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477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】
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「さて……では、今度こそ、お互いの用は済んだということで宜しいでしょうか?」 深淵検死官の確認に、俺は一瞬、言葉に詰まる。確かに、俺の用事も、あいつの用事も、し終えてはいるのだが……。 ……まあ、別にいいか。どうせこれは私闘のようなものだし、来ないなら来ないで、俺はそれで構わないし。 そう思って、俺が口を開いた時だった。 「──待たせたわね」 俺の右隣に、女の姿が。 「えりーちゃん参上なんだよ」 俺の左隣に、少女の姿が。 どこからともなく──顕現した。 「この期に及んで三対一とは……いささか卑怯ではありませんか?」 すねたように、深淵検死官は言う。何言ってんだこいつ。 「以前、多人数で俺を取り囲んでくれた連中と同じ組織の奴が、よくいけしゃあしゃあとそんなことを言えるな」 「だってあれ、私じゃありませんし」 平然とした顔で、ぬけぬけと奴はそう答えた。罷り通ると思ってんのか、そんな理屈が。 ……しかし、これ以上言っても無駄な気がしたので、俺は奴の認識の訂正に移ることにした。 「一応言っておくが、俺は本当におまえへの用事は済んだからな。ただ、こいつらがあんたを追撃したいってことなら、止める義理は」 「あら、もう終わってたの?」 「えーつまんなーい」 俺の台詞を遮って、両隣から軽い驚きと不満の声が上がる。 不服そうに口をへの字にするエリーとは対照的に、ローラは片手を軽く振って、あっさりと言った。
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