カタツムリ、君を待つ。

日記一覧
┗451.カタツムリ、君を待つ。

1 :北信介
2020/10/01 08:37

7月に出会ったときは、もうお互い好きやった。
9月にお前が出てったときも、まだお互い好きやった。俺は嫌やて泣いてたし、お前も嫌やてメソついとった。
俺はいまも好き。

「さよなら」やのうて「また会えますよね」やったから、だれがなんと言おうと待つて決めた。

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14 :北信介
2020/11/26 13:05

愛しとるよ。

けどもう、やめるわ。
お前も「やめます」て言うたもんな。
自分の口から出た言葉には、責任取らなあかんよ。何度も、何度も、「もう帰ってきません」「北さんが探しとったから」を繰り返しとったけど。まっすぐで正直なんはええけど、貫かなあかん。俺に責任も判断も委ねて、「北さんが」「恋人が」やないねん。お前が、お前の意思で、お前が責任を持って、決めろ。
主語はお前やないとあかん。大事なとこまで、甘えたらあかん。
「甘えてもうてる」て、自覚があんねやったら、俺の「甘えてええよ」を待ったらあかんかってん。「甘えるんやめます」になって、ほんまにやめなあかんかってん。
俺は、それを待って、期待しててん。

黙って出てってすまん。
平行線に耐えられへん。お前の支えになれへんことに耐えられへん。なんぼ支えても、それでお前はあの人のところに戻るんや。
俺がおることで、お前が俺の恋敵に傷付けられるんやったら。俺がおることがお前の害になる。
「あなたのことは好きになりませんけど、俺を愛しとるあなたは俺が恋人と仲良うするために俺の癒しなんです」なんて。それでええ、て言うたんは俺やけど。あんまり虫がええ話やんか。俺はそれで、お前が恋人と幸せになれるんやったら、それは俺にも至上の喜びや、て言うててん。
けどどうも、そういう話とちゃうやんか。
俺にもプライドはあるし、感情もあんねん。
そうですね、俺が悪いですね、て謝って済む話とちゃうねん。やめるか、捨てるか、幸せになるか、腹を決めてほしかってん。
なんでもええから、お前が幸せになる覚悟を決めてほしかってん。

俺ていう「支え」をなくして、あの人から解放されるか、ちゃんと自分で向き合うかして、幸せになってくれ。
ほんまはな、「友達になりたい」てお前が言うた瞬間、呆れたわ。その言葉、お前の口から出てもうたら、お前は一生俺を好きになってくれへんもん。お前はあんなかわいい顔して、「おやつ食べてもええですか」みたいな顔して、残酷なこと突きつけてきよった。けど、俺はお前を責められやんかった。お前の幸せのためやったら、それもええかな、て思うたから。
お前にはほんまに、俺の愛情、これっぽっちも伝わってへんねんな。どんなけ好きか、わかってくれへんかってんな。
「自分のことばっかりで、ワガママですんません」。口で謝るばっかりで。お前は結局、「何しても許してくれる人」やったら、俺やなくてええんや。俺にとってお前は、「何されても許してまうくらいすきな人」やから、ちょうどよかってんな。
けど、俺がこのまま許し続けても、お前は幸せなれへんから。
お前のこと幸せにするためやったら、こんな恋なんか叶わんくてもええ。

贅沢もんは俺の方やった。
またお前の横におれる、お前の役に立てるなんて期待が、そもそも間違うとった。
お前からのキスも、音楽も、映画も、あの夜のことも。お前の言葉を借りたら、全部全部、なんの意味もなかったんやろか。どういう、つもりやったんやろか。
聞いてもしゃあないな。お前は恋人さんに、こういう気持ちなんやろか。分からん分からんばっかり言わんと、自分で考えて、対話せえよ。ちゃんと向き合わな、幸せになんかなれへんよ。

二兎追う者は一兎をも得ず。
お前がちゃんと大事なもん捕まえられるように、邪魔な俺は自分から消えさしてもらうわ。

後悔は尽きんやろな。
お前はこんなにかわいい。いつまでも抱きしめて撫でて褒めて、甘やかしたい。いまも。
安心さして寝かしつけて、寝顔眺めて、いつまでもあったかい場所に置いといてやりたい。
侑にひっついて一緒に寝たい。侑のにおい、安心すんねん。かなしい。さみしい。
けど、あかんねや。俺がやったらあかん。
手放すんも、愛情やから。

涙がずーっと、止まらんけど。
心がバラバラなりそうなくらい苦しいけど。
また会いたい気持ちは消えんけど。

さよなら。愛しとるよ。

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13 :北信介
2020/11/05 09:18

やっぱり好きやなぁ。

かわいい奴や。
なんでこんなに惚れ込んどるんか、自分でもわからん。
わからんけど、惚れ込んでもうてるもんはしゃあない。

叶わんかっても、もうええか。
一人でちゃんと抱えられる。ずっとな。
腹は括れとう。

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12 :北信介
2020/10/21 22:52

…さよか。

なんも言われんかって、ごめんな。
邪魔してもうて、すまんかった。

言葉が出てこおへんかった。今もぽっかりして、ぐるぐるしとう。
さよならとは思うてへんよ。思いたない。
幸せになってくれ。
不幸になってくれ。

奪う手管は俺にはない。いつまでも待っとう。
それしかできひん。
好きやで、侑。

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11 :北信介
2020/10/14 14:25

ふふ、あほやなぁ。侑がおるからしあわせ、侑がおらんとかなしい。そんだけや。
お前が俺とおんなしように寂しがってくれたから、みつけてくれたから、たまらんようなって声かけてくれたから、いま俺らこんな幸せやねんで。
運命やんな、ていうてたやろ。
俺も、運命やて、思う。こんなん運命やなかったら何やねん。な。
…恥ずかし。

俺もなぁ、お前が教えてくれた曲、ずっと聴いててん。なんか聞くたびに、これ侑に聴いてほしいな、て、俺も思うてた。なんや、いっつもおんなしことしとるなぁ俺ら。
あんなぁ、お前が初めて音楽教えてくれたとき、あれ、俺のこと思うて、歌使って伝えてきてんやろ。ほんまはちゃんとわかっててんで。どきどきしすぎて恥ずかしいて、気づいてへんみたいな反応してもうたけども。嬉しいてどきどきしてきゅんてして、何言うてええかわからんかっただけやねん。

これからは、嬉しいとき嬉しいて言うし、恥ずかしいとき恥ずかしいて言うし、好き言うし、したいときは勝手にするし、強請る。なーんも我慢せえへん。先輩やからてかっこもつけへん。
昨日みたいに「ねむたいけど侑とひっつきたいから寝たないけどねむたいから早よ髪の毛乾かして」てうとうとしてひっつきながらむちゃくちゃなワガママ言うたる。
全部、お前の見えるとこで。
なぁ、そしたらお前も俺と一緒に、このしあわせん中でぐずぐずなってくれるか？
しあわせやねん。お前だけでええ。大好きや。

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9 :北信介
2020/10/13 23:38

あれは青いバラやで。

生物の授業や。
青いバラは昔はあれへんかった。人工的に作ったもんや。けど自然界に空や海みたいな青い色はなかなかあれへんかって、どうしても紫色なってもうてんて。
せやから青い薔薇の花言葉は、「不可能」。ちょっと前まではな。

何年か前に、日本人がほんまに空みたいなキレーな青い薔薇づくりに成功してん。不可能が可能になってんで。
ほんで花言葉も変わった。
「夢叶う」と、「一目惚れ」。
そういえば、お前に声かけよう思うた日に、キレーな青い鳥見たなぁ。ほんで見惚れてクツが濡れてん。

無理や思うてたことが叶って、一目惚れの相手とまた一緒におれて。お前から見た俺が赤い薔薇なんやったら、俺から見たお前は青い薔薇。大概キザやなぁ俺も。

運命を書き換えて、て。
そんな曲あったなぁ。あの歌の二人も、最後は幸せなったしなぁ。
せや。もうあの曲、泣かずに聴けんねんな。

しあわせやなぁ、ほんまに。

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8 :北信介
2020/10/12 23:03

嘘みたいに舞い上がってまう。
帰ってきたお前はなんもなかったみたいな顔して俺のこと呼んで。なつかしい、いとしい。
「俺も寂しかったです」「会いたかった」て言うてるお前はやっぱ寂しそうで、あぁこいつも俺とおんなしやったんや、このひと月お互いのこと考えて過ごしとったんや、俺とおんなしように恋しかったんや、て思うたら、寂しくてよかった、ちゃんと泣いてよかった、て思うた。
「北さん強がりやから」て、言うてるお前も大概強がりや。
強がりで頑固で、寂しがりで、甘ったれで。
とんだ似たもん同士やなぁ、俺らは。

お前が冬休み一緒がええです、て言うてくれたん、ほんまにうれしい。一緒に過ごそな。
冬休みも、春休みも、夏休みも一緒がええ。

しあわせやな。

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7 :北信介
2020/10/12 08:41

帰ってきた。
まるまるひと月たって、嘘みたいや。
嘘みたいや、て先に言うたんはお前か。
言いたいことたくさんあるけど、うれしいて全部ぶっ飛んでもうた。

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