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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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「……そういえばうろちゃん、昨日奢ってくれるとかいう話、してたわよね?」 いやしてない、と言いかけて、俺はその台詞を抑えた。 ローラの能力は、『信じているものを反転させる』能力──今迂闊に否定でもしようものなら、逆に信じこまされる。だが、口を開かなければやり過ごせる。いや、口を開いたとしても別の話題にすり替えれば── 「ねえエリー、そう言ってたわよね?」 きらん、とエリーの目が光った。 「うん、言ってたよー。ねえうろにー、そう言ってたよね?」 ──畜生。 なんの為のチームか、すっかり失念していた。 エリーの能力は、『答えなければ親しい者が誰か死ぬ』能力だ。こんなくだらないことで友人や他の同僚を死なせるわけにはいかない。 だけどおまえらも死ぬ可能性があるってことわかってる? あとこんなことで能力乱発するな、乱発。 「ごー、よん、さん、むぐっ」 「ああわかったわかった。奢ってやるからやめろ」 カウントダウンに入ったエリーの口をふさぎ──それで能力の発動が停止するわけじゃないが、台詞に割り込む為だ──、俺は降参の意を示した。どうせ朝から俺の家の前にいたのも、これが狙いだったんだろう。無理矢理信じこまされるよりは、不本意だろうが自分の意思で行った方がマシだ。
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