アマゾン
スレ一覧
┗
首輪を欲しがる犬のために、
┗コピー
俺のことを伊/達にいた頃の小さな子供だと思っている節があるあんたに。 若い若いと言われていても、それなりの時間を俺として生きてきた俺は、俺でしかない。だから良し悪しはあるだろうが、考え方や動き方の根は変わらない。例えば…打/刀に組み分けが変わって前よりもずっと夜目が利くようになっても、夜戦に赴くようになってあんたと生活の時間がずれても…気持ちは変わらないように。 ……厳密に言えば不変、ではないかもしれないが。変わるとしても良い形に変わるだけだ。例えば変化のおかげで夜目がきくようになった。夜道で、あんたの手を引ける。身体も手も昔よりも大きくなった、大人のそれになった。隣に並ぶことが出来る程度に変わったんだ。それにあんたが気づいてるか、あんたがどう思っているかは分からないが。 俺ならば、あんたが帰ってこない時に寝ずに待つこと。光/忠の場合は毎食あんたの膳を用意すること。一/期/一/振ならば慌てて探しに出ることだろうか。そうすることが逆にあんたの気を揉ませることを知っている。目の前で泣いてやることも。だから、それをしてやらないという選択肢を選ぶことだって覚えた。少しだけ歳を重ねたから。だから、何かやらなければならないことがあって…俺に構えないだけならいい。気を揉まないでいてくれれば、十分だ。変わらずに俺の気持ちがあんたに向いていることを誇っていろ。 ただ…猫が死に場所を探すように居なくなることは、許さない。
[
戻る
][
設定
][
Admin
]
WHOCARES.JP