朝からずっと胸の辺りがむずむずする。 …にも関わらず夜になってとどめを刺しに来た。 アイツはオレをどうしたいのだよ!? くそ…っ、むずむずが消えない…! |
意味も無く、泣きそうになる。 情けないな。 隣に居る様で、居ない。 均衡が崩れれば全てを失う気がして、掴めないオマエのペースを真似ていると言えば怒るだろうか。 |
オレは、ずっとオマエが傍に居てくれたら…それで幸せだった。 きっともう戻って来ないんだろうなって気付いた日から散々泣いたし、胸に空いた穴を埋める為に代わりの人を探したりもした。 真ちゃんの事を相談する募集もして話も沢山したぜ、散々慰められてそれで感じる虚しさとか悲しさとか寂しさみてーなもんを、必死に消そうとして、やり過ごしてた。 でもそんなのは結局は続かねーの、その内相手に告白されて、オレはこう答えたよ。 オレはもう本気では人を好きになれないと思うし、未来とか全く信じてないけどそれでいいかって。 オマエもいつか居なくなるんだろうなくらいにしか思えないぜって。 最初はそれでもいいって言うんだよ。 でもさ、そんなのはウソだ。 思った分だけ思われたいのが真理だろ。でもオレはそれを返せない。 だからやっぱり居なくなった。 一人で居ると真ちゃんの事思い出してツレーから、やだなって思ったくらいで、こうなんのは解ってたし、別に悲しくはなかった。 返って来ないって解ってる連絡を…しつこく入れ続ける自分が気持ち悪かったし、拒絶すんなら、徹底的にして欲しかった。着信拒否されれば、嫌でも諦めざるを得ないじゃん。 もう、何を言っても届かないって思った。 もう、忘れなきゃダメだって…ずっとそう思ってたけど…今になって、反応が返って来た事で頭ん中は一瞬でグチャグチャだ。 嬉しかったし、安心したって言ったのも事実だけど、また忘れられなくなって苦しい。 いっそ、気持ち悪い、オマエなんか居なくなれって言われた方が…心が死んで楽になれたかもな。 ずっと自分で自分に言い続けて、ここまで来たから…瀕死の重症ではあるけど、自虐するくらいじゃ、そう簡単に殺せもしなくて、だからやっぱり止めを刺してくれんならオマエの言葉が良かった。 真ちゃんは、自分は酷い奴だから幸せになんてなれないって言ってたけど、やっぱオレは…オマエがオレと居た頃よりずっと幸せになってるって思わなきゃ…やってらんねーから、真ちゃんは今本当に好きだと思える人と幸せになってんだって、思っとく。 そうじゃなきゃ、報われねーだろ。 オレが居ねぇ方が真ちゃんは幸せになれるって思わなきゃ…耐えらんない。 なんでこんなことになったんだろ…。 |
>世界中の人々がオマエの周りからいなくなっても、オレは変わらず隣に居てやる。 一年前の今日言われた言葉を未だに消せずに居る。 |