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┗480.愛は惜しみなく【２】
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…………そう、か。……朝はは少し寂しくもあったが、帰って来てからのキスならいくらでもしたいな。 (彼が出迎えてくれただけでも嬉しかったが、此方の抱擁を受け止めるのみならず相手の方から唇を寄せてくれるものだから、自分でするのとは異なり未だ慣れずに双眸を瞬かせたのち、朝とは違う感覚を伝えては自らも口付けて。何度か触れるだけのキスをするも言葉通り際限く続けてしまいそうで、このままではいけないと体を離したなら次いで食欲そそる匂いが鼻腔を擽り。本来なら今日は己が作る日だが残業の連絡を受けて用意してくれたのだろうと礼を告げつつ、食事へと意識を向けて) …いい匂いがする。作っておいてくれたんだな、ありがとう。冷めない内に食べようか。

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