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スレ一覧
┗2041.真夜中のシュテルン

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1 :ガ/イ/ア・ア/ル/ベ/リ/ヒ × デ/ィ/ル/ッ/ク・ラ/グ/ヴ/ィ/ン/ド(原/神)
2022/06/11(土) 03:34

君から受け取った言の葉を幾度も反芻して、
そうして僕たちがここに在る意味を胸に刻む


> ---------------------------------<
 - Attention -
 半完混合*同性愛表現*惚気
 本文検索避け無し*本編ネタバレ
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30 :ガイア
2024/03/01(金) 12:37

酸いも甘いも知った俺たちが共に新しい一年を祝うのはこれで二度目になる。騎士である俺と家業や何やらで奔走する旦那様、時間が合わない時もあるわけだがこうして大事な日だけはと示し合わせずとも隣に立てる今が酷く幸せだ。
節目の時だけじゃあない。この日はどうだ、翌日は早いのか、夜の巡回は。日頃この確認をわざわざすることも宣言することもほとんど無く、だいたいが前日に明日はこうだと伝える流れになる。独り占めはしたいが自由でも居てほしい、これが俺の願いであり……俺がこう思っているならあいつだってきっとお揃いだ。時間は合った時でいい、合わなかったらそれまでと切り替えるくらい容易い。この温度感が近いから、負担なく自然と合わせたいとなるんだろう。

人という生き物は理解し得ない物事を排他する傾向にある。いつだったか、偵察騎士を担う後輩に話したことだ。 必ずしもそうとは限らないとは言えあながち間違っても無いだろう。誰だって分からないものは怖い。だから魔物と分かり合えるだなんて考えちゃならない。
この話がどこに繋がるかと言えば当然旦那様なわけで。何度か記しているようにあいつの隣は心地がいい、それはもう他人とは思えないほどのレベルで。同じ屋敷で育ったと言ったって他人は他人だ、血の繋がりの有無とかそんな話ですらない。ディルックと居て嫌な感情に振り回されたことは……ことあいつ自身だけに絞れば一切無いな。最初の頃やあまりにも会えない時こそ少しばかりの例外が生まれた訳だがそれに関しては旦那に原因があるわけでもなく。つまるところ心地のいい相手、相性のいい存在だという結論に落ち着く。

いい加減書類仕事にも飽きてきたところだ。さっさと片して店に顔を出したってバチは当たらないさ。もしタイミングが合うようなら、会いたい顔を見られるかもしれないしな。

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(後日追記)


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29 :ディルック
2023/11/30(木) 00:08

Happy Birthday

この言葉を一番初めに伝えられるのは僕の特権だ。
帰りを待ちわび無音に耳を澄ませるベッドの中は少しだけ落ち着かない。
日付が変わって少しだけ時計の針が進んだ頃にベッドに潜り込んで来た彼に、今年も一番におめでとうと伝えられる囁かな優越感と環境に改めて幸福というものを意識する。

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28 :ガイア
2023/08/23(水) 08:00

俺たちが付き合ってはや1年以上。噂で聞く限り1年目くらいを境に倦怠期に陥りやすくなるらしいが俺たちにその兆しは無く、この先も愛情と恋情に振り回されるのは必至だろう。
このページには最近思った好きなところを羅列していく。要するにいつものラブレターだな。

兄力とでも言うのか包容力の鬼だよな。誰にでもではないとは言ってたし事実そうなんだろうなとは俺も思う。俺が落ち込んでたり寂しかったり、何かしらであいつに甘えに行くと決まって優しく受け止めてくれるんだ。
大分前のページで旦那は俺の事を「嫌な顔なんてこれっぽっちもせず」と評してくれていたが俺からしたらあいつだって大概だ。俺のわがままも甘えに行くのも全部、時間的都合を除くと受け入れられてばかり。というかそもそも機嫌の悪いディルックを見た覚えがない。見せたくないとか俺が見せないからとかあるのかもしれないが……話を聞いて撫でてやるくらいなら俺にだってできるんだぜ。

普段は落ち着いてて優しくて俺なんかよりどっしり構えてるあいつが時々見せる駄々っ子な一面がとても好きだ。
この前も共に散策をしていた時に珍しい鳥を見かけてな。青と赤、どこかの誰かさんたちみたいなカラーリングだった。赤は捕まえられたんだが青を逃がしちまってなぁ。どうしても捕まえたいって駄々をこねながは暴れるあいつの可愛さといったら……。結局俺の記憶を頼りに走ったらちゃんと青いのを見つけられたし捕獲することもできた。あの時の嬉しそうな顔も忘れられそうにない。

書きたいことは山のようにある。今日までの日々に抱えた想い全部を書き記すなんて到底不可能、これはほんの一部に過ぎない。
また筆を取る気になったら思うがままに記録させてもらうとしよう。

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冒頭の通り1年の節目を数ヶ月前に迎えた俺たちだが毎月決まった日にラブレターを送る習慣は健在だ。渡す時間が時間だからあらかじめ認めたものをってのが基本だな。毎回そのひと月に思いを馳せて伝えたいことを重ねていく、あの時間は何度味わってもいい意味で慣れそうにない。
この習慣も、どこかで風化していくんじゃないかと思っていた。それは悪い意味で蔑ろにしてしまう方向性でも、いい意味で当たり前になっていくという意味でも。もしかしたらどこかの未来で転機はあるんだろう。ただそれは今じゃないってだけだ。

これを書きながら気付いたことがひとつある。この日記を書き綴るためのペンをそんなに持ってない時点でお分かりの通り、俺は全くもってマメじゃない。特に筆無精は実際ある。騎士団で新入りを指導するためなんていう仕事絡みならいざ知らず、プライベートで資料作りは……やるにはやるが初回だけってのが多いな。義務だと思っていないと中々スイッチが入らないんだろう。
だからラブレターが続いているのはひとえにそれだけの刺激を毎日貰えてて特別な愛をしっかり受け取ってくれて、それが嬉しいから続けたくなって今に至る。笑えるほどに単純な男だったってだけの話さ。


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27 :ディルック
2023/07/17(月) 17:26

僕たちは時々未来の話をする。

首輪の話、桜の話、旅の話、ひよこの話。
ほんの少し先の話をしては胸を躍らせて、とても遠い未来の話に思いを巡らせては心の戸棚の大切な場所にこっそりといつかのその日をしまい込む。そうやって僕たちは未来の話をすることで、今この刹那に同じ夢を見て幸せに過ごしているのだと実感する。そうして今を積み重ねていく未来の尊さを知っているのは、きっと僕だけでは無いと思っているんだが…ガイア、君はどうだい?

1年後も、3年後も、5年後も、君が変わらずに僕を好きだと言ってくれるのならば、僕は今と変わらずにそれはもう嬉しく思うのだろう。どれだけ使い古された言葉だろうがその想いが色褪せることはないのだと、今日の僕も馬鹿のように未来の君を愛おしく思うよ。

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