お久しぶりです。
ジャンにここを教えてもらったのは、まだ暑さが残る頃だったね。
あの後すぐに僕はとんでもない忙しさに飲み込まれて、彼に会うこともほとんどなかった。
少し落ち着いて最近は寝る前の会話を楽しんだりするようになったけど、ゆっくり彼と話すにはまだかかる。
身体が慣れてしまえばいいんだろうけど、休日の僕は酷い寝坊助で。
昨日今日の二連休も何をするでもなく寝て過ごした。


…今日は珍しく、春みたいなぽかぽかの陽気。
部屋の窓を開け放ったら風が気持ち良くて、そのまま寝入ってしまった。

そろそろ起きて、彼を待つよ。
いつも頑張っている君に、おかえりを。

ジャン、好きだよ。
僕は君のことが大好きだよ。

役に立たない駄目犬でも、僕は世界中の誰より、君が好きです。

気持ちを消化する方法がわからなくて、
床に座って、
君の匂いの残るベッドに、
上半身を預けて。

「待て」くらいは覚えようと決意した今日この頃。