スレ一覧
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119.龍兎相和
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54 :
丹/恒(H/S/R)
2024/08/01(木) 09:59
演武典礼の招待を受け、星穹列車を代表して、穹、そして俺と三月の三人で再び仙舟・羅浮に訪れる事となった。三月が浮かれるのはどの開拓の旅の時も同じだが、案の定初日からその夢を打ち砕かれて項垂れていて……これもどの旅でも同じか。(流石にそろそろ学んだだろう)
いつでもやっぱり楽しい方がいいじゃん、ウチは諦めないよ!
再会も新たな出会いもあったが、初日から何かと慌ただしい一日だったな。…さて、星穹列車の(自称)剣首・三月なのかは短期間で如何ほど成長するのか、楽しみだな。彦卿には遠慮するなと言ったが、あれはお前の力を見込んでこそだ。ただ、あまり無茶はするなよ。
ウチってば天才みたいで飲み込みが早いんだって、思えば弓も自然に扱えたしもしかしてウチってすごいのかな!無茶はしないから大丈夫だよ、ウチを信じて!
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俺の膝に甘えながら、「思い出が増えて嬉しい」と語る三月の髪や肌を猫可愛がる。一日の終わりの僅かなその時間は、煩雑とした思惑や憂いの全てから解放されるようで、心地好い。
旅が何処へ向かうとしても、そうして得た経験と積もる過去がお前の糧となり、かけがえのない記憶となる事を願って止まない。最後は俺の名を呼び、好き、すき、と繰り返しながら眠って行く三月を抱いて、俺も眠った。
心泰く、身寧きは是れ帰する処。
俺にとってそれは列車であり、お前の隣だ。お前にとっての俺も、そうであれば良い。
ウチが帰るのも丹恒のところだよ、だから安心してね。
だいすき!
Dan Heng
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55 :
丹/恒(H/S/R)
2024/08/02(金) 01:24
日記に降らせる花をもっと三月らしく出来ないかと思い改良した。随分とそれらしくなったと思う。矢張り大きい方が可愛らしいな。
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剣の修行を終え、疲れ果てて帰って来た三月はいつも以上に甘えん坊だった。そんな三月の為にと、白露直伝のマッサージを施してやったところ……それはもう不満げにべそをかかれてしまった。あれでも加減したんだが……すまない。
今日は本当に色んな話をしたな、書き留めきれないほど。決闘の話、ミルクティーは三月の奢り、伴侶という呼び名の話……俺は本来、お喋りは得意でも好きでも無いはずなんだが、三月といると話題が尽きなくて困る。本当に、お前のせいで随分と変わってしまった。
その後は三月を浴室まで抱いて運んだものの、離れ難いあまりにその場で何度も口付けて、また眠れなくなってしまうと笑い合って。こんな夜を、俺たちはあと何度過ごせるのだろう。……本当に、幸せだ。
三月が戻るまで起きていたかったが、眠気が限界なので筆を置く。まあ、書いた時点で驚かせられるだろう。…先に夢路で待っている。
全然油断してた!!
書いてくれて嬉しいけどね。
おやすみ、丹恒。
夢の世界まで追いかけて行くから待ってて!
Dan Heng
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56 :
三/月/な/の/か(H/S/R)
2024/08/02(金) 02:00
どっちにしようかなって悩んだけどそういえばウチで暫く日記書いてないなって思ったから日記にしたよ!
起きたら丹恒びっくりするかな?
そういえば丹恒が表紙の降ってるお花をアップデートしてくれたんだ、どう?
ウチの花、可愛くなったよね!
▽
今のウチは修業の真っ只中。
二人の師匠に弟子入りして剣を磨いているとこなんだ。
今日は初めての修行の日で、雲璃師匠から貰った新しい服も、彦卿師匠が準備してくれた双剣もどっちもすごく嬉しかったんだ。
でも今日は不夜侯に行ったらすっごく感じの悪いカンパニーの人がいて、15日後に対決することになったんだけど丹恒にそれを報告したら「駄目だ」なんてすぐに言われて、理由を説明したら納得してくれたけど心配されちゃった。
丹恒に心配されないくらい強くならなきゃって思うけど心配されないのはそれはそれで寂しい気もするんだよね。
例えお前がこの世界で最も優れた剣士になったとしても、それはそれで別の心配をするだろう。…だから大丈夫だ。
▽
ウチは星穹列車の勇者で美少女で、今回は剣首とかまた色んな呼び方が増えたけど丹恒の伴侶って肩書きが一番好き!って言ったら喜んでたからそれも書いておこう。
大事な記録、これもウチの過去になっていくんだよね。
あ、あと丹恒がウチを癒すためにマッサージを覚えてきたんだけどこれがものすごく痛くて…!
でも身体は痛くないからこれぞまさに良薬口に苦しみたいな。
明日も修行が終わったら甘え倒すから覚悟しててね!
…なんて日記を書きにきたら丹恒が先に書いてる!?
もーーーー!!
このまま載せてあっちにも書き込んじゃう!
驚いてくれたようで何よりだ。結局、いつものように膝に乗せ、良く撫で、名を呼び、口付けを贈るのが一番お前の癒しになるのかもしれないな。しかしそれでは心が解れても身体の疲れは取れないので、やはり耐えて貰うのが一番なんだが…
March 7th
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69 :三/月/な/の/か(H/S/R)
2024/08/12(月) 01:30
今日はいよいよスコートとの決闘の日!
丹恒が昼間、ウチの為に御守りをくれたんだ。
酢漿草結って言うんだって、見た目も可愛くて一目で気に入っちゃった。
決闘も観にきてね!って約束して、いよいよ迎えた本番。
結果はね、ウチの大勝利!
女傑三月さまの伝説がここから始まるのだった──なんて。
でもスコートはやっぱり卑怯で袋叩きにされそうになったところを丹恒が格好良く敵を倒してくれて。
スコートがそそくさ逃げるのを見送ったんだ。
穹と丹恒から目一杯褒められてウチは超ご機嫌!
褒められて伸びるタイプだからしっかり褒めて欲しい!
▽
部屋に戻ると怪我をしてないか聞かれて、大丈夫だよって答えた。
ウチが怪我をしたら丹恒はオロオロしちゃいそうだし。
そういえば前に顔に傷ができたときすごくしょんぼりしてたっけ、可愛かったのを思い出しちゃった。
本番もあるし明日からも鍛錬頑張らなきゃ!
……そういえば丹恒、いつ幽囚獄に行くんだっけ。
日程聞くの忘れてる気がするけど泊まらない…よね?
泊まれるのかな。
………牢の中…??
おろおろはしない、場合によっては報復が選択肢に入るだけだ。…詳しい日程は未だ決まっていない。分かり次第ちゃんと伝えるし、穹も一緒だから大丈夫だ。証言をするだけなのに外泊も何も無いだろう……変なことを考えるな。安心して、お前は自分のやるべきことだけを考えていれば良い。
…今日はよくやった。頑張ったな、三月。
March 7th
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