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┗403.男「女さんをデートに誘いたい」
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1 :一円◆n/WjB.Mt9c
投稿日:10/12/30 02:29:19 7ZuT1PBaO
男「どうすればいいかなぁ……はぁ……」
チラッ
女「そういえば、あそこのお店、美味しいらしいよー」
女友「へー、ほんとに?」
男「……………………」
男「女さん……綺麗だなぁ……」
男友「どーしたよ男、なーんか暗いぞ? 宿題忘れたか?」
男「違ェよ!」
男友「わかってるわかってる、女のことだろ? ほんとおまえ、あいつのことが好きだよなー」
男「惚れたものはしょうがないだろ?」
男友「まーな。じゃあとっとと告ってきたらどうだ?」
男「それができれば苦労はしない(キリッ」
男友「何故そこで威張る……」
男友「……だが、どうするかおまえが決めない限りは、俺は手助けできないからな。そこらへん、頑張って考えてくれや」
男「……そうだな」
男友「じゃ、俺彼女待たせてるから先帰るわ。じゃーなー」
サッ
男「……………………」
男「……リア充爆発しろ……」
女「じゃあ、明日さっそく行こうか」
女友「そうだね、何時にどこで集合にする?」
女「んー……じゃあ、1時に噴水前で」
女友「おっけー」
男「………………」
男「1時……噴水前……」
(202.229.178.3)
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2 :一円◆n/WjB.Mt9c
投稿日:10/12/30 02:31:17 7ZuT1PBaO
─翌日─
男「あそこの噴水……だよな」
男「(うん、ちゃんと女さんがいる……女友はまだ来てないみたいだな)」
男「(よし、作戦の再確認だ)」
男「(今から出ていって、女さんに会う。そして、)
男「(「やあ女さん、偶然だね!」)」
男「(「これからどこ行くの?」)」
男「(「俺もそこに行く途中なんだ!」)」
男「(この三つを言って女さんと同行し、まずは懇意になる! オーケイ!)」
男(そうと決まれば、さっそく作戦決行……)
男(あ、あれ……女さんに近づいて行く奴は誰だ……!?)
A太郎「なぁなぁそこのおねーちゃん、俺らと一緒に遊ばねェ?」
男「(ナ、ナンパ野郎だーっ!)」
(202.229.178.3)
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3 :一円◆n/WjB.Mt9c
投稿日:10/12/30 02:32:58 7ZuT1PBaO
女「いえ、あの、友達と遊ぶ予定が……」
B助「なになに、友達も女の子? じゃあさ、その子も一緒に遊ぼうぜ!」
女「え、それは……」
男「(女さんと遊ぶとか羨ま……じゃなくて、このままではまずい!なんとかしないと……)」
AB蔵「この近くのカラオケ屋、結構安いんだぜ?」
男「ま、待てーい!」
全員「!?」
男「その子は俺と遊ぶのさ! な、早く行こうぜ?」
キラッ☆(歯を光らせた笑顔のつもり)
男「(……決まったァ!)」
女「……どいつもこいつも、黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって……」
女「その腐った根性、叩き直してやるわっ!」
バキドカバシッ
A太郎「あべしっ」
B助「ひでぶっ」
AB蔵「たわらばっ」
男「ぐはぁっ」
男「(な……)」
男「(なんで……俺……ま……で……)」
バタッ
女「ふぅ、悪者は殲滅したわね。なんだか清々しい気分だわ」
女友「女ー、待たせてごめーん」
女「そんなに待ってないよ。じゃあ、行こっか」
女友「うん」
スタスタ……
(202.229.178.3)
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4 :SERNの名無しさん
投稿日:10/12/30 05:14:46 2kfqy1jxO
完
一円 先生の次回作にご期待ください
(121.111.231.67)
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5 :SERNの名無しさん
投稿日:10/12/30 11:17:14 EQ6HUnrYO
なんか……どっかで見たことのある展開だなww
(59.135.38.168)
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6 :一円◆n/WjB.Mt9c
投稿日:10/12/30 12:22:03 7ZuT1PBaO
─翌朝─
男友「おはよ……うわ、どうしたんだよそのあざ。女を手ごめしようとして反抗されたか?」
男「当たらずとも遠からず……」
男友「……何があったんだよ」
男「実は……かくかくしかじか」
男友「なるほどな。ところでおまえ、その『ナンパされてるのを助けようとした』時の台詞、もっかい言ってみ」
男「『その子は俺と遊ぶのさ! な、早く行こうぜ?』」
男友「あー、そりゃだめだな。どっからどう聞いても新たなるナンパ野郎の出現にしか聞こえない」
男「なん……だと……」
男友「だいたい、助けるなら助けるで、なんでもっと言葉選ばないんだよ。『やめろ! 嫌がってるじゃないか!』とかさぁ」
男「それもそれでどうかとは思うんだが……」
(124.146.175.99)
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7 :一円◆n/WjB.Mt9c
投稿日:10/12/30 12:23:09 7ZuT1PBaO
男友「つか、なんでああいうこと言っちゃったわけ」
男「ほら、よくさぁ、絡まれてる女の子に、『この子は僕の恋人だ。手を出すんじゃない』って恋人でもないのに言って助けて、後で『恋人なんて言って悪かったね。じゃ』と去っていって女の子が惚れるっていう話があるだろ? あれやりたかったんだよ」
男友「ほうほう」
男「で、流石に恋人とか言うのはどうかなーと思ったから、普通に友達みたいなノリで行こうと思ったんだが……」
男友「じゃあ当初の計画通り、『やあ女さん、偶然だね』の方が良かったな」
男「そうか……俺もうダメかな?」
男友「バカ、すぐに諦めんなよ。今から俺がついてってやるから、ちゃんと釈明しようぜ」
男「い、今から!?」
男友「そーそー、こういうのは早い方がいいんだよ。おら、さっさと行くぜ」
ずーりずーりずーり
男「ひ、引っ張るなバカ首が締まげほがはっ」
(124.146.175.100)
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