能と社会性を持ったことだけが人間の誇りなら、絶望的に私的なものを言葉にするだけの行為なんて何の役にも立たないと思うんだよね。いつも真っ白、まっさらな状態が常にあって、そこから冷静な頭で考えたことを言葉にして、それを自分の感情だと帰結した方がよっぽど理知的。それに世のため人のためにもなるよ。──人間は感情をよく色で表すよね。怒りは赤だとか、悲しみは青だとか。きっと感情に支配された時の人間の見る世界はそういう色なんだろうねぇ。それに則れば感情なんて偏狭なものによらない柔軟な思考は、例えるなら虹色かな。うん、我ながらこれ以上ない表現だ!虹色の視野で世界を見ていると、ああ俺は、世の中の皆に平等に尽くしてあげるために、いつも中立、公平無私でいるために、こうして生まれて来たんだなあって……生まれた時からこの身は公共の用に供するに相応しいように作られていたんだなあって、感じて嬉しい。勘違いされがちなんだけど、教祖ってのは、その身を信者に捧げる者のことを言うんだよ。やがて血となり肉となり、俺の体の一部となった人たちを皆この身に住まわせてあげてる。旱天慈雨とはまさしく、これを滅私奉公と言わずしてなんと言うのか、理解されないことが多くて悲しいよ。



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