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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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「他の方の詳細はあまりよく知らないのですが……あの子は私に付き合ってくれただけで、さしたる理由はないと言えますかね」 ……その当時から、こいつら随分と仲が良かったんだな…… 「因みに、私が聖検死団に入った理由は……お聞きになりたいですか?」 ──そう言った深淵検死官の笑みに、危険なものが混じる。この結界をつくった時の狂気の笑顔、その一歩手前だ。 「……いや、いい」 俺は彼の申し入れを断る。『ドS』という事前情報と、彼自身の危険な笑みを見れば十分に察しがつくというものだ。おやそうですか、と深淵検死官はこともなげに危険な雰囲気を消し、話題を戻した。 「で、あなたの方は、何故異端審問会に?」 ……まあ、そろそろ答えないといけないか。 俺は、昔も訊かれたその問いに、当時の通り答えた。 「俺は、できるだけ人を殺したくはない。……聖検死団に入ると、殺害任務ばかりやらされそうだからな。性に合わないんだ」 「……成る程」 深淵検死官は、苦笑する。 「殺せる能力があるというのに殺す気がないというのは、実に勿体ない気もしますがね──あなたを見ていると、昔の上司を思い出しますよ」 「聖検死団の一員と重ねられるとは、光栄だな」 俺は奴に軽く皮肉を言ったが、いえ、と深淵検死官は首を横に振った。
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