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スレ一覧
119.龍兎相和
 ┗173-174

173 :丹恒(崩壊:スターレイル)
2024/10/23(水) 14:36


穹が熱心に面倒を見ていたルカの試合が全て終わった。最後の戦いは俺と三月も観客席から観戦させて貰ったが、実にいい試合だったな。
羅浮とベロブルグの星交復興の件は、密かに景元将軍から耳にし、俺と三月も一度事前調査に向かったので知ってはいたが……こうして公になり、正式なものになると実感が沸く。喜ばしいことだ。

無事に演武典礼も終わり、出逢った者たちと別れ、久しぶりにヴェルトさん、姫子さんらと再会し、再び列車に戻る運びとなる。
今回は随分と長く羅浮で暮らしたような気がする。…三月とも、穹とも、色んな場所へ行った。…様々なことがあったし、この想いは一言では語れないが…やはり俺は、羅浮が好きだ。



三月たっての願いを叶えるべく、羅浮を発つ直前に少し時間を作り、二人で幽囚獄へと向かった。三月を連れて行くのは気が重かったが、それでも、と譲らないので仕方がなく──そう書くと語弊があるか。
三月。これでも俺は、お前が俺の全てを知りたいと言ってくれたことを本当に嬉しく思っているんだ。俺の背負う、逃れられない過去や罪、それらにお前を関わらせる事に対して、俺は消極的だった。なるべく遠ざけたいとさえ思っていた。……だが、お前はきっとそれを良しとしないのだろう。あんなに深くて暗い監獄を見ても尚、ここから俺を助け出すと豪語する、少し無謀な勇者。それが俺の愛した、三月なのかというナナシビトなのだと…今更思い知ったんだ。

お前は俺の愛しい花で、いつも陽の光を浴びていて欲しくて…影を落とすものは俺が振り払い、守り抜いて行くものだと思っていた。今もそれは変わらない。
だが、お前はきっと光のない海の底でも、雨の止まぬ大地でも、俺の為に咲いてくれる。
俺にとっての三月がそうであるように、三月にとっての俺も、お前の力になっているのだと知れた。それだけでも、共にあの場所へ赴いた価値は充分過ぎるほどにあった。

……ありがとう、三月。
俺はもう閉じ込められたりしない。そうなる前に、何としても逃げ出して…お前のもとに帰ろう。例え、世界を敵に回しても。俺の居場所は、お前の隣だ。

沢山丹恒と話したり、色んなことが盛り沢山だったよね。ウチにとっても忘れられない思い出が沢山出来たよ。ウチの居場所も丹恒の隣だよ。ウチは星穹列車のナナシビトで勇者、それから丹恒のお嫁さん♡の三月なのかだもん。ずっと大事にしてね!ウチも丹恒のこと目一杯幸せにしてあげる!だーいすき!


Dan Heng


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174 :三月なのか(崩壊:スターレイル)
2024/10/23(水) 23:54



今日は丹恒と幽囚獄に行ってきたんだ。これはウチが行ってみたいってお願いしてて、…なんとなく丹恒のこともっと知りたいと思って、一人でも行こうかなって思ってたんだけど丹恒も着いて来てくれた。行く前に何回か、本当に行くのかって言われたけど、知りたいから頷いた。

幽囚獄は想像してたよりずっと、寂しい場所だった。開拓の旅で牢獄に入れられたこととかあるけど、そこの牢獄はまだマシだったのかもって思うくらいにすごく寒くて、暗くて寂しい場所だった。そこに行って何か変わるとか思ってなかったし、でも丹恒がどんな場所にいたのか穹が知っててウチが知らないのはちょっと悔しい気もして。丹恒はずっと落ち込んでるみたいでやっぱり嫌だったかなって思ってたら、そうじゃなくてウチには似合わない場所だからって言われた。似合わなくても見たかったのはウチだし、見に行って良かったなって思ったもん。丹恒のこといっぱい幸せにしたいって思ったし、外の世界に出られて良かったなって。

ねえ、丹恒。連れて行ってくれてありがとう。楽しい場所じゃなかったけど、もしも、もしね?またあんな場所に閉じ込められたらウチが絶対に助けに行くから!丹恒がウチに言ってくれたみたいに、ひとりじゃないよ!って伝えて抱き締めるんだ。だってウチは星穹列車の勇者だもん、丹恒のことだって助けてあげるんだから!
なのも行って来たんだな、お疲れ様。もしまたそんなことがあったら勿論俺も行くから、必ず呼んでくれ。なのが閉じ込められても俺と丹恒が行くし、俺が閉じ込められたら二人が来てくれるって信じてる!



部屋に戻ってから相当眠そうな丹恒がいて、いつもよりふわふわしてて可愛かったんだ。これもウチだけが知ってる特別な顔。まだ早過ぎて寂しいなんていうのが愛おしくて、ウチも寂しくなっちゃうけど…明日もまた会えるし、明後日も明々後日もその先もずーっと一緒だから。

大好きだよ、丹恒。
次の開拓も楽しみだね!

いつ自分が寝たかも覚えていない…。ほとんど寝言のような譫言をずっとお前に言っていた気がするが、可愛いは…余計だ。目が覚めて、お前の寝顔、それから置き手紙、この手記と、あちこちに痕跡を見付けられるのが嬉しい。いつもありがとう、三月。今日の跳躍の行先も楽しみだ。


March 7th


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