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┗657.俺が高層ビルの屋上でいつもより赤い月を見上げながら｢いよいよか…｣って呟くじゃん？
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その頃俺は「でも、それが彼女の願いなら…」 って呟いて、羽織ってもいないマントをバサァって翻してその場を去る。 って夢をみて目を醒ます。 すでに、朝と呼ぶには遅い時間。 遠くから学校のチャイムの音が聴こえて来た。 僕はベットに入ったまま、仰向けのまま、何故か込み上げてくる涙が、瞳から零れ落ちないように、ジッと天井を眺め続ける… とするじゃん?

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