年が変わっても、オレたちは変わらず一緒にいる。
──とはいえ、最近はお互い任務に忙しかったりして戻りが遅くなったり、疲労でろくに話せず寝てしまう日も出てきた。
もっと話したい気持ちはあるけど、肉の器は儘ならない。

それに関連して、弱気になる日もある。
この手を離した方が、あいつはより良い縁を見つけて幸せになるんじゃないかと。

やっと夏が終わって秋が来たと思ったら、すぐ寒くなる。秋が短すぎるぜ……。
まあ、オレの好きな炬燵を堂々と部屋に出せるのは嬉しい事だけどな。あいつも最近はすっかり炬燵のとりこになってるみたいだし、にゃ。

じつは私、時々、ここの本棚に並んでいる鍵が掛かっていない日記を開いています。
私のように細々と更新している仲間がいるのではないかと思って。
> 最後の書き込みから一年、二年、三年、四年、五年、六年、七年、……。

今も、ここの本棚が残っているのは凄い事だと思ってます。来年まで残っていたら、この日記は作成して 10年 を迎えるんですよ。
(そのわりにページが進んでいないのは、ええ、はい、善処します。でもすべて書き終えたら、ここを存続するための保守書き込みが出来なくなってしまうので……)
> まあ、終わりのないサービスなんてありませんし、私もいつまで書き続けられるか分かりません。──と予防線を張っておきます。

とけそうな暑い夏だけれど、あいつと冷感グッズを揃えてなんとか乗り切ってる。
非番の日は部屋の中でTRPGで遊んだり、海に出掛けたり、人の子の夏休みみたいだな。
この数年は、あいつとしか会話してないから動作がマンネリになっていないかだけ不安だ。でも、あいつ以外と話したり、手合わせをする気が起きないからにゃー。
柄にもねえけど本を読んだり、調べたりして、日々精進するしかねえか。