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彗想、
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アニは、“普通”とは何かと質問した。“普通”とは、何だろうか。それは僕にとって、酷く感覚的なモノであり、アニが納得出来るような答えを用意する事は中々に難しくて、結局は口を噤んだ結果、彼女を寂しがらせる結果に至った事は覚えている。まあ勿論、僕が答えられなかったからなんて理由で彼女が寂しがる訳もなく、其処には確りとした理由が在るのだけれど。 アニの瞳に映る僕は、アニの知っている僕は、“普通”だろうか。それとも、“変わっている”だろうか。 そんな陳腐な質問を、彼女に投げた。答えは冒頭の通り。嗚呼そうだ、そもそもの話、彼女は“普通”か否かと、くだらない事を考えない。それはそれだし、これはこれとして、個々は個々なんだ。だからこそ、彼女の価値観と僕の価値観は、違う。価値観の差違は一人と一人が居れば自ずと生じるモノだし、取り立ててその事に関し何かを思ったりはしない。僕は、アニの価値観を尊重したい。否定なんてとんでもない。大好きな彼女だから、嗚呼そう云う捉え方も在るのかと、違う価値観に頷く。――それが、彼女には少し、寂しいみたいだけどね。 結局アニに伝えられなかったけど、僕はさ、君の価値観をどうでも良いなんて、思ってないよ。君の価値観だから、違っても良いと思えるんだ。無理に摺り合わせなくても、僕は君が好きだし、君も僕が好きでしょう?違うなら違うで、良いんだよ。アニの全部引っくるめて、好きなんだ。 閑話休題。 “普通”とは何か。僕にとっての、“普通”とは何か。 やっぱりとても感覚的な事で、説明には成り得ないこの捉え方を、直接アニに話そうとは思ってない。きっと、彼女が寂しがるような、そんな価値観だから。
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