名前なんてつけなくてもいい

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50 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/04/09(土)　13：29

兄さんが家にいない。慌しく出かけて行って今日で…何日だっけ。でもきっと感じてるより日は浅くて、心配する事なんか何も無い。何も無いはず。

今日何があったとか、兄弟がどうだとか、そういう世間話を言い合う相手がいつの間にか兄さんしかいなかった事に今更気づいた。俺は、自分から世界と縁を切った。

寂しい、いつ帰ってくるのって思いに混じって自信のなさと不安がぐるぐるする。帰ってきたら好きって言われたい、抱かれたい。

本人に言うわけにいかないからここに書いちゃえと思ったけど兄さんもこれ知ってるんだから意味無いんじゃないの、って今更気づいた。まあ、いいか。

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49 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/04/06(水)　00：22

今日は二度寝堪能してからパチンコに行って、負けた帰りにコンビニで買った桜餅をおやつに食った。ダラダラしてたら夜が来た。

昨日の夜、寝る時に兄さんはまだ帰ってなくて、起きたら寝た形跡はあるけどもういなかった。いつもは寝てても勝手に話しかけてたり触ったりするのにそれがないのがわかって、なんか変な気分。
昼もいない、夜になっても帰って来ない。
そのうち兄さんと最後に喋った時間から丸一日経って、今度は最後に僕が一方的に話しかけた時間から丸一日が経とうとして。

一緒に住んでるし、ケンカしたわけでもないのに一日話さないのは珍しい。だけど別に一日二日くらい気にしないでいたかった。帰ってくるのが当たり前だって思ってた方が信用してるんだって気がした。
結局それは出来なくて何回も窓の外を見たり玄関ウロウロしたり……帰ってきて、ってそればかり考えながら過ごした。

兄さんが居なくても時間は流れる、っていうのを体感してそりゃそうだなと思った。だけど隣に居なくても僕はやっぱり兄さんの事ばっか考えて生きてた。兄さんの帰りを待つ為に生きてた。生きる理由は兄さんだった。
それがちゃんとわかったのはいいなと思った。まあ、出来るだけ家に居てよとは思うんですけどね。

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48 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/04/04(月)　19：30

兄さんが早寝だったり俺が早寝だったり出かけたりして、何となく話せる量が少ない日があった。毎日一緒にいるし、そんなのあって当たり前っていうか。気にするような事じゃないのわかってる。寂しい？そんなわけない、あるわけない。あるわけないのに、……やっぱり寂しい、かも。って、思った。

兄さんがいなきゃ生きていけないわけじゃない。だけど兄さんがいなきゃ意味がない。生きる気力のない燃えないゴミに幸せんてもんを教えるからこうなるんですね、わかります。
まあ知っちゃったもんはしょうがないし。責任とって構って甘やかして幸せにしてもらうしかないよね。だから今日も隣で寝てよ、おにいさま。

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47 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/04/04(月)　00：44

おそ松兄さんが、好き。
今日は一緒に寝る。

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46 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/03/31(木)　23：11

手繋ぎたい。
触りたい触られたい。
キスしたい。
えっちもしたい。

くっついて、好きって溶けるまで言いまくって。
愛してるって言われてグズグズになりたい。

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45 :松／野／カ／ラ／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/03/30(水)　01：04

見慣れた天井をぼんやりと照らす電気。僅かに隙間の出来た布団の上で相変わらず範囲を守って規則的に並ぶ俺たちはこれ以外の距離のはかり方ってやつをきっと知らないのさ。
閉め切っていないカーテンの間から窓の向こうに浮かぶ月が見える。なあブラザー。お前の目にも映っているか？俺たちはいつだって同じものを見てきたはずだろう。だがいつからだろう、その見え方に差などないと思い込んでいたのは。俺たちは6人で1つなはずなのに、それでいてあくまでも個人だ。

俺が唯一兄と呼ぶ赤い背中は誰よりも兄であり長男であり、そして長男でしかなかった。自分を愛し過ぎず、過剰な自意識を持たず、かといって卑屈でもなければ笑ってばかりでやり過ごす事もしない、守られる事が多いわけでもないが守る一方でもなかった。我が家の長男は甘えたがりな兄、である。弟がいなくなったとき、兄でいる必要がなくなったとき、アイツは何になるんだろうか。

掌から零れいくものを必死にかき集めようとして、次第に諦めていく。苛立ち焦り余裕のなくなったアイツを止めてやれる唯一でありたい。アイツの隣は2番目である俺の場所だ。
兄も弟も、その肩書きがなくなったとして。例え共に暮さなくなったとして。それでも残るものがある。
お前は確かに、俺が全力で愛した愛しい人だ。

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44 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/03/28(月)　21：31

珍しくサンダルじゃなくて靴を履いて、パーカーの上には上着も羽織って、寝癖だらけの頭をぺたんこに直してから出かけた。マスクをつけて少し俯いて歩くと人通りの多い道でもすれ違う人はそんなに俺の事を見てない。いつもはゴミだから道にあると気になるけど今日は石ころくらいのレベルには身なり整えたからね。石ころが道にあっても誰も気にしないのと同じ。

わざわざ外で待ち合わせたデートは何だかやけに緊張して、兄さん相手なのに何でか敬語が出た。
カラオケも6人で行くと何とも思わないのに2人だと変な感じ。歌声がなんか…いいなと思ったり、かっこよかったり忙しい。一松にって前教えてくれた歌も歌われて恥ずかしかったしあんま顔見れない。

そんなデートをしてきたけど今日はいつも通りの何でもない日だから家でダラダラ。たまに来る猫と遊んで昼寝して、緊張のきの字もなかった。やっぱ家が一番。だけど。
だけど…それでも兄さんとだったら外もいいかとか。思っちゃうのがやっぱ、好き…ってことなんだろね。

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43 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/03/27(日)　02：23

今日はすごくあれだった。リア充っていうか。
待ち合わせしたりススススイーツ食べたり歌ったり飲んだり。あと買い物もした。寝る時布団もとなり。いつもと並びが違う。

幸せメーター振り切れてんだけど。兄さんも楽しいって思いながら寝てたら、いい…と思う。

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42 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/03/24(木)　01：17

うちのオニーチャンはずるい。
僕の頭が固くて融通利かなくて、そのせいで雁字搦めになって苦しくなったときすぐに手を引いてくれる。

俺はお前のお兄ちゃんで恋人だからお前が部屋の隅っこでこっそり泣いてるのは見たくないよね

だからお兄ちゃんに任せなさいって。大丈夫だよって抱きしめてくれる。いつの間にかボロボロ零れ始めた涙が安心したせいで止まらなくなる。鼻水ずるずるする。
目溶けるよって言われるけど泣きたくて泣いてるわけじゃないし。泣かせたのそっちでしょ。
こんなにかっこいいなんて聞いてないんだけど。どうしたらいいの。

話変わって昨日の昼。ホチキスに針を入れ直した。ぱたんって畳もうとしたら勢いよかったらしくてバチンって。指に刺さった。
コの字型の針を引き抜いたらとろーって血が出てきて、面倒くさいけど洗ってから絆創膏貼っておいた。とりあえずすぐ抜けてよかったけど。
血は止まったけど傷口の周りが痣出来たときみたいに鈍く痛い。ホチキス強い。

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41 :松／野／一／松(お／そ／松／さ／ん)
2016/03/21(月)　08：11

兄さんに言おうと思ってる事がある。まだ言ってない。明日覚えてたら言おうかな…まあいいか、って見送るといつの間にか言うの忘れてる。

昨日の夜中熱が上がったらしい風邪っぴきのあの人の熱が今夜は上がらないかどうか、ほんの少し心配…みたいなもんを、してる。早く治るといいんだけど。元気だって言ってるけど本調子じゃないんだから酒やめりゃいいのに。
昼にあんだけ寝られるのは疲れが体に残ってるからじゃないの。兄さんが治るまでこうして姑みたいな嫌味を言いづけることした。嫌ならさっさと治せばいいよ。

付き合う前の事を何となく思い出した。甘え過ぎたらダメって一歩引こうとするたびにいいからって手を引かれたり。僕はもっと冷めてた気がする。
あの頃から変わって、躊躇いなく抱きしめたり抱きしめられたりキスも出来る様になった。兄さんが隣にいるのが当たり前。
愛されてるって、思う事は悪くないけど…ちゃとその奇跡噛み締めて大事にしとこうと思った。

兄さん、いつも…あ、りがと。

追記。書いてるの朝なのに内容が変でアレって思ったけどそういや前半の文は夜中に書いててそのまま寝落ちたんだった。

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