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濁血の媾合
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春という季節はどうにも落ち着かない心地がする。巷で話題の卒業だとか移動だとか、そんなものにはとんと縁がないのにも拘わらずだ。 あの、晴れた日の埃っぽい風の匂いをかいだ時に、どこか遠いところへ走り出したいような気分になる。だが行く宛がある訳もなく、その場で動けずもどかしい思いをしながら、冬と比べて一段明るくなった町並みを眺める。しみじみ切ない。すごく切ない訳じゃないのであしからず。 世間は季節柄、白やピンクで溢れていて、こちらの気持ちもなんだかふんわりと暖かくなっている。そう、焦燥感に煽られてはいるが、どこかの包帯男のように「餓えた獣が~」だとか、そんなうれしはずかしな中二の雰囲気でもない。どちらかと言えばふんわりだ。ふんわり。字面からして気が抜けている。そして俺は桂だ、ヅラじゃない。 ふんわり薄ピンクになんとなく切ない。 ……やらねばならんことは山積みなのに身が入らん。気分転換に外に出てもふんわり陽気のおかげで余計に逆効果な気もする。たまには旧友とでも飲みに行けば気が紛れる…のか?それも葛藤。頼るようで気が引ける。 いっそ、悪い心地でもないから身を委ねるのも良いかもしれん。もちろん、エリザベスに怒られない範囲で。 好き勝手感傷に浸れない点で、人の上に立つというのも中々に世知辛い。季節はどうあれ、ふんわりピンクだろうがなんだろうが、結局俺はリーダーなのだ。 春風に押されてどこか遠くへ行ける日は来るのだろうか。少なくとも今は、春の焦燥を抱えて許される範囲で漂うのみだ。自由なのか不自由なのか解らんな、まったくもってやれやれだ。 >別件 並んでいたようだがお先に失礼させてもらった。 まだまだ適当に、の続きを待ってる。と、呟いてみる。
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