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┗487.FAMILY BOND

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1 :海賊バカ
04/09(水) 14:19

2024.4〜活動再開!!!!
どうも、海賊バカです!
再始動しました!

タイトル『FAMILY BOND』

まずは予告編からお楽しみくださいませ…

>>2予告編
>>3目次

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10 :海賊バカ
05/09(金) 15:56

>>3目次
>>9前話

『FAMILY BOND』

#6『それぞれの動き』

〜船内〜

ヴィーノ
「ハァ‥ハァ‥ハァ‥
クソ‥‥どこにいんだよ‥‥」

バカラ
「ん?」

ヴィーノ
「あっ!」

バカラ
「何や、そんな息を切らして‥」

ヴィーノ
「て‥敵襲‥‥で‥敵が強そうで‥兄貴から応援を呼ぶように‥‥って‥‥」

バカラ
「ん〜‥‥‥
あぁ‥‥アカンなぁ‥‥
確かに、あの3人じゃキツいものがあるわ‥」

キーン
「船長‥行こうか‥‥」

ヴィーノ
「あ‥あと‥船内に爆薬を仕掛けている工作員がいる。
そいつらも見つけなきゃならねぇんだ‥」

バカラ
「船内に爆薬か‥‥
船内に敵は‥‥‥4人‥‥やな。」

ヴィーノ
「わかるのか‥‥?」

バカラ
「バーハッハ。
総院長の勘や!外は俺とキーンで充分や。
ゾフィーとブランは船内の工作員を仕留めろ!
場所は‥‥‥おっ‥院長室と‥‥書物庫‥‥
それじゃ、ブランは院長室。ゾフィーは書物庫やな。頼んだで。」

ブラン
「了解!」

ゾフィー
「その言い方だと、残り2人の工作員の居場所は聞く必要が無さそうだな‥‥
任せておけ!」

ブランとゾフィーはそれぞれの部屋に向けて走り出す

キーン
「ちなみに残りの2人はどこに?」

バカラ
「研究室とあのアホの部屋や‥‥」

キーン
「あぁ‥‥それなら問題ねぇな。」

ヴィーノ
「お‥‥おい‥‥俺は‥‥」

バカラ
「研究室に行ってくれ。
‥‥‥で、スモーキーに爆薬の処理を頼むんや。
恐らく、あいつくらいにしか出来へん‥‥」

ヴィーノ
「わかった!」

ヴィーノは研究室に走り出し、バカラとキーンも甲板に向けて歩き出す

バカラ
「ほな‥‥行こか。
‥‥‥あっ!手配書、持ったか?」

キーン
「あぁ‥‥バッチリだ。」

バカラ
「銀髪の小僧‥‥大変な運命を背負ったな‥‥
‥‥それはキーン‥お前もか。」

キーン
「いや‥俺はシュバルツ家とは決別してる。
それに‥人殺しを辞めさせてくれたあんたには感謝しかねぇよ‥‥
だからこの命は、あんたのもんだ。
一生付いていくぜ!」

バカラ
「逆刃刀‥‥懐かしいな。」

キーン
「あぁ‥‥テツさん会ってねぇな‥」

バカラ
「あのジジイは殺しても死なへんよ。
さて‥‥甲板や。」

〜甲板〜

キーン
「ブラントン‥‥ダニエル‥‥ヘイデン‥か」

バカラ
「潜入してるのはお前のとこの幹部やな?」

ブラントン
「御明答。
会いたかったぜ‥‥ダイロン・バカラ!」

トレイン
「ん?バカラさん、知り合いか?」

バカラ
「こいつは若い頃に俺の船に乗ってた。
ただそれだけや。」

ブラントン
「冷てぇな。
ギル・トレインはお前の弟子だろ?
ぐちゃぐちゃになるのを黙って見とけ‥‥」

バカラ
「らしいで‥‥トレイン。」

トレイン
「返り討ちにしてやるよ!」

アイラ
「キーンさん‥‥」

キーン
「ギネスはダニエルとか‥‥
相性は悪そうだが‥戦い方を思い出せれば勝てる相手だな。」

アイラ
「戦い方‥‥?」

キーン
「あぁ‥‥
頑張れよ!ギネス!」

ギネス
「おう!」

カスミ
「2人共ウチには一言も無いんかい!」

〜書物庫〜

ゾフィー
「おっと‥‥そこまでだ。
ブラントン海賊団‥‥エンヴィ‥だな?」

エンヴィ
「ちっ‥‥お早い到着だ‥‥
バカラ海賊団の2番手か。お前を仕留めて作業に取り掛かるとするか‥‥」

ゾフィー
「んな事させねぇよ‥」

【ゾフィーVSエンヴィ】

〜院長室〜

ブラン
「ブラントン海賊団‥‥ハミルトン。
ここで何をしてる?悪いが俺の部屋だ。」

ハミルトン
「俺を知ってるのか?」

ブラン
「情報は常に入れるようにしてんだ。
この船の爆破はさせねぇよ!」

【ブランVSハミルトン】

>>11次話

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9 :海賊バカ
05/06(火) 11:43

>>3目次
>>8前話

『FAMILY BOND』

#5『ミッション』

トレイン
「敵襲?海賊か!」

カスミ
「せや。敵の船長は懸賞金5億越え‥
規定によりバカラ海賊団の幹部も戦闘に参加や‥」

トレイン
「おっ!じゃあ俺も‥」

カスミ
「アホ!ウチらがどうにか出来る相手じゃない事くらいわかるやろ!」

トレイン
「‥‥‥‥。
ヴィーノ!付いてこい!」

ヴィーノ
「え‥‥お‥おう‥」

カスミ
「トレイン!」

トレインとヴィーノは、走り出し部屋を後にする

カスミ
「‥‥どの道、時間稼ぎはせなあかんか。
さて、雑用‥
あんたも行くんや‥」

ギネス
「任せとけ!」

カスミ
「こっちや!付いてきぃ!」

カスミとギネスも走り出す

アイラ
「ちょ‥ちょっと!あたしも!」

アイラも2人の後に続き走り出す

〜甲板〜

トレイン
「おい‥‥お前らやり過ぎだ‥」

ヴィーノ
「‥‥‥!」

甲板では3人の海賊により見張り数名が血まみれで倒れていた

トレイン
「こいつら‥‥ブラントン海賊団だな。
船長は懸賞金5億2000万ベリー。
通称【棘殴打】のブラントン‥」

ブラントン
「御明答。」

ヴィーノ
「あいつらも知ってるな‥
ダニエルとヘイデン‥
ブラントンと手を組んだのか‥」

ダニエル
「ダニハハハ。
新世界では強者に付くか死ぬかだ。」

ヘイデン
「ヘイハハハ。
ブラントンの兄貴の強さに俺達は心を折られた。
‥‥‥と同時に海賊王の可能性を見た!
兄貴こそ海賊王になる御方!」

トレイン
「何言ってやがる‥‥」

『おらぁぁぁぁ!!』

ブラントン
「ん?
‥‥‥ぐわぁぁぁぁぁ!」

バキィー!
ブラントンが吹き飛ぶ

トレイン
「ギネス!」

ギネス
「悪い!遅くなった!」

カスミ
「何手ぇ出してんねん!」

ギネス
「手は出してねぇ!
蹴り飛ばしただけだ!」

カスミ
「どっちもダメや!アホ!
こっちから手を出したらアカンて言うたやろ!」

トレイン
「まぁ‥待てよ、カスミっち。
よく見ろ。先に手を出したのはどうやらこっちではねぇ様だぜ。」

カスミ
「え?
‥‥‥‥!!」

カスミは傷だらけの見張り達を目にする

ブラントン
「いってぇ‥な‥
おい小僧‥覚悟出来てんだろうなぁ?」

ギネス
「俺はこの船を守るように言われてんだ!
そいつらもきっと俺を助けてくれた恩人‥
恩人に手を出されて黙ってられねぇ!」

アイラ
「あいつ‥‥」

ブラントン
「ブラハハハ。
覚悟ありか。良いだろう‥
今からお前らをボロ雑巾にするわけだが‥‥
すでに潜入している俺の部下達が爆薬を設置し船を爆破させる‥
爆破するまでがお前達のリミット。
簡単なゲームさ‥
もちろん、受けてくれるよな?」

ギネス
「上等だぁ!!!!!」

トレイン
「アイラっちは下がってな!
ここは俺達に任せろ!」

アイラ
「あっ‥は‥はい‥」

カスミ
「て事は‥‥ウチもやるんか‥」

ヴィーノ
「お‥俺は‥‥」

トレイン
「流石に相手が悪ぃ‥‥
バカラ海賊団の幹部を数名ここに‥‥
誰かに会えたら、爆薬を仕掛けに潜入してる工作員がいる事を伝えてくれ‥‥
こいつらを倒す事‥そして船内の工作員を制圧‥‥爆薬の処理‥‥
これが今回の俺達のミッションだ。」

ヴィーノ
「わかった!任せてくれ!」

船内に走り出すヴィーノ

ブラントン
「ギル・トレインは俺がやる‥
お前らは雑魚2人の掃除を任せる。」

ダニエル&ヘイデン
「了解!」

トレイン
「ご指名嬉しいねぇ‥‥」

【ギル・トレインVSブラントン】

ヘイデン
「ヘイハハハ。女か‥‥
3億の首‥油断はしねぇ‥」

カスミ
「‥‥しゃあない‥覚悟決めるか‥」

【ジプソフィア・カスミVSヘイデン】

ダニエル
「ダニハハハ。
兄貴を蹴り飛ばした事‥死んで後悔させてやるよ!」

ギネス
「ぶっ飛ばす!」

【ギネスVSダニエル】

>>10次話

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8 :海賊バカ
05/05(月) 11:00

>>3目次
>>7前話

『FAMILY BOND』

#4『トレインの頼み』

ギネス
「てめぇ、加減しろよ!
俺はまだ患者だろうが!」

アイラ
「もうあんたは雑用でしょうが!」

トレイン
「アイラっちは厳しいな‥」

3人は船の中を歩き進め、キッチンの前で足を止める

トレイン
「入れ!ここが厨房だ。」

ガチャ‥
扉を開け、3人は中に入る

ギネス
「すげぇ広いんだな‥
それにいい匂いがしてやがる‥」

トレイン
「まぁな‥
とりあえず、腹ごしらえだ!
おい!ヴィーノ!」

ヴィーノと呼ばれた男
「おう。兄貴‥こいつらは‥」

トレイン
「お前は戦闘に参加しねぇもんな‥
この船の看護師のアイラっちと、雑用のギネスだ。」

アイラ
「ジプソフィア号の看護師のアイラよ。
いつも美味しいご飯作ってくれてありがとう♪」

ヴィーノ
「‥‥‥‥。」

ギネス
「俺はギネス。
バカラ達の目当ての島に着くまで雑用と戦闘員を任せられた。よろしくな。」

ヴィーノ
「あぁ‥よろしく。」

アイラ
「あれ?あたし無視された?」

トレイン
「気にしないでいいよ。
あいつレディーが苦手で‥」

アイラ
「そういう事‥」

トレイン
「ヴィーノ!ちょっくら2人に飯作ってやってくれ!」

ヴィーノ
「スィ!」

ヴィーノは調理に取り掛かる

トレイン
「さて‥」

シュボッ‥
トレインは椅子に座り、タバコに火をつける

ギネス
「俺も!」

シュボッ‥
トレインからタバコを貰い、ギネスもタバコを吸い始める

アイラ
「一応病院なんだけど‥」

トレイン
「ギネス‥これからの話をしようか‥」

ギネス
「ん?これからの話?」

トレイン
「あぁ‥
ワケあって俺達はバカラさんにこの船に乗せて貰ってるんだが、俺達の船長との約束まであと少し‥」

アイラ
「前に話してた話ね。」

トレイン
「アイラっちには話したが、2年前の俺は名前だけ売れちまって一味の中では戦闘力が高いわけでもねぇ‥ただのコックだった‥
船長達の留守で仲間を守る事も出来ない情けない人間だったんだ‥」

ギネス
「‥‥‥‥。」

トレイン
「そこで俺は船長に提案をした‥
約2年‥みんなバラバラに離れて、力を付けようってな!
正直、あの頃の俺は足手まといだったし、あのままの俺じゃ新世界を戦っていく確信が無かったからな‥
あの化け物達に少しでも近づく為に、バカラさんに頼み込んでこの船に乗せてもらったんだが、いよいよ約束の時!
俺達はこの船を降りる!
そして再会の地に向かわなきゃならねぇ!
そこでだ!お前に頼みがある!」

ギネス
「おぉ‥何だ?」

トレイン
「お前が船を降りる時に俺達も連れて行ってくれ!船ならある!
この船の船尾に繋いであるからな‥」

ギネス
「いいぞ。その代わりお前も俺の記憶を取り戻す旅に協力してくれよ!」

トレイン
「あとでスモーキーに色々聞いておく。」

ギネス
「スモーキー?」

トレイン
「あぁ‥
この船に研究員として乗ってる変わり者だ。
お前の記憶喪失の話は奴の耳にも入ってるだろうし、力になってくれるはずだ!
俺はスモーキーの研究室に行くから、飯が出来たら食っててくれ!」

立ち上がるトレイン

アイラ
「トレインさん‥
1つ気になった事があるんだけど‥」

トレイン
「ん?」

アイラ
「さっきから、俺達って言ってるけど‥
この船に仲間がいるの?」

トレイン
「あぁ‥それはな‥」

バタン!
勢いよく扉が開く

『何やトレイン!何も話とらんのかい!』

トレイン
「カスミっち!」

カスミ
「雑用!敵襲や。働いてもらうでぇ!」

ジプソフィア号【臨時医師】
セブンズ海賊団・船医
【毒牙】ジプソフィア・カスミ
懸賞金3億ベリー

>>9次話

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7 :海賊バカ
04/25(金) 17:55

>>3目次
>>6前話

『FAMILY BOND』

#3『医療船・ジプソフィア号』

アイラ
「名前も分かったとこで、ギネス♪」

ギネス
「ん?」

アイラ
「金を払え♪」

ギネス
「だから金はねぇって言っただろ!
‥‥‥‥治療してくれた事は感謝してる。
記憶を取り戻したい。頼む。」

頭を下げるギネス

バカラ
「ギネス‥と言ったか?銀髪の小僧。」

ギネス
「ああ。」

バカラ
「記憶を取り戻す‥か。
‥‥‥俺の経験上、お前がこのままこの船にいても記憶が戻るとは思えん‥
俺らは訳あって、とある島を目指しとる。
その島に着いたら船から下りろ。
それと‥‥感謝の気持ちがあるなら今回は治療費を取らん。
利子は付けとくで!」

アイラ
「え!」

ギネス
「ほんとか!?ありがとう!」

バカラ
「ただし!
リハビリがてら、その島に着くまでは雑用全般と戦闘員として働いて貰う!」

ギネス
「ん?戦闘員?
病院じゃねぇのか?」

バカラ
「海や病院の無い島で、病気や怪我をした時に動く病院があったら‥
そんな思いを亡き友が日記に綴っていたんや。
しかし、俺もある事件の後に追われる身になってもうて‥当時の船員達と新世界に船を進めたんやが‥」

ゾフィー
「血の気の多い奴らばっかりでな‥
海軍に追われ、海賊に狙われ、懸賞金は上がっちまった‥」

バカラ
「何故大人しく航海出来へんのや‥」

キーン
「元はと言えば、あんたがピサロ殺したからでしょ!」

バカラ
「殺してへんわ!ボケぇ!
あのアホ天竜人を殺したのはゼウスやろ!」

ゼウス
「殺してはない。脅したら天竜人を辞めただけじゃ。
ブァハハハハハ!」

ブラン
「はぁ‥
ギネス‥わかるか?
こんな犯罪者集団とイカレじじいと一緒に航海してる俺の気持ち‥」

ゼウス
「クソガキが‥生意気じゃな。」

ブラン
「つまり‥亡きリョウさんの意志を継ぎ、俺達は動く病院‥ジプソフィア号を立ち上げた!
最初はただの海賊団だったが‥じじいが監視役として船に乗り込んでからは、海軍からも公認の医療船となったわけだ。」

キーン
「未だに金を狙って襲ってくる海賊団が多くて困ってるがな‥
ここは新世界‥半端な海賊は生き残れない‥
襲ってくる奴らも一端の海賊。
戦闘員は多い方がいいわけよ‥」

ギネス
「へぇ‥それでか。」

ゾフィー
「まぁ‥1人‥治療も出来ないただの喧嘩屋もいるが‥あいつは例外だ。」

キーン
「強いんだけど‥
やり過ぎるから‥報酬も減ってるんだよな‥」

ギネス
「報酬?」

ゾフィー
「ああ。遭難‥または襲って来た海賊を拿捕して治療し‥海軍に引き渡す事で俺達は海軍から報酬を得てるんだ。」

トレイン
「あくまで医療船‥元から怪我してたのを治療して引き渡す。これが契約。
‥‥だが‥襲われた時に、やりすぎると契約違反で‥報酬が減ったりするみたいだぜ。」

アイラ
「こっちから手を出すのは禁止!
略奪行為や、民間人に被害を与えたりしたら、その時点で契約は破棄。
あたし達はただの海賊に成り下がるってこと!」

ゼウス
「そんな事したら、わしがこの船ごと燃やし尽くして灰にしてやるわい!」

バカラ
「船ごと灰にする‥‥
‥‥確かに、お前ならそれが出来るわな。
俺達はリョウの意志を継いだだけ。
海賊行為をしたいわけじゃないねん。」

キーン
「まっ‥そういう事だ。
次の島に着くまでゆっくりしててくれ!」

バカラ
「その前に、緊急信号を受信するか‥海賊船が襲って来たら頼むで!」

ブラン
「目が覚めたばっかでお前はまだ絶対安静が条件だから、無茶だけはするなよ‥」

ギネス
「ああ。わかった。ありがとう!
さてと‥‥‥」

ギネスが立ち上がり歩き出す

アイラ
「ちょっと‥どこ行くの!」

ギネス
「リハビリしなきゃだろ?
それに外の空気も吸いてぇし‥
腹も減ったし‥」

トレイン
「腹減ったか!
それなら付いて来いよ!」

アイラ
「あたしも行く!
一応そいつ海で拾ったのあたしだし‥」

トレイン
「バカラさんから聞いたけど、アイラっちを迎えに行ったら、ギネスを抱き抱えながら泣きながら助けを求めてきたって‥‥」

アイラ
「え‥‥‥‥
な‥‥‥なんの事かなぁ‥‥‥
こいつはたまたま海で拾っただけだし!」

ギネス
「へぇ‥‥
良いとこあるじゃねぇか!暴力女!」

ドゴォー!
壁にめり込むギネス

アイラ
「傷だらけの人が海に浮かんでたら助けるでしょ!
あなた生きてるだけで奇跡なんだからね!
記憶喪失だけで済んでよかったと思いなさい!」

ギネス
「目覚ましてからの方が怪我酷くないか‥」

>>8次話

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6 :海賊バカ
04/18(金) 23:27

>>3目次
>>5前話

『FAMILY BOND』

#2『ギネス』

アイラ
「記憶喪失!?」

ゼウス
「記憶が無いのか‥
困ったもんじゃな‥」

海軍本部中将
ジプソフィア号【監視役】
【黒炎】セブン・D・ゼウス

トレイン
「おいおい‥大丈夫かよ‥
そんな事よりアイラっち!
おやつにケーキ作ってきたんだけど食う?」

バカラ
「トレイン‥‥殺すぞ!」

セブンズ海賊団・コック
ジプソフィア号【臨時コック】
【首狩り】ギル・トレイン
懸賞金2億9100万ベリー

トレイン
「でもよ、バカラさん‥
こいつ暴れるような男には見えねぇが‥」

バカラ
「‥‥‥‥。
確かに‥敵意は無さそうやな。」

銀髪の男
「何だか俺にもわからねぇが、色々と世話になったみてぇだな。ありがとう。」

アイラ
「ちょっと!まだ動いちゃだめよ!」

銀髪の男
「うるせぇな‥俺は俺のやりたいようにやる!
女がいちいち口出してくんな!」

アイラ
「‥‥‥。
‥‥‥今何つった?」

バカラ
「!!」

銀髪の男
「無いものは仕方ねぇ。
俺は記憶を取り戻す旅に出る!
世話んなったな。」

アイラ
「ねぇ、1ついい?」

銀髪の男
「あぁん?」

アイラ
「全治2年‥退院して出て行くとなると、この2年分の治療費を払って貰う事になるけど、あなたお金はあるの?」

銀髪の男
「‥‥‥‥。
あるわけねぇだろ。それに治療してくれと頼んだ覚えはねぇ!」

銀髪の男が立ち上がり、扉に向かうがアイラに肩を掴まれる

銀髪の男
「ん?」

アイラ
「おいコラ‥ワレェ‥さっきから調子乗った事ばっか言ってくれよって‥」

銀髪の男
「あぁん?」

アイラ
「よし‥もう2年入院した方が良さそうやなぁ‥」

銀髪の男
「‥‥‥‥!!」

数分後‥
ボコボコになった銀髪の男がアイラの前で正座をされられる

銀髪の男
「てめぇ‥医者だろ‥
それが怪我人に対しての仕打ちか!」

アイラ
「もう怪我してないでしょ!」

銀髪の男
「今したよ!」

アイラ
「何この患者!うるさいし、わがまま!」

病室の端でブランがバカラに話しかける

ブラン
「なぁ、総院長?」

バカラ
「ん?」

ブラン
「アイラちゃんはあいつの事、知らねぇのか?
記憶を取り戻したら‥」

バカラ
「どうなるにしろ‥あの銀髪の小僧はあの様子じゃ戦闘になれば先陣切るやろうな‥
とは言え、ここは新世界。今のあいつが勝てる相手などおらん‥」

ブラン
「まぁ‥そうか。
じゃ‥あれ渡しとくか‥」

未だに口論を続けるアイラと銀髪の男にブランが近付く

ブラン
「おいおい‥いつまで喧嘩してんだ‥
‥‥これ、お前のだろ?」

銀髪の男に2本の刀を渡す

アイラ
「ブランさん!
それ渡して暴れられたら‥」

ブラン
「大丈夫だ。敵意はないよ。
それに暴れられても問題ねぇ‥
こいつを力で抑え付けることの出来る人間がこの場には4人いる‥」

トレイン
「‥‥‥‥ん?
ちょっと待てブラン!
そこに俺は入ってんだろうな!?」

ブラン
「入ってるわけねぇだろ‥
バカラさん、ゾフィーさん、キーンさん、じじいの4人だけだ‥」

ゼウス
「クソガキが‥」

銀髪の男
「これ‥俺の刀か?」

ブラン
「浜に打ち上げられてたお前が大切そうに握ってたから、一応保管しておいた。
いらねぇなら捨てておくが‥」

銀髪の男
「いや‥貰っておく。
‥‥‥ん?鞘に何か彫ってある‥」

鞘を見つめた後にアイラに鞘を向ける

アイラ
「ん?」

銀髪の男
「何て書いてあるか読め!」

アイラ
「‥‥はぁ‥
人に物を頼む時は、お願いしますやろがい!!」

ボゴォー!!
華麗なかかと落としで銀髪の男は白目を向く

銀髪の男
「す‥すみません‥でした‥」

アイラ
「分かればよろしい♪
‥‥‥あ!これか‥
んん?‥‥どこの国の言葉だろ?あたしの国と似てる‥」

銀髪の男
「読めねぇか?」

アイラ
「いや‥わかるよ。
これがあなたの刀で持ち主なら、あなたの名前は‥ギネス!」

銀髪の男(ギネス)
「ギネス‥‥‥」

アイラ
「(本名は黙っておくか‥)」

>>7次話

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5 :海賊バカ
04/09(水) 23:14

>>3目次

『FAMILY BOND』

#1『プロローグ』

天候は嵐
新世界の海域には2隻の船が並ぶ
船上には激しい戦いの跡、そして大量の血痕
その中心には2人の男が立ち尽くす‥

銀髪の男
「ハァ‥ハァ‥ゲホッ‥
てめぇ‥許さねぇぞ‥よくも船員達を‥」

黒髪に赤メッシュの男
「こっちのセリフだ。散々暴れてくれやがって‥
それにその出血‥致死量だぞ‥」

銀髪の男
「ははっ‥俺は死なねぇんだよ‥
大事な家族の為にも‥これからの俺の未来の為にもな!」

黒髪に赤メッシュの男
「そうかよ‥
んじゃ、トドメと行こうかぁ!!」

チャキッ‥
黒髪に赤メッシュの男が銀髪の男に刀を向ける

銀髪の男
「‥‥‥‥!!
運が良いのか悪ぃのか‥
おい‥後ろ、見てみろ。」

黒髪に赤メッシュの男
「‥‥‥どう見ても運悪ぃだろ。」

2人の後方からは、凄まじい勢いで迫り来る巨大なサイクロンの姿

黒髪に赤メッシュの男
「こりゃ助からねぇな。
決着は来世まで我慢するしかねぇ‥」

銀髪の男
「だからよぉ‥!!
俺は死なねぇって言ってんだろ!
それに‥来世まで待つ必要なんてねぇだろ?
ここでケリ付けてやるよ!」

ガギィーーン!!
刀と木刀がぶつかり合う

銀髪の男
「‥‥ちっ。時間切れか‥」

黒髪に赤メッシュの男
「‥‥みてぇだな。あばよ‥」

ドゴォォォアー!!
サイクロンは2隻の船を破壊し、2人は宙に舞う

サイクロンは勢いを殺さずに海の彼方に消えていった‥

そして2人は海底へ沈んでいく‥

そんな戦闘から2年後‥
新世界の海に浮かぶ船には『Gypsophila』の文字

〜ジプソフィア号〜

『おーい!総院長ー!』

総院長と呼ばれた男
「何やキーン!緊急信号でも受信したか?」

元バカラ海賊団・親衛隊長
【逆刃刀】のキーン
懸賞金4億8100万ベリー
ジプソフィア号【相談役】

キーン
「緊急信号じゃねぇ‥
だが、ゾフィーから寝たきりの患者が目を覚ましたとか‥」

ゾフィー
「俺はアイラから聞いただけだ‥
患者に状況説明が必要だと。
その件でブランがバカラ‥お前をお呼びだ。」

元バカラ海賊団・副船長
【三叉戟】のゾフィー
懸賞金5億3000万ベリー
ジプソフィア号【副院長】

バカラ
「ほう‥
噂通りの男なら暴れられたら面倒やな。
念の為‥ゼウスとトレインを、病室に呼んでくれるか?」

ゾフィー
「了解した。」

数分前の病室では‥

銀髪の男
「ふぁ〜あ‥よく寝た‥」

銀髪の男が身体を起こす

看護師
「えっ‥起きた‥‥?
ちょ‥ちょっと!!ブランさん!」

ブラン
「ん?
‥起きたか。
メハハハ。騒がしくならなきゃいいが‥」

元オリオン軍・キャメル
現・ジプソフィア号【2代目院長】
【切り裂き】アーリー・ブラン
懸賞金2億5000万ベリー

銀髪の男
「誰だお前?ここはどこだ?」

ブラン
「俺はこの船の院長‥
アーリー・ブランだ。よろしく。
今から総院長を呼ぶから、詳しい事は総院長から聞くといい‥
アイラちゃん、総院長を呼んでくれるか?」

アイラ
「かしこまりっ!」

そして病室にはバカラ、ゾフィー、ゼウス、トレインが到着する

バカラ
「起きたみたいやな。
体調はどうや?」

銀髪の男
「悪くねぇ‥
‥‥が、1つ聞きてぇ‥」

バカラ
「ん?何や?」

銀髪の男
「俺は誰だ‥?」

全員
「は!?」

>>6次話

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4 :海賊バカ
04/09(水) 23:07

『FAMILY BOND』

>>5#1 『プロローグ』
>>6#2 『ギネス』
>>7#3 『医療船・ジプソフィア号』
>>8#4 『トレインの頼み』
>>9#5 『ミッション』
>>10#6『それぞれの動き』
#7
#8
#9
#10

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3 :海賊バカ
04/09(水) 22:58

目次

>>4#1〜#20

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2 :海賊バカ
04/09(水) 15:02

軽い予告編だけ‥
では海賊バカ劇場スタート!

#0『予告編』

銀髪の男
「ここは‥‥。俺は誰だ‥?」

看護師
「記憶喪失!?」

銀髪の男
「無いものは仕方ねぇ。
俺は記憶を取り戻す旅に出る!」

看護師
「全治2年‥退院して出て行くとなると、この2年分の治療費を払って貰う事になるけど、あなたお金はあるの?」

銀髪の男
「‥‥‥‥」

茶髪の女
「よし‥もう2年入院した方が良さそうやなぁ‥」

『探したぜ‥俺の名前を好き勝手使いやがって‥』

銀髪の男
「あぁん?」

黒髪に赤メッシュの男
「名前‥返してもらうぞ。」

名前を掛けた因縁の対決!?

『ハハハ!お前ら強ぇなぁ!』

銀髪の男
「セブン・D・ライガか‥」

茶髪の女
「【海斬り】に【絞殺師】まで‥
この2年で無数の馬鹿げた事件を起こしてきた海賊団‥」

アラシ
「へぇ‥俺達も有名になったもんだ。」

レオナルド
「お前は名前だけ1人歩きしてるだけさ。
そんな事より‥俺はキミに出逢えたことを運命以外の言葉では表現する事が出来ないさ。」

アラシ
「おい‥こいつの首ならやるよ。
ウサギを狩るより簡単だ‥」

アラシ&レオナルド
「あぁん!?」

カスミ
「アホ共‥やめろや!」

ゴン!ゴン!

ライガ
「そんじゃ‥やるか!」

銀髪の男
「へへっ‥」

『只今よりダイロン・バカラの処刑を執り行う!』

バカラ処刑!?

銀髪の男
「させねぇよ。行くぞ、お前ら!」

黒髪に赤メッシュの男
「セブンズ海賊団‥足、引っ張るんじゃねぇぞ‥」

ライガ
「バカラは俺達が助け出す!」

『おじいちゃん‥』

セブンズ海賊団との共闘!?

今んとここんな感じの話を書いていきたいなーって感じです笑
内容変わるかもしれないですけど、楽しみにして頂けると幸いです!

どうぞよろしくお願いします!

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2 :海賊バカ
04/09(水) 15:02

軽い予告編だけ‥
では海賊バカ劇場スタート!

#0『予告編』

銀髪の男
「ここは‥‥。俺は誰だ‥?」

看護師
「記憶喪失!?」

銀髪の男
「無いものは仕方ねぇ。
俺は記憶を取り戻す旅に出る!」

看護師
「全治2年‥退院して出て行くとなると、この2年分の治療費を払って貰う事になるけど、あなたお金はあるの?」

銀髪の男
「‥‥‥‥」

茶髪の女
「よし‥もう2年入院した方が良さそうやなぁ‥」

『探したぜ‥俺の名前を好き勝手使いやがって‥』

銀髪の男
「あぁん?」

黒髪に赤メッシュの男
「名前‥返してもらうぞ。」

名前を掛けた因縁の対決!?

『ハハハ!お前ら強ぇなぁ!』

銀髪の男
「セブン・D・ライガか‥」

茶髪の女
「【海斬り】に【絞殺師】まで‥
この2年で無数の馬鹿げた事件を起こしてきた海賊団‥」

アラシ
「へぇ‥俺達も有名になったもんだ。」

レオナルド
「お前は名前だけ1人歩きしてるだけさ。
そんな事より‥俺はキミに出逢えたことを運命以外の言葉では表現する事が出来ないさ。」

アラシ
「おい‥こいつの首ならやるよ。
ウサギを狩るより簡単だ‥」

アラシ&レオナルド
「あぁん!?」

カスミ
「アホ共‥やめろや!」

ゴン!ゴン!

ライガ
「そんじゃ‥やるか!」

銀髪の男
「へへっ‥」

『只今よりダイロン・バカラの処刑を執り行う!』

バカラ処刑!?

銀髪の男
「させねぇよ。行くぞ、お前ら!」

黒髪に赤メッシュの男
「セブンズ海賊団‥足、引っ張るんじゃねぇぞ‥」

ライガ
「バカラは俺達が助け出す!」

『おじいちゃん‥』

セブンズ海賊団との共闘!?

今んとここんな感じの話を書いていきたいなーって感じです笑
内容変わるかもしれないですけど、楽しみにして頂けると幸いです!

どうぞよろしくお願いします!

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3 :海賊バカ
04/09(水) 22:58

目次

>>4#1〜#20

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4 :海賊バカ
04/09(水) 23:07

『FAMILY BOND』

>>5#1 『プロローグ』
>>6#2 『ギネス』
>>7#3 『医療船・ジプソフィア号』
>>8#4 『トレインの頼み』
>>9#5 『ミッション』
>>10#6『それぞれの動き』
#7
#8
#9
#10

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5 :海賊バカ
04/09(水) 23:14

>>3目次

『FAMILY BOND』

#1『プロローグ』

天候は嵐
新世界の海域には2隻の船が並ぶ
船上には激しい戦いの跡、そして大量の血痕
その中心には2人の男が立ち尽くす‥

銀髪の男
「ハァ‥ハァ‥ゲホッ‥
てめぇ‥許さねぇぞ‥よくも船員達を‥」

黒髪に赤メッシュの男
「こっちのセリフだ。散々暴れてくれやがって‥
それにその出血‥致死量だぞ‥」

銀髪の男
「ははっ‥俺は死なねぇんだよ‥
大事な家族の為にも‥これからの俺の未来の為にもな!」

黒髪に赤メッシュの男
「そうかよ‥
んじゃ、トドメと行こうかぁ!!」

チャキッ‥
黒髪に赤メッシュの男が銀髪の男に刀を向ける

銀髪の男
「‥‥‥‥!!
運が良いのか悪ぃのか‥
おい‥後ろ、見てみろ。」

黒髪に赤メッシュの男
「‥‥‥どう見ても運悪ぃだろ。」

2人の後方からは、凄まじい勢いで迫り来る巨大なサイクロンの姿

黒髪に赤メッシュの男
「こりゃ助からねぇな。
決着は来世まで我慢するしかねぇ‥」

銀髪の男
「だからよぉ‥!!
俺は死なねぇって言ってんだろ!
それに‥来世まで待つ必要なんてねぇだろ?
ここでケリ付けてやるよ!」

ガギィーーン!!
刀と木刀がぶつかり合う

銀髪の男
「‥‥ちっ。時間切れか‥」

黒髪に赤メッシュの男
「‥‥みてぇだな。あばよ‥」

ドゴォォォアー!!
サイクロンは2隻の船を破壊し、2人は宙に舞う

サイクロンは勢いを殺さずに海の彼方に消えていった‥

そして2人は海底へ沈んでいく‥

そんな戦闘から2年後‥
新世界の海に浮かぶ船には『Gypsophila』の文字

〜ジプソフィア号〜

『おーい!総院長ー!』

総院長と呼ばれた男
「何やキーン!緊急信号でも受信したか?」

元バカラ海賊団・親衛隊長
【逆刃刀】のキーン
懸賞金4億8100万ベリー
ジプソフィア号【相談役】

キーン
「緊急信号じゃねぇ‥
だが、ゾフィーから寝たきりの患者が目を覚ましたとか‥」

ゾフィー
「俺はアイラから聞いただけだ‥
患者に状況説明が必要だと。
その件でブランがバカラ‥お前をお呼びだ。」

元バカラ海賊団・副船長
【三叉戟】のゾフィー
懸賞金5億3000万ベリー
ジプソフィア号【副院長】

バカラ
「ほう‥
噂通りの男なら暴れられたら面倒やな。
念の為‥ゼウスとトレインを、病室に呼んでくれるか?」

ゾフィー
「了解した。」

数分前の病室では‥

銀髪の男
「ふぁ〜あ‥よく寝た‥」

銀髪の男が身体を起こす

看護師
「えっ‥起きた‥‥?
ちょ‥ちょっと!!ブランさん!」

ブラン
「ん?
‥起きたか。
メハハハ。騒がしくならなきゃいいが‥」

元オリオン軍・キャメル
現・ジプソフィア号【2代目院長】
【切り裂き】アーリー・ブラン
懸賞金2億5000万ベリー

銀髪の男
「誰だお前?ここはどこだ?」

ブラン
「俺はこの船の院長‥
アーリー・ブランだ。よろしく。
今から総院長を呼ぶから、詳しい事は総院長から聞くといい‥
アイラちゃん、総院長を呼んでくれるか?」

アイラ
「かしこまりっ!」

そして病室にはバカラ、ゾフィー、ゼウス、トレインが到着する

バカラ
「起きたみたいやな。
体調はどうや?」

銀髪の男
「悪くねぇ‥
‥‥が、1つ聞きてぇ‥」

バカラ
「ん?何や?」

銀髪の男
「俺は誰だ‥?」

全員
「は!?」

>>6次話

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6 :海賊バカ
04/18(金) 23:27

>>3目次
>>5前話

『FAMILY BOND』

#2『ギネス』

アイラ
「記憶喪失!?」

ゼウス
「記憶が無いのか‥
困ったもんじゃな‥」

海軍本部中将
ジプソフィア号【監視役】
【黒炎】セブン・D・ゼウス

トレイン
「おいおい‥大丈夫かよ‥
そんな事よりアイラっち!
おやつにケーキ作ってきたんだけど食う?」

バカラ
「トレイン‥‥殺すぞ!」

セブンズ海賊団・コック
ジプソフィア号【臨時コック】
【首狩り】ギル・トレイン
懸賞金2億9100万ベリー

トレイン
「でもよ、バカラさん‥
こいつ暴れるような男には見えねぇが‥」

バカラ
「‥‥‥‥。
確かに‥敵意は無さそうやな。」

銀髪の男
「何だか俺にもわからねぇが、色々と世話になったみてぇだな。ありがとう。」

アイラ
「ちょっと!まだ動いちゃだめよ!」

銀髪の男
「うるせぇな‥俺は俺のやりたいようにやる!
女がいちいち口出してくんな!」

アイラ
「‥‥‥。
‥‥‥今何つった?」

バカラ
「!!」

銀髪の男
「無いものは仕方ねぇ。
俺は記憶を取り戻す旅に出る!
世話んなったな。」

アイラ
「ねぇ、1ついい?」

銀髪の男
「あぁん?」

アイラ
「全治2年‥退院して出て行くとなると、この2年分の治療費を払って貰う事になるけど、あなたお金はあるの?」

銀髪の男
「‥‥‥‥。
あるわけねぇだろ。それに治療してくれと頼んだ覚えはねぇ!」

銀髪の男が立ち上がり、扉に向かうがアイラに肩を掴まれる

銀髪の男
「ん?」

アイラ
「おいコラ‥ワレェ‥さっきから調子乗った事ばっか言ってくれよって‥」

銀髪の男
「あぁん?」

アイラ
「よし‥もう2年入院した方が良さそうやなぁ‥」

銀髪の男
「‥‥‥‥!!」

数分後‥
ボコボコになった銀髪の男がアイラの前で正座をされられる

銀髪の男
「てめぇ‥医者だろ‥
それが怪我人に対しての仕打ちか!」

アイラ
「もう怪我してないでしょ!」

銀髪の男
「今したよ!」

アイラ
「何この患者!うるさいし、わがまま!」

病室の端でブランがバカラに話しかける

ブラン
「なぁ、総院長?」

バカラ
「ん?」

ブラン
「アイラちゃんはあいつの事、知らねぇのか?
記憶を取り戻したら‥」

バカラ
「どうなるにしろ‥あの銀髪の小僧はあの様子じゃ戦闘になれば先陣切るやろうな‥
とは言え、ここは新世界。今のあいつが勝てる相手などおらん‥」

ブラン
「まぁ‥そうか。
じゃ‥あれ渡しとくか‥」

未だに口論を続けるアイラと銀髪の男にブランが近付く

ブラン
「おいおい‥いつまで喧嘩してんだ‥
‥‥これ、お前のだろ?」

銀髪の男に2本の刀を渡す

アイラ
「ブランさん!
それ渡して暴れられたら‥」

ブラン
「大丈夫だ。敵意はないよ。
それに暴れられても問題ねぇ‥
こいつを力で抑え付けることの出来る人間がこの場には4人いる‥」

トレイン
「‥‥‥‥ん?
ちょっと待てブラン!
そこに俺は入ってんだろうな!?」

ブラン
「入ってるわけねぇだろ‥
バカラさん、ゾフィーさん、キーンさん、じじいの4人だけだ‥」

ゼウス
「クソガキが‥」

銀髪の男
「これ‥俺の刀か?」

ブラン
「浜に打ち上げられてたお前が大切そうに握ってたから、一応保管しておいた。
いらねぇなら捨てておくが‥」

銀髪の男
「いや‥貰っておく。
‥‥‥ん?鞘に何か彫ってある‥」

鞘を見つめた後にアイラに鞘を向ける

アイラ
「ん?」

銀髪の男
「何て書いてあるか読め!」

アイラ
「‥‥はぁ‥
人に物を頼む時は、お願いしますやろがい!!」

ボゴォー!!
華麗なかかと落としで銀髪の男は白目を向く

銀髪の男
「す‥すみません‥でした‥」

アイラ
「分かればよろしい♪
‥‥‥あ!これか‥
んん?‥‥どこの国の言葉だろ?あたしの国と似てる‥」

銀髪の男
「読めねぇか?」

アイラ
「いや‥わかるよ。
これがあなたの刀で持ち主なら、あなたの名前は‥ギネス!」

銀髪の男(ギネス)
「ギネス‥‥‥」

アイラ
「(本名は黙っておくか‥)」

>>7次話

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7 :海賊バカ
04/25(金) 17:55

>>3目次
>>6前話

『FAMILY BOND』

#3『医療船・ジプソフィア号』

アイラ
「名前も分かったとこで、ギネス♪」

ギネス
「ん?」

アイラ
「金を払え♪」

ギネス
「だから金はねぇって言っただろ!
‥‥‥‥治療してくれた事は感謝してる。
記憶を取り戻したい。頼む。」

頭を下げるギネス

バカラ
「ギネス‥と言ったか?銀髪の小僧。」

ギネス
「ああ。」

バカラ
「記憶を取り戻す‥か。
‥‥‥俺の経験上、お前がこのままこの船にいても記憶が戻るとは思えん‥
俺らは訳あって、とある島を目指しとる。
その島に着いたら船から下りろ。
それと‥‥感謝の気持ちがあるなら今回は治療費を取らん。
利子は付けとくで!」

アイラ
「え!」

ギネス
「ほんとか!?ありがとう!」

バカラ
「ただし!
リハビリがてら、その島に着くまでは雑用全般と戦闘員として働いて貰う!」

ギネス
「ん?戦闘員?
病院じゃねぇのか?」

バカラ
「海や病院の無い島で、病気や怪我をした時に動く病院があったら‥
そんな思いを亡き友が日記に綴っていたんや。
しかし、俺もある事件の後に追われる身になってもうて‥当時の船員達と新世界に船を進めたんやが‥」

ゾフィー
「血の気の多い奴らばっかりでな‥
海軍に追われ、海賊に狙われ、懸賞金は上がっちまった‥」

バカラ
「何故大人しく航海出来へんのや‥」

キーン
「元はと言えば、あんたがピサロ殺したからでしょ!」

バカラ
「殺してへんわ!ボケぇ!
あのアホ天竜人を殺したのはゼウスやろ!」

ゼウス
「殺してはない。脅したら天竜人を辞めただけじゃ。
ブァハハハハハ!」

ブラン
「はぁ‥
ギネス‥わかるか?
こんな犯罪者集団とイカレじじいと一緒に航海してる俺の気持ち‥」

ゼウス
「クソガキが‥生意気じゃな。」

ブラン
「つまり‥亡きリョウさんの意志を継ぎ、俺達は動く病院‥ジプソフィア号を立ち上げた!
最初はただの海賊団だったが‥じじいが監視役として船に乗り込んでからは、海軍からも公認の医療船となったわけだ。」

キーン
「未だに金を狙って襲ってくる海賊団が多くて困ってるがな‥
ここは新世界‥半端な海賊は生き残れない‥
襲ってくる奴らも一端の海賊。
戦闘員は多い方がいいわけよ‥」

ギネス
「へぇ‥それでか。」

ゾフィー
「まぁ‥1人‥治療も出来ないただの喧嘩屋もいるが‥あいつは例外だ。」

キーン
「強いんだけど‥
やり過ぎるから‥報酬も減ってるんだよな‥」

ギネス
「報酬?」

ゾフィー
「ああ。遭難‥または襲って来た海賊を拿捕して治療し‥海軍に引き渡す事で俺達は海軍から報酬を得てるんだ。」

トレイン
「あくまで医療船‥元から怪我してたのを治療して引き渡す。これが契約。
‥‥だが‥襲われた時に、やりすぎると契約違反で‥報酬が減ったりするみたいだぜ。」

アイラ
「こっちから手を出すのは禁止!
略奪行為や、民間人に被害を与えたりしたら、その時点で契約は破棄。
あたし達はただの海賊に成り下がるってこと!」

ゼウス
「そんな事したら、わしがこの船ごと燃やし尽くして灰にしてやるわい!」

バカラ
「船ごと灰にする‥‥
‥‥確かに、お前ならそれが出来るわな。
俺達はリョウの意志を継いだだけ。
海賊行為をしたいわけじゃないねん。」

キーン
「まっ‥そういう事だ。
次の島に着くまでゆっくりしててくれ!」

バカラ
「その前に、緊急信号を受信するか‥海賊船が襲って来たら頼むで!」

ブラン
「目が覚めたばっかでお前はまだ絶対安静が条件だから、無茶だけはするなよ‥」

ギネス
「ああ。わかった。ありがとう!
さてと‥‥‥」

ギネスが立ち上がり歩き出す

アイラ
「ちょっと‥どこ行くの!」

ギネス
「リハビリしなきゃだろ?
それに外の空気も吸いてぇし‥
腹も減ったし‥」

トレイン
「腹減ったか!
それなら付いて来いよ!」

アイラ
「あたしも行く!
一応そいつ海で拾ったのあたしだし‥」

トレイン
「バカラさんから聞いたけど、アイラっちを迎えに行ったら、ギネスを抱き抱えながら泣きながら助けを求めてきたって‥‥」

アイラ
「え‥‥‥‥
な‥‥‥なんの事かなぁ‥‥‥
こいつはたまたま海で拾っただけだし!」

ギネス
「へぇ‥‥
良いとこあるじゃねぇか!暴力女!」

ドゴォー!
壁にめり込むギネス

アイラ
「傷だらけの人が海に浮かんでたら助けるでしょ!
あなた生きてるだけで奇跡なんだからね!
記憶喪失だけで済んでよかったと思いなさい!」

ギネス
「目覚ましてからの方が怪我酷くないか‥」

>>8次話

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8 :海賊バカ
05/05(月) 11:00

>>3目次
>>7前話

『FAMILY BOND』

#4『トレインの頼み』

ギネス
「てめぇ、加減しろよ!
俺はまだ患者だろうが!」

アイラ
「もうあんたは雑用でしょうが!」

トレイン
「アイラっちは厳しいな‥」

3人は船の中を歩き進め、キッチンの前で足を止める

トレイン
「入れ!ここが厨房だ。」

ガチャ‥
扉を開け、3人は中に入る

ギネス
「すげぇ広いんだな‥
それにいい匂いがしてやがる‥」

トレイン
「まぁな‥
とりあえず、腹ごしらえだ!
おい!ヴィーノ!」

ヴィーノと呼ばれた男
「おう。兄貴‥こいつらは‥」

トレイン
「お前は戦闘に参加しねぇもんな‥
この船の看護師のアイラっちと、雑用のギネスだ。」

アイラ
「ジプソフィア号の看護師のアイラよ。
いつも美味しいご飯作ってくれてありがとう♪」

ヴィーノ
「‥‥‥‥。」

ギネス
「俺はギネス。
バカラ達の目当ての島に着くまで雑用と戦闘員を任せられた。よろしくな。」

ヴィーノ
「あぁ‥よろしく。」

アイラ
「あれ?あたし無視された?」

トレイン
「気にしないでいいよ。
あいつレディーが苦手で‥」

アイラ
「そういう事‥」

トレイン
「ヴィーノ!ちょっくら2人に飯作ってやってくれ!」

ヴィーノ
「スィ!」

ヴィーノは調理に取り掛かる

トレイン
「さて‥」

シュボッ‥
トレインは椅子に座り、タバコに火をつける

ギネス
「俺も!」

シュボッ‥
トレインからタバコを貰い、ギネスもタバコを吸い始める

アイラ
「一応病院なんだけど‥」

トレイン
「ギネス‥これからの話をしようか‥」

ギネス
「ん?これからの話?」

トレイン
「あぁ‥
ワケあって俺達はバカラさんにこの船に乗せて貰ってるんだが、俺達の船長との約束まであと少し‥」

アイラ
「前に話してた話ね。」

トレイン
「アイラっちには話したが、2年前の俺は名前だけ売れちまって一味の中では戦闘力が高いわけでもねぇ‥ただのコックだった‥
船長達の留守で仲間を守る事も出来ない情けない人間だったんだ‥」

ギネス
「‥‥‥‥。」

トレイン
「そこで俺は船長に提案をした‥
約2年‥みんなバラバラに離れて、力を付けようってな!
正直、あの頃の俺は足手まといだったし、あのままの俺じゃ新世界を戦っていく確信が無かったからな‥
あの化け物達に少しでも近づく為に、バカラさんに頼み込んでこの船に乗せてもらったんだが、いよいよ約束の時!
俺達はこの船を降りる!
そして再会の地に向かわなきゃならねぇ!
そこでだ!お前に頼みがある!」

ギネス
「おぉ‥何だ?」

トレイン
「お前が船を降りる時に俺達も連れて行ってくれ!船ならある!
この船の船尾に繋いであるからな‥」

ギネス
「いいぞ。その代わりお前も俺の記憶を取り戻す旅に協力してくれよ!」

トレイン
「あとでスモーキーに色々聞いておく。」

ギネス
「スモーキー?」

トレイン
「あぁ‥
この船に研究員として乗ってる変わり者だ。
お前の記憶喪失の話は奴の耳にも入ってるだろうし、力になってくれるはずだ!
俺はスモーキーの研究室に行くから、飯が出来たら食っててくれ!」

立ち上がるトレイン

アイラ
「トレインさん‥
1つ気になった事があるんだけど‥」

トレイン
「ん?」

アイラ
「さっきから、俺達って言ってるけど‥
この船に仲間がいるの?」

トレイン
「あぁ‥それはな‥」

バタン!
勢いよく扉が開く

『何やトレイン!何も話とらんのかい!』

トレイン
「カスミっち!」

カスミ
「雑用!敵襲や。働いてもらうでぇ!」

ジプソフィア号【臨時医師】
セブンズ海賊団・船医
【毒牙】ジプソフィア・カスミ
懸賞金3億ベリー

>>9次話

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9 :海賊バカ
05/06(火) 11:43

>>3目次
>>8前話

『FAMILY BOND』

#5『ミッション』

トレイン
「敵襲?海賊か!」

カスミ
「せや。敵の船長は懸賞金5億越え‥
規定によりバカラ海賊団の幹部も戦闘に参加や‥」

トレイン
「おっ!じゃあ俺も‥」

カスミ
「アホ!ウチらがどうにか出来る相手じゃない事くらいわかるやろ!」

トレイン
「‥‥‥‥。
ヴィーノ!付いてこい!」

ヴィーノ
「え‥‥お‥おう‥」

カスミ
「トレイン!」

トレインとヴィーノは、走り出し部屋を後にする

カスミ
「‥‥どの道、時間稼ぎはせなあかんか。
さて、雑用‥
あんたも行くんや‥」

ギネス
「任せとけ!」

カスミ
「こっちや!付いてきぃ!」

カスミとギネスも走り出す

アイラ
「ちょ‥ちょっと!あたしも!」

アイラも2人の後に続き走り出す

〜甲板〜

トレイン
「おい‥‥お前らやり過ぎだ‥」

ヴィーノ
「‥‥‥!」

甲板では3人の海賊により見張り数名が血まみれで倒れていた

トレイン
「こいつら‥‥ブラントン海賊団だな。
船長は懸賞金5億2000万ベリー。
通称【棘殴打】のブラントン‥」

ブラントン
「御明答。」

ヴィーノ
「あいつらも知ってるな‥
ダニエルとヘイデン‥
ブラントンと手を組んだのか‥」

ダニエル
「ダニハハハ。
新世界では強者に付くか死ぬかだ。」

ヘイデン
「ヘイハハハ。
ブラントンの兄貴の強さに俺達は心を折られた。
‥‥‥と同時に海賊王の可能性を見た!
兄貴こそ海賊王になる御方!」

トレイン
「何言ってやがる‥‥」

『おらぁぁぁぁ!!』

ブラントン
「ん?
‥‥‥ぐわぁぁぁぁぁ!」

バキィー!
ブラントンが吹き飛ぶ

トレイン
「ギネス!」

ギネス
「悪い!遅くなった!」

カスミ
「何手ぇ出してんねん!」

ギネス
「手は出してねぇ!
蹴り飛ばしただけだ!」

カスミ
「どっちもダメや!アホ!
こっちから手を出したらアカンて言うたやろ!」

トレイン
「まぁ‥待てよ、カスミっち。
よく見ろ。先に手を出したのはどうやらこっちではねぇ様だぜ。」

カスミ
「え?
‥‥‥‥!!」

カスミは傷だらけの見張り達を目にする

ブラントン
「いってぇ‥な‥
おい小僧‥覚悟出来てんだろうなぁ?」

ギネス
「俺はこの船を守るように言われてんだ!
そいつらもきっと俺を助けてくれた恩人‥
恩人に手を出されて黙ってられねぇ!」

アイラ
「あいつ‥‥」

ブラントン
「ブラハハハ。
覚悟ありか。良いだろう‥
今からお前らをボロ雑巾にするわけだが‥‥
すでに潜入している俺の部下達が爆薬を設置し船を爆破させる‥
爆破するまでがお前達のリミット。
簡単なゲームさ‥
もちろん、受けてくれるよな?」

ギネス
「上等だぁ!!!!!」

トレイン
「アイラっちは下がってな!
ここは俺達に任せろ!」

アイラ
「あっ‥は‥はい‥」

カスミ
「て事は‥‥ウチもやるんか‥」

ヴィーノ
「お‥俺は‥‥」

トレイン
「流石に相手が悪ぃ‥‥
バカラ海賊団の幹部を数名ここに‥‥
誰かに会えたら、爆薬を仕掛けに潜入してる工作員がいる事を伝えてくれ‥‥
こいつらを倒す事‥そして船内の工作員を制圧‥‥爆薬の処理‥‥
これが今回の俺達のミッションだ。」

ヴィーノ
「わかった!任せてくれ!」

船内に走り出すヴィーノ

ブラントン
「ギル・トレインは俺がやる‥
お前らは雑魚2人の掃除を任せる。」

ダニエル&ヘイデン
「了解!」

トレイン
「ご指名嬉しいねぇ‥‥」

【ギル・トレインVSブラントン】

ヘイデン
「ヘイハハハ。女か‥‥
3億の首‥油断はしねぇ‥」

カスミ
「‥‥しゃあない‥覚悟決めるか‥」

【ジプソフィア・カスミVSヘイデン】

ダニエル
「ダニハハハ。
兄貴を蹴り飛ばした事‥死んで後悔させてやるよ!」

ギネス
「ぶっ飛ばす!」

【ギネスVSダニエル】

>>10次話

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10 :海賊バカ
05/09(金) 15:56

>>3目次
>>9前話

『FAMILY BOND』

#6『それぞれの動き』

〜船内〜

ヴィーノ
「ハァ‥ハァ‥ハァ‥
クソ‥‥どこにいんだよ‥‥」

バカラ
「ん?」

ヴィーノ
「あっ!」

バカラ
「何や、そんな息を切らして‥」

ヴィーノ
「て‥敵襲‥‥で‥敵が強そうで‥兄貴から応援を呼ぶように‥‥って‥‥」

バカラ
「ん〜‥‥‥
あぁ‥‥アカンなぁ‥‥
確かに、あの3人じゃキツいものがあるわ‥」

キーン
「船長‥行こうか‥‥」

ヴィーノ
「あ‥あと‥船内に爆薬を仕掛けている工作員がいる。
そいつらも見つけなきゃならねぇんだ‥」

バカラ
「船内に爆薬か‥‥
船内に敵は‥‥‥4人‥‥やな。」

ヴィーノ
「わかるのか‥‥?」

バカラ
「バーハッハ。
総院長の勘や!外は俺とキーンで充分や。
ゾフィーとブランは船内の工作員を仕留めろ!
場所は‥‥‥おっ‥院長室と‥‥書物庫‥‥
それじゃ、ブランは院長室。ゾフィーは書物庫やな。頼んだで。」

ブラン
「了解!」

ゾフィー
「その言い方だと、残り2人の工作員の居場所は聞く必要が無さそうだな‥‥
任せておけ!」

ブランとゾフィーはそれぞれの部屋に向けて走り出す

キーン
「ちなみに残りの2人はどこに?」

バカラ
「研究室とあのアホの部屋や‥‥」

キーン
「あぁ‥‥それなら問題ねぇな。」

ヴィーノ
「お‥‥おい‥‥俺は‥‥」

バカラ
「研究室に行ってくれ。
‥‥‥で、スモーキーに爆薬の処理を頼むんや。
恐らく、あいつくらいにしか出来へん‥‥」

ヴィーノ
「わかった!」

ヴィーノは研究室に走り出し、バカラとキーンも甲板に向けて歩き出す

バカラ
「ほな‥‥行こか。
‥‥‥あっ!手配書、持ったか?」

キーン
「あぁ‥‥バッチリだ。」

バカラ
「銀髪の小僧‥‥大変な運命を背負ったな‥‥
‥‥それはキーン‥お前もか。」

キーン
「いや‥俺はシュバルツ家とは決別してる。
それに‥人殺しを辞めさせてくれたあんたには感謝しかねぇよ‥‥
だからこの命は、あんたのもんだ。
一生付いていくぜ!」

バカラ
「逆刃刀‥‥懐かしいな。」

キーン
「あぁ‥‥テツさん会ってねぇな‥」

バカラ
「あのジジイは殺しても死なへんよ。
さて‥‥甲板や。」

〜甲板〜

キーン
「ブラントン‥‥ダニエル‥‥ヘイデン‥か」

バカラ
「潜入してるのはお前のとこの幹部やな?」

ブラントン
「御明答。
会いたかったぜ‥‥ダイロン・バカラ!」

トレイン
「ん?バカラさん、知り合いか?」

バカラ
「こいつは若い頃に俺の船に乗ってた。
ただそれだけや。」

ブラントン
「冷てぇな。
ギル・トレインはお前の弟子だろ?
ぐちゃぐちゃになるのを黙って見とけ‥‥」

バカラ
「らしいで‥‥トレイン。」

トレイン
「返り討ちにしてやるよ!」

アイラ
「キーンさん‥‥」

キーン
「ギネスはダニエルとか‥‥
相性は悪そうだが‥戦い方を思い出せれば勝てる相手だな。」

アイラ
「戦い方‥‥?」

キーン
「あぁ‥‥
頑張れよ!ギネス!」

ギネス
「おう!」

カスミ
「2人共ウチには一言も無いんかい!」

〜書物庫〜

ゾフィー
「おっと‥‥そこまでだ。
ブラントン海賊団‥‥エンヴィ‥だな?」

エンヴィ
「ちっ‥‥お早い到着だ‥‥
バカラ海賊団の2番手か。お前を仕留めて作業に取り掛かるとするか‥‥」

ゾフィー
「んな事させねぇよ‥」

【ゾフィーVSエンヴィ】

〜院長室〜

ブラン
「ブラントン海賊団‥‥ハミルトン。
ここで何をしてる?悪いが俺の部屋だ。」

ハミルトン
「俺を知ってるのか?」

ブラン
「情報は常に入れるようにしてんだ。
この船の爆破はさせねぇよ!」

【ブランVSハミルトン】

>>11次話

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