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科学少女は幻想少女の夢を見るのか?
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霊夢とは最近よく昔の話をする。 霊夢の記憶力は素晴らしく、私の中の抜けたピースを埋めてくれる。それが嬉しくて、反面忘れてる自分が申し訳なくもあるのだが。 >こんなことならもっと早く手紙の残し方を霊夢に教えてもらうべきだったぜ…。 霊夢と出会う前。 私がお前で、お前が私だったほんの僅かな時間だが。 …霊夢にとってはあまり良い思い出じゃないのかね。 少しだけ、あいつの話をさせてほしいんだ。お前は嫌がるかもしれないけど、聞いて欲しい。 あいつは、お前の中の私を恨んじゃいないぜ。ほんの少しの時間でも一緒にいられて幸せだったんだ。あれが全てのきっかけでもあり、始まりでもあったんだからな。 夢の中でも久しぶりにともに過ごすことが出来て、本当に幸せだった。 私が少し不憫だと言ったのは、そんな幸せな時間を当の『私』があまりいい思い出だと感じてないようだったから。いつまでも後ろめたさから目を逸らしているように見えて、おまえからも…そう、きっと疎まれて、だから居場所が無かった。 私くらいはあいつを好きでいてやらないとさ、かわいそうだからさ。…私と同じで、寂しがり屋で甘えん坊だから。 霊夢はこんなことを聞いて面白くないだろう。もしかしたら聞きたくないことかもしれない。でも、あいつは確かに存在したんだ。 私がお前に恋したように、あいつも恋をした。 それをどうか認めてやってほしい。 今更どうこうしたいわけじゃない。 ただ、ほんの少しだけ救いを、施しを。 >花と祈りを。 一年と八ヶ月。 お前と歩むきっかけとなった日を偲んで。 そして、私はお前とこれからも歩んでいく。手を繋いで、時には転んだ腕を引っ張って。どの『私』よりも胸を張って。 あと四ヶ月で二年だぜ。
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