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609.暇だから小説でも書いてみる
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――続き 「信じられない。そんなのぜんぜん気づかなかった。まさか香水つけてたなんて……。なんか私、もう世の中が信じられない」 「そんなに香水イヤなの?」 ふつうの反応だよ、と彼女はいった。なんだか知らないけど、不機嫌そうな表情だ。 「でも」 不機嫌そうな表情が、また明るい表情にもどった。 「店員さんも好きだな。店員さんがいい感じの人だったから、香水の件は許すね。私も、今のところお腹こわしてないし」 「店員?」 「そう。店員さんも私は好きだよ」 俺は少し考えた。 店員が好きとは、どういうことだろう。 もしかして、俺の実家のことを言っているんだろうか? 実家は居酒屋をやっている。店員は、両親と、高校生のアルバイトの子を含めて3人。 「そう、店員が好きなんだ」 「うん。あ、知ってる? あのアルバイトの女の子ね、私と仲いいの」 「へえ、そうだったんだ」 「うん。でね、聞いたんだけど、そのアルバイトの子ね、店長さんのこと好きなんだって」 「そうだったの?」 恋愛に歳の差は関係ないんだろう。 そんなふうに考えていると、彼女がいった。
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