# 詰めが甘いよ

↑タイトルが既に腹立たしい。

先輩はやっぱり可愛い。自分が優位に立っていたかと思えば、俺に急に甘くなっちまってひっくり返されてる。すぐに先輩は「うるさい」って言うから分かりやすいったらねえ。昨日の昼間はあんなに俺を砂糖漬けにして愉しんでたってのにさ。寝る前はかなり下半身がやべーことになってたんじゃね？
誰かさんのせいでな。

昨日やられた分の仕返しは出来たと思ってる…多分。正直俺の気持ちを考えたらまだまだ足りねえくらいだけど、普段から先輩は俺に溺れて息もできないくらいだろうし、丁度いいのかもな。
いつだってシてえけど、今日はマジでシたくて堪んねえよ。ね、先輩？
そう思うのならさっさとベッドを片すのを手伝え。

# 俺のスイッチ

「赤也のスイッチがわからん、地雷原に埋まる地雷のレベルで分からなさすぎてときどき踏み抜いて発情される」
って柳先輩が仁王先輩に言ってたらしいけど、俺にも分かんねぇってのが感想。
いやマジ、マジで！俺が先輩を可愛いって思った時が発情タイミングみてーな？
…つーかさ。恋人なら何だって可愛く見えねえ？俺だけかよ、そう思ってんの。←お前なら何だって可愛いのは頷ける。←先輩も可愛いよ。
ってことなんで、これからもお互い分からねー地雷原でダンスして楽しんでいきましょ、先輩！←ホップステップで踊っていそうな勢いだな。←俺がリードしてあげっから！

正直な話、今は煽るだけ煽っても、先輩からの仕返しがないって分かってるんで～、それでやりたい放題できるっていう自信があるからで？今度どうなるかは俺ら次第っスかねぇ。←俺ら次第というよりはお前次第だぞ。さっさと他の部屋を片せるかはお前による。今日の昼間のような仕返しが欲しいのなら別だが。
それで更に仕返しさせられちまって可愛いね、柳先輩。

そういえばスイッチの話はここでもしてた！
>>20

> 仁王先輩へ
俺もコップとかマグカップで飲み物飲むと偶に口の端から零れちまうんスけど！
俺の場合は口を小さく開けちまってる上にマグカップ傾けすぎな気がしてます。

仁王先輩って口小さそうなイメージあったから、そーゆーことなんじゃ…？！

# 世界は狭いなぁ

もしかして？って思ってたことが実は現実だったことってねえ？
今日まさにそんなことがあったんだよ。確信に変わった瞬間ウケちまったけど。

何の話してるかわかんねーだろうけど、これは俺と先輩のヒミツ。
やっぱ先輩は俺の事、大好きっスよね！

好きなことは否定しない。
前から変わり者だと思っていたが、赤也は本当に変わり者だと思う。

先輩が俺を変わり者って言う理由は分かったけど、好きなんだからお互い惹かれ合うのは当然っしょ？
俺はこれから何があっても「好きだからなぁ」で終わる。それ以上はあるかもだけど、それ以下はねーっスよ。

# 月がでっけー！

今日は“スーパームーン”だかなんだかだってクラスで話題になってた。一番でっかく見える月ってこと？
先輩とは今日も飯関連の話をしてた。話してるだけであれもこれも食いたくなっちまう。今までそんなあれこれ食いてえ！って思うことなかったけど、先輩のせいで食欲がそそられちまってるかも。
帰ったら夕飯があるってのに、コンビニで飯買っちまった。だって腹減ってるし美味そうだったんだよ。その分明日の自分がカロリー消費してくれるだろうし大丈夫だろ！

昼は曇ってたから夜は月見れるか心配してたけど、晴れたくれたっぽい。今日の夜はいつもより明るく感じる。
先輩もあの月、見上げてる？すげー綺麗っスね、なんてベタな事を言ってみる。

そういえば今夜の月は確かに丸くて綺麗だったな。赤也と同じ月を見ていたと思えばあの満月も特別に感じる。
お前は知らないかもしれないが、月は前からずっと綺麗だったぞ。…なんて、これからもこうして同じ月を眺めていたいものだ。

先輩とは月見アイス会もした仲っスもんね！
クレーター？の部分も良く見えて、明るいんだな～ってのがよく分かりました。やっぱ同じものを“共有”できるって幸せだし嬉しいもんだなぁ。
へへっ！これからもずっと一緒にいましょーね。

# 50回記念

なんかゲラの妖精が乗っ取ってたっぽいけど…まぁいいや。←嫌な妖精もいたものだな。
昨日はうつらうつらしてて日記書けなかったし、「乱入していいからね！」って言った矢先に来てくれててすげー嬉しい。ありがとね、柳先輩！

気が付いたらもう50番まで書き込みがされてる事に驚いてる。こんなに続くなんて俺もびっくりしててさ。今まで三日坊主ばっかだった俺が、ここも交換日記も（のちへんも増えてきたけど）途切れず続けられてんのは、先輩への想いが俺の中でずっと増え続けてるからだと思う。こんな気持ちは初めてだ。
最初は先輩へ向けた想いをぶち撒けるのに作った場所だけど、気が付いたら先輩との交流の場のひとつになっちまった。
先輩は俺より言葉を重んじてて、何を考えるにも、伝えるのにも、言葉を大事にしてくれる。何をするにも思ったことはきちんと伝えてくれる素敵な恋人だ。
再三言ってるけど、俺はそんな先輩の言葉が大好きで、ずっとずっと浸かっていたくなる。それくらい綺麗で透き通ってて、心地が良いんだ。そんな言葉たちが俺にだけに届けられるってことが、どんなご馳走を出されるよりも嬉しいし、俺は贅沢者だなっていつも思ってる。

この三連休は先輩とゆっくり過ごせた、と思う。本当はセックスの続きもしたかったけど、俺の野暮用がちょっと多くて身体がもっとあれば！足りねえ！！って思った。←体も心も一つだけで良いだろう。
でも朝と夜のちゅーはできたし、ゆっくり触れ合ったり、時には激しいちゅーもされたり、駆け引きもしたり。触れ合うだけじゃなくて、どんな言葉を交わすだけでも、先輩となら何でも楽しくて幸せだなぁって思った。それだけじゃなくてもっと先輩を知れて、まだまだ先輩に対しての欲は尽きない。多分この先もずっと。

先輩と付き合うことになってあと少しで二ヶ月だけれど、時に緩やかで、時に激しく、先輩のお陰で色んな感情に苛まれる。悪い意味じゃなくて、俺の心は先輩に握られてんだなーって強く思ってる。
俺も同じっスか？先輩の心、握れてる？アンタの心に巣食う悪魔になりたい、なんて言ったら、笑いながら「もう食い尽くされてるよ」なんて言いそう。←分かっているじゃないか。
やっぱ俺は、アンタが好き。愛してる。この想いだけは潰えることなく、寧ろもっと膨れ続けそう。

とんでもない砂糖の塊が投下されていて二度見した。
赤也は人の心を握るどころか鷲掴みにして振り回すのでまだ暫く落ち着きそうにない。勿論、悪い意味ではなく。
これからも俺たちなりのペースで仲を深め合っていきたい。

# 乗っ取り

赤也が良いと言っていたので1ページだけ場所を借りる。近頃は以前に比べてあまりここの更新が見られなくなったから、多少茶々を入れるくらいなら問題ないだろう。
その赤也だが、俺が貞治と出かけるたびに一生懸命威嚇をするので大変愛らしい。
勿論わざと妬かせるようなことはないのだが、正直に用事を話したときに貞治の名前が出ると本当に嫌そうにする。

昨日は俺が貞治と会うために家を出ていく時間まで赤也が不在にしていて、俺が貞治と合流した頃に
「先輩、もう乾んとこ行っちまった？」
なんて声をかけてきていたようで、とりあえず気付いたタイミングで食事の写真だけ送ってやると
「写真だけぶん投げてく柳先輩、マジ鬼」
と文句を言っていた。鬼で結構。

その後も元気に妬き続けていたようで
「乾と食う肉は美味いっスかね……！？」
なんて言い出すものだから笑ってしまった。本人としては笑いごとではないのだろうが、一生懸命に妬いているなと微笑ましくなってしまう。

ただ貞治について何やら勘違いをしていたようで、貞治にも恋人がいるのだと話すと
「え、乾も恋人いんの！？な、なんだぁ～…、ふーん、ま、いっか」
と話していたところも含めて愛おしいと思った。まったく、何の心配をしていたんだか……俺が赤也一筋だと理解しきっていないようだな。これは赤也に教え込む必要がありそうだ。
また、今回この件では帰宅後約束通りに赤也を可愛がっていたので多少は気持ちも落ち着いたはず。この時の赤也の発言も大変愛らしかったんだがそこは割愛する。

以上、記念すべき50ページ目がどんな内容になるのか楽しみにしているぞ。

# キス

行ってきますとただいまのキスをしたいって話をしてたのに、お互い話すのが好きすぎて雑談に歯止めが効かずに話し込んじまってて…二日続いたかも怪しい。
仁王先輩が「おはようのキスはしちょる」って言ってたから、よーしそれなら！って今日は実践してみたら、そりゃあもう朝からずっと甘ったるい雰囲気で過ごしてた。
寝る前にも絶対キスしてやろーって思ってたから、先輩を抱き締めてキスしてやった。
いい夢見れそ。おやすみ、先輩。愛してるよ。
昨日は朝も晩もキスをするからそういう気分なだけかと思っていたら意図的だったことがここと今朝のキスで漸く分かった。

# ふたりの休暇

朝からずっと先輩とちゅーしたり触れ合ったりしてゆっくり過ごしてる。この時間がしあわせで、溶けちまいそう。溶けてドロドロになっても愛してくれるって先輩は言ってたから、安心してこの身を委ねようと思う。
「俺、ホントに溶けちまうよ」と言うのでOKを出したら「ドロドロになっちまったら抱き締められねーかもしんないのにいいんだ」などと言い出すので蝋のように溶ける予定なのか……と思いながら俺はアイスを食べていた。赤也は寝た。
ドロドロになって寝ちまいました～！へへっ！どんな姿になってもきっとアンタなら愛してくれるもんね。安心して隣に居させて貰いますんで！

仁王先輩と柳生先輩も幸せそうな休みの日を過ごしててよかった。


# 一ヶ月記念日

先輩に言われて、この日記を書き始めてから一ヶ月経っていた事に気が付いた俺。
あの時は、先輩との交換日記が始まる前で…妙に浮ついた気持ちでこの日記を始めた気がする。軽い気持ちだったのにこんなに続くと思ってなかったな～。紙とかアプリの日記は長続きしたことなくって、ちょっと驚いてる。案外ハマってんのかも！
先輩のお陰で日記の楽しさもしれたし、お互いのことも知れるしウィンウィンだな～。
交換日記にしても何にしても三日坊主で終わると思っていたんだが、案外続くのだな。嬉しい限りだ。
これからも日記や日常の会話を通して、お前のことを教えてくれ。