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651.自サイトにUPした小説があまり相手にされないので、こっそりここに書いてみる。
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百合子は袋の中身を取り出した。 拳銃だった。 ※ 一方。 男……渡瀬のもとにも、1人の青年が駆けつけていた。 「すみません、渡瀬さん。遅れちゃって」 駆けつけて来た青年は、息を切らせながら頭をさげた。 「遅えよ」 渡瀬はベンチから立ち上がると、頭をさげる青年を見おろして声を荒げた。 「すみません」 「まあ、いい。それより小川」 「はい」 青年……小川は頭をあげた。 「俺がお前を雇った理由は分かってるよな?」 「はい。私の、拳銃の腕を見込んでいただいたからです」 「その通りだ。お前が拳銃を使えば、ウチの組に敵対する邪魔者を、確実に暗殺できる。だから雇った。それでな、さっそく、お前の腕を借りるときが来たんだよ」 「ホントですか」 「ああ。まずはこれを見ろ」 渡瀬は、ベンチの真ん中の席に置いてあった袋を取ると、それを小川の胸に押しつけた。 小川はそれを受け取る。 「中身を確認しろ」 渡瀬はまわりに視線を配りながら、そう言った。小川の方は見ていない。 「はい」 小川は袋の中に手を入れ、中身を取り出す。 取り出されたものは……。 マフラーだった。 小川は訝しげに首をひねると、とりあえずマフラーを袋の中に戻した。
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