日記一覧
┗--甘美に蕩ける--(31-40/49)
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40 :
不二周助
2015/10/08(木) 16:46:28
心地よい秋風、時々身を震わせるけど、陽の暖かさでぽかぽか。
公園の入り口の低めのポールに腰掛けて、少し背を丸めて足下に視線を落とす。
茶と白の斑のある野良の猫が、コンクリートに身体を擦り付けて背を掻いているのを眺める秋の夕暮れ。
可愛らしい君はこのあと、どこに行くんだい?
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39 :
不二周助
2015/06/17(水) 01:27:09
彼と出会った季節が、もう何度目かに廻って来た。
あの時、雨が降っていたのか晴れていたのかは、もう覚えていないけれど。ただ、夜も明けようかという其の時間、出向いた先に彼は居たんだ。
彼は、とても可愛かったよ。
僕より数十センチも高い位置にある彼の面を見上げる事は、とても楽しかったんだ。…愛しくすら、思ったんだ。
たった二回、顔を合わせたくらいで。単純なものだった。
あまりにも思い出に浸っていては、何も始まらない。
とはいえ、何処かに歩きに出ようにも、中々捗らない毎日の予定。気怠いどんよりと沈んだ雲の色。
あ、そうだ。
花火がしたい。
そう、彼の時も、こんな空を眺めてこう感じたんだ。
結局彼の影がまだまだ視界の端に見えた侭。
今年も、コンビニで1セット購入しちゃうんだ、きっと。
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38 :
不二周助
2015/04/16(木) 06:02:42
>4月2日の話
>なーんなーん
窓からそっと下を覗きこんでみたら、我が物顔でこちらの明かりと物音につられて見上げてきた野良猫。
以前見たヒマラヤンの子とは違った。聞くところによるとあれは越前の猫だったらしい。
今夜お出でになったのは、三毛猫。
数分おきにけたたましく鳴くものだから姉さんが吃驚するって何度か窓を開けていたみたいで、その度にガサッと音を立てて身を隠していた。
夜中になっても時折、少し遠くなった鳴き声が聞こえた。
いいね、野良猫クン。
君は今夜、どんな寝床に帰るんだい?
彼女の待つ温い毛布の上だろうか?
冷たく冷えてしまったコンクリートの駐車場?
蜘蛛の巣が覆うどこかの家の軒下?
時折響いた鳴き声が、急に恋しくなって慌てて窓を開けた。
同時に震えた携帯のバイブが響いて低い振動音。
このタイミングだなんて、君は…とことん、腹が立つな。
#寂しがっているかと思ってな。
本当に、腹が立つ。
君には、どうしてもこの気持ちを拭えない。なのに、バカじゃないの。相変わらず、優しい男。
有難う、手塚。
#あの日の君へ。
梅雨が始まって間もないころ、何処かの街の何処かの少し温かみのあった彼の部屋で声を掛けたのは、僕の方でした。
もう、何年前のことだろう。僕もそこは曖昧になってしまったんだけれど。
君の口から吐きだされる紫煙が、何故だか今でもまだ記憶の中に鮮明に浮かんでしまう。
直接顔を合わせたのはたった二度きり、だけどね。
ごめんね。僕は、ずっと、君が、好きだよ。
過去形にできなくて、ごめんね。
君にこんなこと伝えていないから、君にそんなそぶりは見せてやらなかったから、きっと知らないでいてくれる筈だけど。
だって僕も、君を好きだと認められたのは、君と会わなくなってどれくらい経ってからかわからないくらい後だもの。
面倒だなあって自分でも思うけど。
でもね、考えてみたらきっと、初めて会ったあの時に、好きになってたよ。
君があんな顔で笑うから。似合わない冗談なんかを言うものだから。
僕は、あの顔が大好きだよ。
君は、幸せですか。楽しく過ごせてますか。
だったら、いいな。そうであってほしい。
きっと今年も、一人で花火を買ってしまうと思うけど、それは許してよね。
今年も、誕生日、おめでとうでした。
亜久津。君の一年が、幸せであります様に。
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37 :
不二周助
2015/02/15(日) 02:12:43
#特別な日
学校へ行く前にコンビニへ。
レジの前には、当日迄の鮮やかな箱やリボンで装飾されたチョコレート。
今朝、朝食の席で母さんと姉さんから一箱ずつもらって、机の上に並べてきたことを思い出す。
目星は調達しそびれていた消しゴムとシャープペンの芯。
手早くかき集めてレジに並ぶ途中に頭上から聞こえてくるアイドルグループの有名なバレンタインソング。
否応なしに記憶にある可愛らしい歌詞や声に、自然と笑みも濃くなっていた気がする。
下駄箱には向かわず直接部室へ足を向けてみれば、大石と手塚が先に着替えを終えていた。
大石は竜崎先生に言伝があるとかで校舎へ走って行ったんだけど、残った手塚がロッカーに似合わない程可愛らしい紙袋を入れていた。
びっくりして思わず凝視。
…に、気がついたらしくて「母からだ」って一言。びっくりした。
一瞬忘れてたそんなイベントをまた思い返して、思わずあの曲が口をついていた。
放課後また部活に行った時、手塚から
#お前の所為で一日中あの曲が頭から離れなかった。
って言われた。ふはっ、ごめんね!
妙にツボってしまってまた隣で鼻歌を歌っていたら、睨まれちゃったよ。
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36 :
不二周助
2015/02/07(土) 04:47:49
おはようには早すぎて、おやすみには遅すぎる。
けれど此の時間の空気が好き。
一番は、朝日がそっと覗いて白む空の空気。
ぼうっと眺めてコンビニに行ったり、そんなどうでもない時間が心地いい。
そっと眺めていたものが、見当たらなくなると、自分が迷子になったのかな、なんて少し焦ってしまう。
馴染みの道でも関係なくて、あれっと探して辺りを見渡す。
正しい道を見つけても、進んでみると行き止まりになってしまうのが、やっぱり寂しいね。
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35 :
不二周助
2015/01/26(月) 04:11:05
#セックスしよっか。
掌からの体温が腹の上や背を撫でるあの感覚が、堪らなくエロいと感じる。
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34 :
不二周助
2015/01/03(土) 02:53:58
寒いのは得意。
新年、あけましておめでとう御座います。
正月早々の積雪で、家に戻ってる裕太が目をきらきらさせてた。
確か、前にこれ程積もったのは、僕等が小学生の頃だったかな…あの頃は、ふたりで一緒に雪だるまも作ったし、雪玉を投げ合って遊んだことを覚えている。
元々ウィンタースポーツをしに家族で出掛けることも多かったから、積雪自体が珍しいと思うわけではないんだけれど、でも、何ともなかった見慣れた家の庭に、しんしんと雪が降り積もる光景ってとっても幻想的。
興味ないフリをしていても、僕にはわかっちゃうんだから。
>うわ、此れなら少し遊べそう。
>ねえ裕太。ニンジンと鈴だったら、どっちがいい?
#ハア?…鈴、?(って何)
>オーケー!鈴にしよう!
2時間後、我が家の玄関には真っ白なずんぐりしたロボット顔の雪だるまが出来上がりました。
#鈴がコイツなら、人参って?普通のやつ?
>あれだよ、(両手ばっ)
#……?
>ぎゅーって抱きしめて!
#…、ばーか。
姉兄弟三人で雪だるまの側で写真も撮ったし…ふふっ
楽しかったね、裕太。
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33 :
不二周助
2014/12/04(木) 05:36:18
最近、久しぶりにのた打ち回るくらいの欲求不満で、中々不味い感じだなと自分でも思う。
なんていうか、奥にも欲しいけど、ただただ握りたい、咥えたい、扱きたい、素股でもして焦らして、最後は腹でも胸でも顔でもいいから掛けて欲しい。
あー…言葉にすると本の少しは解消されるね…本当に僅かだけど。
いやはや…流石に、参った。
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32 :
不二周助
2014/11/19(水) 03:18:55
自宅近くのコンビニ。
その駐車場から、店の裏手に回ったところをフェンスで囲われているんだけれど。
ここ一ヶ月半…くらい、かな。
野良猫の家族が住み着いてた。
初めての出会いは、コンビニの軒下でずず黒い母猫がまあるくなっているのを偶々発見したとき。
次に見かけたのは、ほんの二三日後だったかな。
ぴょこぴょこ跳ねる仔猫が、なんと5匹。
茶色い仔猫が3匹、ぶち柄が1匹、お母さんそっくりな黒い子が1匹。
茶色い子2匹はとっても活発。残り1匹は黒い子と一緒によくお母さんの傍でみーみー鳴いてる。
ぶち柄の子は二匹の後をよく追いかけて跳ね回ってる。
出会ったその日から、学校の帰りに毎日覗きに行くようになっちゃった。
気が付いたら、誰かがダンボール箱を用意したらしくて、更に中に毛布が敷いてあった。
そこで母親が丸くなって、仔猫達は腹の中でぎゅうぎゅうに丸まってて。
野良猫に餌をやっちゃいけない、触っちゃいけない、いろいろ言われるし理由もわかってる。
だから、見るだけ。ね、見るだけなら、許される、よね。
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31 :
不二周助
2014/10/30(木) 20:37:18
「おやすみ」
たった一言。
そう伝えたい相手が居る。
けれど、今も未だ君は居てくれているのか、わからない。
確認することが、怖い。
このおやすみを伝えたら。
>もう、おはようとは返ってこないんじゃないだろうか。
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