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科学少女は幻想少女の夢を見るのか?
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#2013/07/27(土) 02:38 >゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。 >>53 物心ついた頃から傍にいるのが当たり前だった。 私は、お前を目標にして。 お前よりも強くなりたくて。 お前に認めてほしくて。 お前に褒めてほしくて。 #「やるじゃない」 だからいつもお前の傍にいた。 そうすれば、早くお前に近付けると思っていたから。 お前は、私にとっての『星』だった。 気付けば傍にいるのが当然だった。 暇な時には縁側で隣り合ってお茶を飲んで。 異変の時にはお前より先に解決しようと張り合って。 面白い話を聞けば、やっぱりお前にいち早く聞かせようと神社に行って。 悔しい事があれば、お前に愚痴ってスッキリするのがいいと思ってお茶をたかって。 #「ここはお茶屋じゃないんだけど」 ある日、気付いた。 #「別に、いつもの事じゃない」 お前の目は私を見ていない。 今まで気にしなかった事がやけに気になり始めた。 私と話しているのに、お前の目は私を映そうとせず何処か遠くを見ていて…それが何だか寂しくて。 お前にしてみりゃ、何の意図も無い普通の事だったのかもしれない。でも、私は交わらない視線に何故だかひどく焦りを感じた。 私は『星』を見る。 『星』は私なんか見ずに、ただ広い夜空に煌く。 一緒にいるのが当たり前の関係。 はじめは羨望、次は友情、それから… ああ。 私としたことが、なんという事だ。 こいつにこんな感情を抱くなんて。 どうしよう。 バレたらどうしよう。拒絶されたらどうしよう。でも、でも。 >『どうしよう 好きみたい』
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