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609.暇だから小説でも書いてみる
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今日はクリスマス。 華やかな電飾で彩られた夜の街の中を、大学の女友だちと歩いている。 告白するのには絶好の機会だろう。 俺は、ながい間、思い重ねてきた気持ちをようやく言葉に出すことができた。それが、 「好きだ」 の、ひと言だった。 緊張しながら、“まだ”友だちの、彼女の表情をうかがう。 すると、ぱあっと花でも咲くかのように表情が笑みに満ちた。 もう“彼女”と言ってもいいだろう。 彼女はその笑みを俺にむけていった。 「本当に!? 私も大好きなの! 今泉くんにも気にいってもらえて嬉しい!」 そうだったのか。両思いだったのか。それなら、もっと早く告白しておけばよかった。 でも気になることがある。彼女は、俺のどこが好きなんだろう? 「あのさ、訊いてもいい?」 「なに?」 「どこが、好きなの?」 「えーとね……」 彼女は人さし指をあごに当てて、空中を見つめながら答えた。 「どこも好きだよ」 「たとえば?」 「えーと……」
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