日記一覧
┗うたあつめ(43-52/61)
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52 :
財前光
2018/04/03(火) 02:24:41
P ・ Angel
「なんとなく。」
シチュエーションによっては、いっとうきもちええこたえかもしれへん。
ようなかった夢見から新年度始め、入学式すらまだやっちゅうのに朝っぱらから動かなあかんやたら朝日の眩しい朝。
二階にある部屋の扉空けたら飯の匂いがして、なんやかや、健康な俺の胃袋は空やでて訴えかけてくる。同時に耳は小さく流れる心地ええ音楽拾って。
耳は悪くない。寧ろええんやと思う。時々うっとおしい音があるくらい。
なんでこれ
てリビングで途中まで言いかけたら
「お前好きやろ。ぶすくれたふりしてランドセルのがでっかいくらいちまっこいころからこれかけたらじょうきげんやったもんなあ。」
とかいかにもいつでもこの時間此処に居ますて顔の兄貴に言われたからだまっとったら、
「●●もかあちゃんも飲みに行ってまだ帰ってこおへん……これいつもなん?」
て泣きそうな顔で言うからとりあえずたまにやで
いうといた。
流してたら花が咲きそうな曲て俺の中にはある。
そういうのは楽しなりたいときより、晴れた朝に聴きたい。どないな面の相手が向かいに居っても。
ちなみにおかんらがこない時間まで居らんのは、兄貴が休みなのを見越してやとおもわれ。夫婦の事は俺には謎。
けど、俺がそんなチビやった頃、休みの朝に出てきたのと同じトーストと、5/7半熟の目玉焼きが出てきて桜が散るのと同じくらいにはええ気分の朝やった。
---
#
勝手な呟きとして
ちょこっと試合やら合宿やらで見かけるほわっとした自分が言うとんのはほんま、他人の目っちゅうのは何ていい加減やて思うくらいには意外やったけど、耳にするといろんな線引きが頭かけめぐって聴こえなかった振りしてまう単語や
【普通 】
なんの?どこの?なにの?どないしてわかるん?どこで?だれが?
それに、……情けないことこのうえないけど、
…………ほな俺は?
……yesもnoもききたなくて。
口からでないことばであたまがいっぱいになる。
やから自分のそれといっしょとかやないねんけど。きになって。気になるでて、そんだけのこと。
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51 :
財前光
2018/03/29(木) 00:56:49
桃
俺はその花を一回も見たことが無い。
急にあったかくなっていっぺんに咲いた桜を眺めて数日、この季節は毎年懲りもせずざわざわしとる。
しょーもないと思うけど、俺は惚れっぽいんやと思う。手を伸ばしたい訳ちゃうねんけど、何かの折に過ぎた思い出が戻ってくることがあって、それは好ましいものに付随していることが多い。
好きなものとくっついた思い出はそれなりに威力を持って脳味噌を揺さ振ってくる。
今はもう其れが後悔に繋がることは殆どあれへんけど、脳味噌のなかの仕組みが、しんどかった記憶を削り落としているのがわかる。
ほんまのほんまに勝手な話、俺が思い出せるそういうものはええ思い出に変換してしもとるんやな。
ほんまはそうしてええのかわかれへんけど。きっとあかんもんもあるんやろうけど。
俺はあの時あの人たちが好きで、勝手に其れをもう過去にしてもうたんやと思うた。
こんなことは自分の脳味噌の中でしか思えないから、思い出したうたといっしょに、ここに。
ただそのうたは、俺が歌ってええもんかわからないから静かに近い季節にうめて。
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50 :
財前光
2018/03/24(土) 02:21:45
薄氷を踏む
暑さが和らぎ涼しく、それが肌寒さへと変わる頃
凍えるような寒さに春の暖かさが混じる頃
明らかに上をみれば真夏より分かり易く光る星が見えるようになるか、みえづらくなるか、
その方角が変わるか
空の色が変わり高さが変わり風の温度と匂いが変わるのは都会育ちの俺にも分かる
決まって落ち着かなくなるような気がしていたけれど残った自分の記録を見ているとそうでもないんやろか
暑くて堪らないという事も無く、凍えて小指が痺れることも無い
その代わりに何を羽織っても落ち着かない気持ちの悪さ、寒くてポケットに仕舞いたくもなく、暑くて風にあてたいわけでもない行き場の無いてのひらとか。
さみしくなる。
年中音は一定に、温度に合わせて脳を落ち着けてくれるものが有り、きまって好きな花は咲くから、まあまあ悪くない視野を駆使して部活の後の時間に浸る。
時々、触れる他人の体温は俺にはいつでも熱くて、……まあ潜り込んで来るのは甥っ子が一番多いんやけど。
バレンタインよりひな祭りの方が歌があって楽しいと言う小さな家族が、イースターのCMを見てから毎晩生卵を取って来て俺のベッドに隠すので、どうにかせんとならん。
卵からはうさぎもひよこも孵らない。
おかんがあかんからって何でおれがあっためなならんねん。俺はめんどりか。
氷よりこの春、俺は卵の殻が脅威。
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49 :
財前光
2018/02/05(月) 04:16:30
星が騒ぐので
150年にいっぺん、三つの偶然が重なった皆既月食を、震えながら何遍も何遍もベランダと部屋を往復して見た。
14年と半年しか生きてない、そう言われたら其処まで、けど俺の意識が生まれたのはそれよりもっと短く、その中でも何度か出会いとか、別れとか、そういう類のもんを経験した。
繋げて居たくても切れてしまうもんを知っとる。
切れても繋がるもんも、知っている。
それでも同じようにまた切れるもの、思いもよらず今も尚繋がっとるものを知っている。
傲慢すぎてずっと口に出來なかった事がある。
分かりました、すみませんでしたと口にしながらほんまは嫌で嫌で、泣いて別れを拒みたかった事がある。おまえは悪くない、そう言われてほんならなんで、あんたはどっかいくんやて言いたくなったことがある。
大抵、誰でもそないな事あんねん、ようある事や、て済まされる事。俺もそないに他人に言ったかもしれへん、自分には何遍も言った。
振り返って自分の悪い所を探して探して、人に聴いて、励ましなんかより、罵られたら良いと思うて、それでも優しくされたら嬉しかった。
さみしかった。
さみしくて、けど、さみしいんやな、て言う人なんか、嫌いやった。俺はさみしくて話がしたいんやなかった、さみしくならんように、楽しいように、楽なように話がしたかった。
けど滲むもんがきっとあったんや、せやって俺もそないに他人に、酷く勝手やと思うけど、感じた事があったから。
俺が甥っ子くらいのときのクソみたいに懐かしい曲を集めたプレイリストを酔っ払った兄貴が投げて寄越すから。
多分此れはノスタルジーなんやと思う。
その頃のぐちゃぐちゃで必死こい取った自分への、夜中だけこっそり、許して欲しいノスタルジーなんやと、そう思う。
優しい声が、
この恋は諦めようと思った
なんていうから、少し、そういう気持ちを思い出して、それにひっぱられて、桃色どころやない思い出までひっぱりだしてきてしもうて。
少し外を歩いたら、寒い冬は嫌いなのに、ああ、もう立春を過ぎたんやて思うた。
俺はもう、さみしんやね、とは言われない。
時々さみしかった自分を思い出すけど、撫でて今夜寝かせて、次に起きるまでにはもっとええなぐさめを考えついとるとええと思う。
俺が誰かを傷つけた事実は間違いなくあった。
それも忘れんと、今年は遅そうな春を待ちたいと思う。
ポケットの中で騒ぐ星は、さみしさやったのかもしれない。
ひとふゆごとにまよなかが、たしかめあっているやくそくは、きっと自分で考えなあかんもんや。
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48 :
財前光
2018/01/05(金) 23:05:10
終わらないうたを
元旦の夜、エラくでかい満月を観た。
月を題材にうたったうたは、こないな俺でも結構知っとる。
14の俺が言うにはませた言葉とは分かるけど、俺は恋愛体質やとか恋愛脳やとか、一度ならず言われた事がある。
正直自覚は無い。全く納得もできひん。
ただ、月やら星やら、そこらに植えられとる草木やら、そんなもんは俺がぼんやりしとる間もこの国に四季があるのを当たり前に知らせて、毎日が過ぎとるのを一人の時も、せや無い時も教えてくれる。
変わらないものはない、多分俺もそう。
きっともう手が離れてしまった人たちもそう。
此処に文字をつづるのは此れが二回目で、そんなんは静かに、なるべく静かに、俺だけが知っとればええことやねんけど、ずっと励まされ気付かされた事は数え切れなく有るから、年初めの今日はその言葉を俺が目に出来るようしてくれた全部の人に感謝を。
俺が耳にしているうたの中には、あんたたちのそれも多く、それが毎日の糧になっとるから、
どの世界に向けての言葉も、俺には決しておわならないうた。
スピーカーから流れるどこか乱暴なふるい言葉も
それよりずいぶんやわらかな目から入る言葉も
俺にはいつもやさしい。
嫌いになんかなれるわけない。
やからきっと、俺は俺の許された限りしつっこく生きて楽しく旨いものを食う。
性別や年齢に関係無く泣く時は人は泣く。
どないな時も健康なら腹が減って、やから、それがきっと、幸せなんや。
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47 :
財前光
2017/12/30(土) 23:46:47
手を
乾いて冷たい空気が気持ち良え。
友人と歩いた先に思いがけない景色。
優しいけれど特に気負わない言葉と、中学生にはいっぱいいっぱいの飯を食って、家族が迎えに来た友人を見送った。
手が離れた人から挨拶が届いて、優しさをまた感じて、良え年末やと思う。
冷たい手をポケットにいれると暖かい。
ずっと、とは願えなくても
今がこうでまた来年もこうなら、少し優しくなれるんちゃうやろか。
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46 :
財前光
2017/11/24(金) 02:32:12
その一瞬に
編集予定
指が固まるはなし。
気付けば過ぎていったこの一秒間
たった一瞬に
沢山の何かが、世の中の沢山やなくて
たったひとりのひとのことでも
大事にしたかったといっても
零れた水は戻らず時間は巻き戻らない
後悔先に立たずとはよういったもんや
でもだから、此処で立ち止まるわけにはいかん。
忘れてもあかん。
前を向いて、自省せなあかん。
苦しいときは上を向いて息を吸うとええんやで。
誰にきいたんやったっけ。
大事な事なのに。
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45 :
財前光
2017/11/21(火) 02:42:13
無題
大事な人をやっぱり大事にできひんかった。
ごめんなあ、優ししてくれたのにな、ごめんなて、
結局言うて貰うて
ごめんなて
ほんまは俺がいっぱい謝らなあかんのに。
どんだけ言うても元に戻らん事があって、せやけど何にも無くなった訳や無い。
学校行って部活して腹も減るし眠くなる。
こんな経験もう二度とした無いって思うけど。
けど優しくしてもろたこと、大事にしてもろたこと、
嬉しかったの、悲しかったの、無駄やったかて考えると全くそないなことなくて
俺は面の皮厚いんかもしれへん。
でも
嗚呼
ちょっとだけ、こんな時間起きてる日はほんまに少し
後悔する
思い出して少し
嗚呼
何で俺は何度も同じ間違いしてまうんやろ
でもきっと朝起きたら
寒くなった空気に気を取られる筈やから
大丈夫や
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44 :
財前光
2017/10/20(金) 00:52:28
whenever a to ∞
何度も言います
何度してもええよ
いつも
いつでも
思い出せば
忘れた頃に
ほんまはずっと
憧れとる
して欲しいなん望みません
できるとも思いません
けど、目の前で
見られたら
明日は秋晴れかもしれへん
まぁ夜に書いた手紙はなんちゃらいいますやん
あれです
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43 :
財前光
2017/10/06(金) 00:40:06
いとしいとしと
吐いて吐いて
忘れるとおしつけられる苦しいくらいに吸ってばかりになる。
楽になろうとして吐き忘れる。
過呼吸と同じや。
ほしくてほしくてほしかったのに、吐き出す方法を忘れてもうてた。
外では涼しい顔、張り付けとる意識はない。
みっともないみっともないと思う方が多い。
此処でやってはっきり言葉にすることはできなくて、曖昧にぼかしてばっかり。
誰かと話したらその分嫌われるんちゃうやろか、好きっていわれてからいわな重たいんちゃうやろか。
潔さは数倍の苦しさに直結しとるにきまっとんのに、心のどっかでは人をうやらましがってばっかりおる。
大事にされとるなんて言うて。されとったけど自分が悪いから何て言うて、体裁繕って、ほんまはさみしいとも言われへんかっただけや。
がんばっては重たいから、大丈夫、応援してますわ、ボチボチやってくださいねなんちゅうて、
いとしはかなしなんやったっけか。
苦手な授業で聴いた言葉が回って、検索かけて閉じた。
あけたら満月や。
きっとそれでゆれとるだけ。
俺にはまだつきがきれいなんて、わからへん。
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