蒼き月のアリア(日誌場所公開中)

>鬱屈(？)な話。(閲覧自己責任)

────…私が夜視る夢は基本的にほぼ全てが悪夢で。それも大抵が夢を夢だと気付く事すら赦されない過去に有った悲劇や惨劇を模したトラウマの再現や今後起こり得るトラウマを再演するような現在未来の無様な夢、……もしくは散々精神を壊された後に断罪のように殺されて終わる。だから、眠るのは好きよ？だけど…夢を視るのは大嫌い。過去の夢を視る自分はいつも当時の記憶しか無くて…目が醒めれば毎度後悔と絶望に苛まれるのに、惨めに愚かに惨劇を繰り返す。現在や未来の夢を視れば頭では取るべき行動が判っているのに身体は言うことを利かない癖に滑稽に悲劇を繰り返す、過去にしでかした赦されない行為を。『お前は死ぬまで変わらない』と責め立てるように、何度も何度も何度も何度も心が壊れて憐れに赦しを乞うか私が自ら首筋に大鎌を添えて首を刈るまで永遠に、見た事があるからこそ鮮明に。記憶は無くともダメージは蓄積して行く。

────今日は格別に酷い夢で、夢から目覚めた後はしばらく脳が痺れたみたいになって中々起き上がれなくて。何とか起きて今日は授業がお休みだから生徒会の仕事を片付けに来たらアニエスには一目で心配されて仕舞って……他の人達には全くバレないのに、…泣きたいくらい嬉しくて…甘えたくなる私に絶望する。

………私は良く大事に想う人達には甘えて欲しいとか、出来る限り力になりたい…と言っているのに自分はこうだなんて話が違うと思うかもしれないけれど。───…私だって本当は頼りたいし甘えたいのよ？図々しいかもしれないのだけれど…理由はどうあれ、大好きな人達と居られるのならそれだけで幸せだもの。…………だけど、これはただの弱音だから。『私はもう成長したつもり、乗り越えたつもりなのに。記憶がないだけで、再現されただけでこうも簡単に脳や精神を滅茶苦茶に犯されて堕ちてる』…だなんて、大事な人達の時間をもらう口実には弱いでしょう。

───それなのにもしも、ふと私が甘えに来たら…或いは寄り添おうとしてくれたならどうか何事も無かったように受け止めて頂戴。貴方(貴女)達さえ嫌じゃなければ、幾らでも甘えたがりだろうが気紛れだろうが嫌われさえしなければ何と思ってくれても構わないから…どうか私に『傍にいて良いんだ』と思わせて。

………………譲歩してるような言い方で根深い我が儘を言っている辺り、レンも本当に我が儘よね。なんて。

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