七転び八起き戦線24時

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┗七転び八起き戦線24時

1 :ディート／リヒ・ベ／ルク(黒猫)
2016/08/25(木)　02：00

心の阿く壗に。

>使用C:気分次第
＃C崩壊諸々の恐れあり

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3 :マフ：ユ(白猫)
2016/10/05(水)　19：59

ふと春の蕾が愛おしくなる時があるの。
冬……私が齎せるのはあたたかな陽だまりでは無く、凍える息吹しか無いと言うのに。この掌の中で愛でたい、遠い日の螺旋を潜りたいと思う日が。気の遠くなる程昔の事で、私にはもう感覚しか思い起こせない。
でも私が炎の中に身を投げてしまえば、私の体も魂も蒸発してしまうでしょう。この世に何も残せるものは無いままに。それでも手を伸ばし、焼かれ、砕かれかけ、私は何度も蘇って来た。その都度、分厚い氷と雪原で覆いながら。
ロッカには怒られるのでしょうね、人への甘さと期待を捨てきれないあの子には。私達は冬の者、私達は凍えつかせる者、私達は淡雪のような者、そう何度口にしても自ら火の中へ飛び込んでいくあの子には。

今日はおかしな事を考える日、ね。

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2 :ディート／リヒ・ベ／ルク(黒猫)
2016/08/25(木)　02：19

久方振りに筆を取る。こうして記録を残すのは何時振りであろうか？私の記憶に留めて居た幾人かの者も空に散ったか或いはこの空の下生きているかどちらなのか……それすら不明な程には筆を取っていない。そもそも過去を省みる様なたおやかな、いや淑やかとも言える時間がここの所の私には無かった。機械の翼を翻しては塵とする日々が以前続いている。戦歴に関しては誇らしい……と累計では言えよう。だがスポットで鑑みた時に之は私の功績ぞ、貴君らも見習いたまえよと胸を張って言えるかと問われれば言葉を濁すしかない。元帥等という立場に置かれても、常勝無敗と言う訳にはいかぬ。
話は逸れてしまったが折角過去を振り返る時間もある、遠い日の箱を開けてみようと思う。
大した事は無いの一言で今思えば済まされる。全ての事は時が経てば総じて大した事ではない、と思える様になったのは私が成長したのかそれとも昔程の情熱が無くなったせいなのか。在りし日の私は復讐に奔走した日もあるしまたある時は侵略に躍起になっていたことも、政略から逃げ回って居た事もあった。こう書くと私が卑劣な人間であると自己紹介しているようなものだが、まぁ歳を重ねるに連れ奸計が上手くなったと言われればやはり、うんと頷くしか無い。純粋から元々程遠い私だが、歳月はより一層純然たるものから私を遠ざけて居る。ああそうか、あの日奔走した事すら私にどうでもいい事、と認識させる事柄になってしまったのだ。そういう落胆では無いが、客観的に見れるようになったのは良しとすべきなのだろう。
ダラダラと切り口の無い語りのこの記は気紛れに、心を慰むる時に使おうと思う。いや、暇を慰むるといえば正しいか。
本日は休戦。撃ち落とした燕も雀も無し。
明日の風は分からないが、幾分普段よりは落ち着いた日が過ごせそうな兆しがある。
以上。

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