幻想の夢 - ⊂*本Ⅴ*⊃

>一段落後の夢幻館にて。

まぁ、あんまり一段落はしてないんだけど、いつまでも泣き言も言ってられないからね。
――だって、「わたしはここにいる」って約束したもの。へし折れたり、潰れたりなんかしてらんない。しゃんとして、胸張って、大丈夫だって姿勢見せてなきゃ、余計な不安与えちゃうかもだしね。
……うっし、ちょっと元気出てきた。

それじゃ、簡単にだけど、土曜日のお茶会のお礼を綴っていくことにするよ。

☆八九寺真宵
　まずは、主催お疲れ様！　色々と不安とか抱えてたみたいだけど、わたしが言ったことは嘘にはしないし、言葉を違える気もないから。大丈夫だよ、と重ねて言葉を紡ぎつつ。
　悪魔は嘘つかないんだよ。契約に重きを置く種族だからね。
　また不安になるようなことがあったら、いつでも頼って来てね。
 
☆千反田える
　――まさか、あのお茶会の中ではこんな結末になるだなんて思ってもみなかった。何があったのか、なんて聞かない。言えることなら本に綴ってるはずだから。どうして、とも聞かない。何聞いても、多分納得できないと思うんだ。
　ただ……今はただ、……悔しいよ……。
　――お疲れ様。またいつかどこかで、再会できるって信じてるよ。

☆ニャル子
　相変わらずなノリの邪神――、邪神飴が本当にあったりすることに驚かされたりしつつ。あの造詣の無駄な見事さが、流石の和菓子だなぁ、なんて感心したりしつつ。
　昨日も何かと危険な行動してたけど、ボーダーラインは割り込まなかったから、例のボイスデータはちゃんと破棄したから、そこは安心してね（にんまり（←））

☆園崎魅音
　最初は確か――、プリンセス・ハオ（←）いやごめん違うわざとって言うかちょっと行ってみたくなっただけで！（汗）
　ともかくシャーマンキングなんて珍しい作品だったことが、何よりも印象的。すぐにCCして魅音になってきたけど、「部活」って言葉のおかげで、場の混沌具合が増して、余計楽しい場になったなぁ、って思ってるよ。
　作品を知らないなりに、絡みやすい性格で話してて楽しかったな。また今度、ゆっくり話せると良いな、と思いつつ――。

☆阿良々木暦
　最後の最後に来てくれた人、――吸血鬼だっけ？　　あんまりゆっくり話してる時間がなかったのが残念……。あのツッコミの的確さ、鋭さ、色々と楽しかったんだけどねぇ……。
　邪神に捕まってえらいことになってたけど、それでも一応平気そうにしてたのは、邪神が凄いのか吸血鬼が凄いのか？
　あんなことは割と稀だと思うし、懲りずにまた機会があったら遊びに来てくれたらうれしいな。

……ふぅ、こんなとこかな。
平静装うつもりでも、やっぱり最後に向けることになるのかもしれない言葉――って思うと、色々と抑えきれないものはあったみたいだ。
でも、もう大丈夫。話すだけ話して、吐き出すだけ吐いて、すっきりした。もう大丈夫――。いつもの幻想の悪魔に戻れるよ。
それじゃあ――、わたしはいつでもここにいるから。
……またのご来店を。

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