スレ一覧
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119.龍兎相和
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70 :
丹/恒(H/S/R)
2024/08/13(火) 10:19
三月の居ないベッドの中で、その残り香と温もりを抱き締めて微睡んでいたら…如何しようもないほど恋しくなってしまった。昨日は疲れ果てて二人揃って直ぐに眠って仕舞ったからだろうか、寝際のあの時間が足りないだけでこうも渇きを覚えるとは。
こんなに一緒にいるのにね?
ウチも恋しいよ。
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……夢を見ていた。
何時も見る過去の記憶ではなく、不思議な夢だ。
「俺」が三月をその腕に抱き寄せるのを、何故か俯瞰視点で見下ろしていた。自分なのに自分でないような気がして、思わず俺の三月に触れるな、と…口に出してしまった。
半歩先を歩く俺と、着いていく三月が、羅浮の街を歩く。二人がどんな話をしているかは分からない。俺はただ、それを幻戯でも観ているかのように、眺めていることしか出来ない。気が付けば、彼らは丹鼎司を訪れていた。
今夜眠れば、続きが見られるだろうか。
以前、ピノコ二ーの夢境ショップで三月と同じ夢を見て楽しんだ事がある。あれは完全に別世界のものだったが、今回はそれとは全く違う。先日、俺が所用で不在のうちに三月は手作りの灯籠を用意して穹と七夕節の風習を楽しんだそうだが…その時の祈りが何処かに届いたのだろうか。
……考えても分からないが、確かな事もある。
今の俺はどんな夢を見ても、安心して瞼を閉じられる。
お前が傍に居てくれる限り。
悪夢を見たらウチが追い払ってあげる!えいっ!
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# 問わず語り
星穹列車へようこそ。
この世界は兎に角身を守ることが最優先、且つ最重要事項だ。序盤なら三月のバリアでなんとか頑張るしかないかもしれないな…兎も角踏み出してくれた心意気に感謝を。楽しんで貰えれば幸いだ、がんばってくれ。
新しい開拓者だ、ようこそ!無理せず頑張って欲しいな。
Dan Heng
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157 :
丹恒(崩壊:スターレイル)
2024/10/16(水) 19:00
三月に無理矢理野菜を食べさせる夢を見た。
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氷から目覚めた少女は、自らの名を三月なのかと決め、直ぐに俺たちとコミュニケーションを取れるようになった。
一切の記憶が無いことにどう対処したものかと身構えていたが、当人は目覚めて直ぐこそぼんやりしていたものの、状況を理解すると至って前向きに、自身の運命を受け入れていた。…いるように見えた。
俺と同じだと、思った。
ただ、三月の過去は綺麗さっぱり消えたのに対し、俺の過去は捨てようにも捨てられなかったが…。
三月は好奇心旺盛で、物怖じせずに与えられた食事を食べはするものの、好き嫌いが多く難儀したものだ。次第に味の予想が付いたり好みが分かって来ると食わず嫌いもし始めて…それで何度か、強引に食べさせたことがあったか。
夢に見た光景はその時のものだろうか。だが、微妙に記憶とは食い違っている。…一般的に、人々が睡眠中に見る夢は記憶の整理と言われている。蓄積した記憶に加え、思考や雑念が入り交じり、一度限りの形になるのだと。
俺の見る夢はいつも「過去」だった。それは紛れもない、記憶そのものの再生でしかない。…なのに。
こんな「普通の夢」を見るのは、初めてだ。
よりによって、こんな内容が初めての夢になるとはな。
だが、悪くない。それはもう、物凄く嫌そうな顔で文句を言いながら抵抗している三月の顔をはっきりと覚えているし、きっと忘れない。
三月。俺はお前の笑顔を心底愛しているが、実はそれ以外の表情も好きなんだ。
食べさせるなら美味しいのにして!野菜はあんまり好きじゃないもん。でも丹恒が悪夢を見ないなら良かったのかも。毎日ウチの夢を見て!ねえ、丹恒。ウチも丹恒の色んな顔が好きだよ、だからこれからも色んな表情を見せてね!だーいすき!
Dan Heng
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