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534.嫌われ皇子と偽り王女
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はい。…ありがとうございます。 (歩く速さの件と母の件とで礼を伝えつつ、相手の腕に絡めている手に少し力を込め。目の前にあった扉が開かれれば相手と共に会場に入り、待機している神父の元へと歩いていって)
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