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651.自サイトにUPした小説があまり相手にされないので、こっそりここに書いてみる。
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「そうかな? 家庭科の時間にみんなで作ってたけど……あ、石田くんは男子だから、別のものを作ってたのかもね」 「男子も女子も関係ないって! 教えないよ、そんなの」 「そんなことないよ」 「どんな環境で育ったんだよ」 「どんなって。普通だよ。それより石田くん。せっかく作ったんだから、さっそく着けてみてよ」 「無理だよ!」 石田は、持っている袋を百合子に押しつけた。 「なんで?」 百合子は、押しつけられた袋を、ふくれっ面で押し返す。 「なんでって、まずいだろ、さすがに」 「まずい? なんで? ……あ」 百合子はいたずらっぽい笑みを浮かべ、「分かった」と言った。 「恥ずかしいんでしょ。私とおそろいなのが」 「おそろい?」 「そう。いま私が着けてるのと、同じデザインにしたんだよ。それ」 「きみも今、着けてんのか!?」 「うん。ほら、見てよ」 百合子は顎をあげ、首に巻いているマフラーを石田に見せた。 「そんなところに?」 石田は覗き込むように、百合子の首もとを見る。
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