溺愛ロジック - ⊂*本Ⅳ*⊃

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┗溺愛ロジック(72-81/90)

81 :財前光(庭球王子)
2013/07/01(月)　02：20

宛先不明
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Sub：無題
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俺がこんな頻度で本上げるとか未だ且つて無いこの状況。前代未聞や。
近い内に嵐でも来そうな予感がする。土砂降りになったら全てを洗い流せんのに。
今はちょっと…うん、雨に当たりたい気分や。冷静過ぎる頭に喝入れる為に。

越前は俺が八つ当たりする前にさっさと逃げた。こっちの相談には乗ってくれへんのかい。
こうやって吼えてはみるけど相談するような話は持ち合わせてへん訳で、逃げる背中を唯ただ見送って今に至る。

> まるで磁石みたいや。

近付く数が多ければ多い程に弾かれる確率も高くなる。弾かれて、一定の距離を保った儘今は誰とも近付けん。
俺一人オイシイ立場なんか在る訳無い。一気に現実に引き戻されて如何しようもなく立ち往生。
けどこの距離感には身に覚えがある。誰であろうが一定の距離を保ってた、あの頃にほんま近い。
違和感覚えるんはあの頃と違って夫々に情があるからや。…まだ以前の方が人を傷付けてへん気ィする。

需要供給を考えながら其の場凌ぎの温もりに浸って情も未練も無くただ一時を楽しむ。
そういうスタンスでやってきた俺は恋愛って単語の薄皮一枚覚えた所で中途半端にしか人を愛されへん。
そんな俺に猛毒を。多分2リットル飲み干しても平気な顔でまた同じ事を繰り返すやろ。
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取り敢えず越前、お前だけはこっち来い。この前貸した俺の練習用ラケット返せ。

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80 :財前光(庭球王子)
2013/07/01(月)　02：15

宛先不明
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Sub：無題
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…アホか。「身失う」って何やねん。
「見失う」やろ。処女膜でも破られたんですか？

今メール何件か見返してんけどシムカの暴走半端無いな。特に一番最近のやつ。
メール不精や言うてんのにこんな内容ばっか送られて来たら無視も出来ん。
メール不精を直せるんやったらそれはそれでええんかな、とか思う時も偶にあるけど。
ただ一個だけ言わせて欲しい。

> 越前の名前を其処に入れんな。

俺と越前が幸せそうにキャッキャウフフする訳無いやろ。まじ死闘になるわ。
想像しただけで鳥肌が立つ。ああ、アカン、過去は思い出したない。ほんまに俺史上最強の黒歴史…。
別に男がアカン訳や無い。ケツでも充分出来るからフィーリングさえ合えばヤれる。
けどあいつだけは無理。頭下げられても無理なもんは無理。何がって、生理的に無理。

取り敢えずシムカの不安要素から越前だけは取り除きたい。不安がる意味が全く分からん。
他はまあ…取り除こうと頑張れば頑張る程、俺とシムカが付き合ってるんやないかって他の奴が勘違いするから難しい。
こっちで勘違いあっちで勘違い。人生上手いこといかんもんやな。
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79 :財前光(庭球王子)
2013/06/27(木)　01：31

宛先不明
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Sub：無題
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> 敵わん。
あいつに対してそう思ったんは何時振りやろ。真っ直ぐでアホで生意気で…そんなん狡いわ。

悪友の越前が最近よう俺にメールしてくる。長い付き合いやけどこない頻繁に連絡取り合うんは初めて。
頻繁言うても二日に一通二通やけど、多い日は一日に五通以上も。そら雨降るし台風も来るわ。
俺が通学中に携帯を手に握った侭持ち歩くなんか今迄あらへんかった。
携帯が光って何のメールやろ、って確かめるようになったんも最近や。
光ってたら後で気が向いた時にでも見ればええか、程度にしか思ってへんかった携帯が今正にマトモな使われ方しとる。

越前にメールで色々と相談された。
メールが三通以上続こうもんなら電話する、っちゅー俺の考えが返信速度をより一層遅らせる。其処だけこの世界のめんどい所。
あいつも俺と同じガラケーでメール不精やさかいなかなか話が前に進まん。このグダグダ感、如何するべきかについて先ずは話そか。
挨拶文と他愛無い文章は全部蹴って「何の用や」って返したら御相手さんの事についてやった。…まあ、ほぼ惚気やな。

> お前この前微妙や言うとったやろ。

なんし振り回された感半端ない。親身になって聞いとった俺の貴重な時間返せ。
しかもその後「アンタは彼女と如何なったの？ああ、ごめん。元カノだったね」って。
中一になってんからそろそろ遠慮ってもんを覚えよか。サラッとぬかすなド阿呆。

腹立つくらい真っ直ぐで、ウザいくらい情が厚い。俺には似合わん相手で傍に居る事自体不思議や。
けどいちいち人の顔色窺わん所とかこっちのキツイ言葉遣いを簡単にかわしてくれる所とか。
長い月日連絡途絶えさせてんのに戻った時に「あれ？おかえりー」なんて、軽く迎え入れる所とか。
上手いこと俺のアウトゾーンを避けてくれるから一緒に居っても苦にならん。腹立つんはまた別の話。

あいつみたいに放置されても連絡あった時に以前と変わらん顔で迎えられるような奴に…俺もなりたかった。
お前みたいになりたかったわ、ってメールしたら「無理に決まってんじゃん」って返ってきた。
俺にはあいつの持ってへんような、俺にしかないとこ持ってるからそれ大事にせえって。あいつの言う俺のええとこって何処やねん。
悪いとこと同じでええとこも言われな分からん。結局他力本願な俺に護れるもんは何一つ無い。

今年の七夕は何を願おかな。
…なんて、今年もまた神頼み。
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78 :白石蔵ノ介(庭球王子)
2013/06/24(月)　19：55

To．Blue sea×Red blood 様
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Sub：RE：
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えー…っと。すんません、誰ですか？
もしかして俺がその棚に居った時に遣り取りしてた人？とか思ってんけど、間違ってたら堪忍。
「猫」と「声が一緒」、って所がかなり引っ掛かるんやけど…二年も前やと記憶曖昧や。
俺宛やなく財前宛やったら即行内容転送して財前に代わらせるわ。

気に掛けてくれておおきに。
返事は暫く無いか寧ろ無いと思うわ。向こうが気付いてないか、気付いてたら躊躇ってるかのどっちかやろ。
まあ待ってみます。この先返事が無くても俺は今迄と変わらんだけで、それはそれで構わんと思ってるんで。
此処には幸せそうな姿を見たいっていう物好きな人が多いみたいやな。俺に限らず財前にも。
そういう人に出会えただけでも充分幸せやで。さっきも言うたけど、おおきに。
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77 :財前光(庭球王子)
2013/06/22(土)　07：42

宛先不明
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Sub：無題
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猛烈に寝不足や…。
昨日はダブルスやってる謙也さんとマンツーマンのミーティング。今日は部内全員でのミーティング。
この時期が一番憂鬱になる。まあ、終わった後の打ち上げはみんな壊れまくっておもろいけどな。

今日も地下鉄で揺られては睡魔に見舞われる。
来る筈もあらへん返事を待つ部長は携帯握り締めた侭途切れる電波にイライラ。
これはもう、とっととミーティング終わらせるしか無いっすわ。要らぬ火の粉は浴びるもんやない。
…て言うても打ち上げがあって更には二次会三次会と続くんですけどね。
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体力が残ってたら後で編集。確率は3％

# 2013/06/23 07:20
今謙也さんの家。まだ帰られへん。…便所行ってる隙に抜け出したろかな。

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76 :白石蔵ノ介(庭球王子)
2013/06/21(金)　00：01

宛先不明
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Sub：無題
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次の鍵を探す間はこれで仮留め、って思いながら箱を荷造り用の紐で結んだ。
こんな手でも千切れるようなビニール性の紐、容易く解けるなんて当たり前の話や。
溢れ出たもんが一気に俺を支配する。…何でもええけど、このタイミングは不自然過ぎるやろ。

財前の周りがざわ付く中で、俺の頭は至って冷静。
──…門番は終いや。
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75 :白石蔵ノ介(庭球王子)
2013/06/17(月)　12：51

宛先不明
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Sub：主体がこんな頻度でええんやろか。
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パンドラの箱を鎖でぐるぐる巻きにしてゴツい南京錠で固めて二度と開かんようにした。
これでもう大丈夫。そう自分に言い聞かせて手の届かん、目も届かんような場所に埋めたあの夜。
俺の時間は其処から止まった侭で、埋めた箱に土被せたんはええけど結局その上で立往生。
誰にも触れられたくなかったさかい、あの場所には門番が必要やと思ったんや。

前に進もうとせん俺の直ぐ隣を鼻で笑って通り過ぎる生意気なウチの後輩。
それはアカンやろ、って…少し出遅れ気味に後を追った。
追い付いた時にはあの頃と同じ顔で女を食いもんにする財前と、その下で乱れる女の子。
ああ、そう…これや。この感じ。忘れとった。思い出したら楽になれるんちゃうかなって、そう思う日も確かにあった。
けど思い出したくなかった。折角綺麗になれたと思えたのに、外っ側だけやなんて知りたくなかったから。

# 大暴落。…分かってた事や。

後は財前の好きにしたらええ。俺もあの箱に触れる事は二度とあらへんやろうし。
財前が他の女を抱いたりキスしたりする度に俺ん中から何かが消えていく。
最初はあんなに嫌やったその行動。何時の間にかこれが一番ええんやって思うようになっとった。

> 迂闊やった。

奥底に沈めたパンドラの箱は意図も簡単に掘り返されて、煩い程の音を立てて急に抉じ開けられてしもた。
まるで首根っこ蛇に巻き付かれたように息が苦しくなる。敵う訳が無い。
慌てて閉めたけど漏れ出した記憶と感情は俺を狂わせるには充分な量で、開錠した細い手を折れるんちゃうかって程の力で制した。
手首に残った痣に自己嫌悪。痛くして堪忍。…もう二度と、開けさせへん。

抉じ開けた子が財前に言うとった。「怯えて威嚇するしか出来ない獣に見える」って。
あの子の眼には財前を通して俺が見えとる。けど本人はそれに気付いてへんみたいや。
あのアホに好意抱いてくれておおきに。──…けど、こっちが必死になって閉ざした箱だけは手ェ出したらアカン。興味本意で触れてええもんやない。
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さーてと、…南京錠がアカンかったら次は何があるんやろ。
ああ、何時かこれを笑いながら見る日が来るかも知れんさかい此処に吐き出すくらい許してや。別に怒ってる訳ちゃうから誤解は勘弁。
あの子はあの子でええ所仰山持っとる。唯ちょっと不器用なんと、俺の事を知らなさ過ぎただけや。俺は放っといてこれからは財前の事を知っていけばええ。

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74 :財前光(庭球王子)
2013/06/16(日)　06：51

宛先不明
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Sub：無題
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起きた頃には何時もと同じ態度で、これまでと変わらぬ関係で。
──…眠かっただけや。

全てを壊してもええと思った。それどころか壊れてしまえばええとも思った。
床に叩き付けようか迷ったけど、後片付けが大変やしそれは選択肢から除外。
どうせなら二度と元には戻られへんように熱で溶かしてしまえばええ。

おもろい事に硝子は溶けても冷やしてしまえばまた新しい形になる。
本気で壊そうと思うんやったら粉々に砕くしか方法あらへんみたいや。俺重機なんか持ってへん。

今はまだ、溶けた侭。
これからどんな形になるんやろ。…なんて、観察日記みたいな事言うてみる。
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悪友を激しく苛めた件について。
流石にあいつも泣きそうな顔。変な事聞くからこっちはこっちで返答に困った。アホな質問すんな。

07:20追記
六時半頃に先輩からメール入っとった。気付かんかった。
こんな朝からビリヤード行くでとかほんまアホっすわ。あーもうこれ、アホっすわ。
…しゃーないな。眠いと言うより目が疲れとるだけやし。いや、でも流石に二回戦くらいで眠くなる。

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73 :財前光(庭球王子)
2013/06/14(金)　12：48

宛先不明
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Sub：生ゴミとして処分
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腐れ縁の越前と待ち合わせ。前以て約束するなんて珍しい事もあるもんや。
昨日の大阪の天気は真夏日並に蒸し暑くて外はガンガンに晴れとった。
男と会うんにそないお洒落もせんでええと思ってシャツとジーパンの在り来たりな組み合わせ。
約束の時間から一時間半も遅刻したあいつは何故か傘持ってて雨が降っとるって事を知った。

> いや、違う。待てお前。

一時間半も待たせた挙げ句、先に行って待っとる俺の一連の行動無視すんな。
確かに俺とあいつは西と東やけど人に合わせる努力くらいせえよ。どついたろかほんまに。

前回の衝撃発言から会うてへんさかい色々と収穫があった。
結局別れてへんかった事、越前の相手が自分からフっといて泣き入れてきた事、今ぶっちゃけ微妙な事。
取り敢えず今ぶっちゃけ微妙な件について聞かせて貰おか。他は二人の問題や。

話によると兎に角微妙らしい。フられた時にヘラヘラ笑ってたんは覚悟が出来たからやったとか何とか。
覚悟した後で縒りを戻すんはそう簡単やないって言うとった。
今は如何接したらええか分からん状態で…えー…、何やったかな。忘れた。
長ったらしく一回に纏めて話すもんやから言葉全部は覚えてへんけど、越前の言い分は一理あるって思ったんは確か。
結局好きな奴と付き合っても幸せなカップルとそうでない奴等が居る、っちゅーのが現実。

長い文章に対して手短に「お前は如何したいねん」て聞いた。
そしたらあいつ隣で寝だしよってそっから帰って来んかった。

> 一人ですっきりすんな。

結局俺は分からんままや。そうまでして何で付き合いたいって思うんか。
彼氏彼女なんて好きな奴を他に盗られんようにしたい、っちゅー束縛から来る唯の固有名詞。
それがあっても盗られる時は盗られるし、サヨナラの言葉一つで意図も簡単に終わる関係。
何で人は楽な方へ自動で転がられへんのやろ。

後なんか書く事あったっけ。
…あいつがアイス食いたい言うたから持って行ったのに、ついさっき食うたから要らんとか人間性疑うわ。
取り敢えず今度越前に会ったら土下座させようと思います、まる。
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72 :財前光(庭球王子)
2013/06/11(火)　02：02

宛先不明
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Sub：無題
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甘くほろ苦い感覚に酔い痴れる。
錯覚する。せやから俺は言い聞かせる。

> そんな甘いもんやない

悪友に言われた。何に怯えてんのか、誰かに好意を向けられるのが苦手なんちゃうかと。
…苦手や。嫌いやないけど、苦手。俺に好意を向けるその思考が俺には理解出来ん。何でよりによって俺やねん。
もっと視野広げれば自分の事もっと大事にしてくれる奴、この世界にはなんぼでも居る筈や。「好きや」言えば「愛してる」って返してくれる奴も探せばどっかに居るやろうに。
──愛してる、…な。俺には縁の無い話。縁はあってもそこには見えへん結界が張られてて、俺が手を出そうもんなら届く前に塵になる。

俺は卑怯な男やから、好きって言うてくれた相手にも平気で「彼女になりたいって気持ちは心の内に留めといて欲しい」なんて言えるんや。
その癖その歯痒い単語は訂正させへん、自分勝手で傍若無人。どうせ中途半端になるんやったら、好きか嫌いではっきりさせる。

オオカミ言われようが、これでも大分大人しくなったんやで。
好きって単語を多少なりとも受け入れるようになったし、それ言われただけで離れようなんて事もしてへん。
その温もりを一度でも知ってしもた俺は、もう後戻り出来んから。
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時々無性に、…愛されたいなんて莫迦な考えが頭を過る。

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