うちのカワイイコウハイ(棒読み)が何かほざいてやがったから。 オレは一人で生きていける自信があった。それが無理で、どっかでぶっ倒れちまったら、オレがその程度の人間だったってだけだろ。とも思ってた。 でも、今は違う。―――信用したって裏切られない保証はどこにもねェ。それでも、頼りたい奴が居て、頼って欲しい奴が居る。多くはねェが、大事な奴等が出来た。 今となっては周りの奴等全部を疑って生きるくらいなら、周りの奴等全員を信じて生きたいって思えるくらいに。 オレを変えたのは、お節介で世話焼きでお人好しなうちの煩い後輩。お前だぜ?お前との出会いから見える世界が変わった。人との繋がりが煩わしくないし怖くなくなった。 だから、助けたい奴が居るなら、お前なら或いは。って思ってる。オレも心配だしな。 安心しろテメーを独りになんざしてやらねェよ。 わかったら、とっとと帰って来い。推しメンの抱き枕と寝ちまうぜ? |
▼すまなかった。 やらかしてしまった…。失態だ。いつ寝落ちたか記憶にない。だが、随分と爽やかな寝起きだった事は記憶にあるんだが。 オレは何時の間に寝落ちるような無防備な人間になったんだ。人前で正体無く寝こける様な醜態を晒すとはヤキが回ったものだな。元帝光バスケ部主将が聞いて呆れる。 僕は本当にどうしてしまったんだろう。 ▼取り敢えず。 昨日付き合ってくれた者には礼を。 大輝、いつも遅くまですまないな。熱は下がったかい?もうお前だけの身体ではないのだから、余り無茶をするなよ? 高尾君、いきなり不躾な話ばかりですまなかったな。宮地さんは任せた。君なら大事にしてくれるであろう事は昨日の通話で確信したよ。これを機に僕等とも仲良くしてくれると有り難い。 宮地さん、先日に引き続きグダグダとした会議では有りましたが、先日よりは幾許か有意義であったと思います。いきなりというのは少し難儀ではあるかとお察ししますが、もう、恋人にくらいは我慢せずに甘えても構わないんですよ?僕等の危惧は杞憂でした。貴方は、愛されているじゃないですか。 PS.兄ちゃんと呼んでくれる日を心待ちにしています。 と、些か出過ぎた事かも知れないが、伝えておくべき事は思い立った時に書き残さねばと思ったもので。 ▼後日 僕が寝た後どういう経緯でどんな事があったのか教えて欲しいものだね。仲間外れは厭だ。 ▼重ねて 詫びを。寝落ちて申し訳なかった。これに懲りず、またの機会に誘って頂けると有り難い。 ▼まとめ 弟達が天使。 |
タグメモ
▼おはよう。
いや、早いのは分かっている。寝落ちてしまった後に魘されていたようで家人に起こされた。…ねむい。