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この姿を人目に晒すのは久々です。 少し、いえ…だいぶ迷いはありましたが恋人が不安を感じていると告白してくれた勇気を無碍にするほど人でなしではないつもりですから、日記を一枚貰いましょう。 正直に話せばきっと付き合いたての頃の私は何処かで昔の恋を引きずっていて、なんとか幸せにならなくてはいけない、幸せにしなくてはいけないと必死になっていたのでしょうね。 あまり余裕もなく、また誰かの手を掴んで離されるのが怖くて…きちんと手を繋ぐのも本当は少し怖かった。 けれど、日々を過ごしていくうちに愛してもらっている実感と自分の気持ちの変化を知りました。 心から愛しいと思いそばにいたいと想える人が出来るなんて、恋を失ったばかりの私には考えられない事だったんですよ。 喪失感を埋めても余りある感情をくれたんたです、それはとてもすごい事だと思えませんか？ 私にとっては本当に奇跡のような出会いです。 あの日拾ってもらったのは私なのだと事あるごとに思います。 ですから、心からの感謝と…ありったけの愛をあなたに。これからも私のそばで微笑んでいてください。

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