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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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>>10 最高です。声に出して笑ったw >>10さんにインスピレーションもらって書いてみた。 センチタソ可愛いよセンチタソ。 いつでも、呼ばれるのを待っている。 冷たい空間の中で眠っているのは、フランス人形もかくやとばかりの美しさを誇る少女だった。人の手で作られたかのような造作の顔立ち。指先の、爪一枚に至るまで磨き上げられた美しさ。プラチナブロンドを少しきつく巻いた髪。身に纏うのは黒一色のドレス。レースもフリルもふんだんに使われたそれは、少女に良く似合っていた。 少女は胸の上で手を組み、眠っていた。胸は小さく上下し、頬には赤みが全くない。けれど、不健康さはない、自然な肌の白さだった。 不意に、閉じられていた目を縁取る長い睫毛が、ふるりと震えた。見落としてしまいそうな小さな違和感。少女の眠りを妨げる、唯一のもの。 (―…、………、……) それは音のようなものだった。視覚されず聴覚されない、けれど、少女を目覚めへと導く、確かに音のようなものだった。 母親が我が子を抱きしめるような愛しさすら伴って、少女は覚醒する。 少女は降り立った。かつり、と、靴と地面の擦れ合う音がする。空間に質量が戻ってきた。ここには、大気すらある。 ゆっくりと目を開き、鮮やかな世界を視界いっぱいに映す。 それから、ふんわりと笑う。 「…おはようマスター、」
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