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#こすも。 自分自身を殺してしまうような意気地なしでもないけれど、自分自身を生かしておけるような当たり前の事も苦しい弱い寄生虫は、「明日で宇宙が滅びますように」と願うんです。 明日、宇宙滅亡…そうなれば私は一人で行かずに済むし、自分を手にかけることもしなくていい。なんて素晴らしいんでしょう。 でも、もしも大切な大切な貴方たちが、未来を、明日を、望んでいたのなら。それを消してしまう滅亡だなんてあっていいはずがありません。 私の愛する貴方たちを苦しめたり悲しめることがあっていいわけありません。私はそんな運命から守ってあげたいとすら思います。…結局、宇宙滅亡は失敗、ですね。 なにかとても虚しくなって、自分が此処に居ることをただの寄生だと思い苦しくなった時、私はいつだって宇宙の滅亡を夢見る。狡くて醜い願いです。 けれど、貴方たちの思い描く未来を消すことは嫌なので…いつも夢は途中で途絶えてしまう。 それでいいですか？ 貴方たちの望む未来に、私の姿があると仮定するならば。 こんな私で、役にも立たないただの寄生中で、本当に面白みのない女、ですけど。 それでもいいというのなら、もう夢を見ないでもいいですか？ 宇宙が滅亡するその最後の一瞬まで、手を握っていたいと思えるくらい……信じていてもいいですか？ >（この広大な世界の中で巡り逢った時点で確定していた小さな運命。） #こすも。 ＋

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