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┗2511.蒼紫-aoshi-(111-115/177)
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111 :
檜佐木修兵
2010/02/07(日)20:28:40
>錦耿衣し陰り
彩色豊かに滑るは王気
狙う荒むは未だ透かず
故に陰るは真の錦に
後になって考える
時が経つとも終末は同様
己の脳は容易に発達しねぇ
刻むか余程の経験と共に
糧になっていくしかない
なら初夏の陽射しから
学ぶ悼みはなんの為か
どれだけ考えても
言葉にしてみれば紙の様
薄いんだよな、過程が無いから
ならその過程はどこへ運ぶ
弾けた後の赤い水滴の如く
以前の形は気に留めない
それで思考がやや容易なのか
>変な終末に辿りついたもんだ
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112 :
檜佐木修兵
2010/02/08(月)04:04:19
深い深海に沈む気泡に
殺すことなく辿り着く
>そんな風に触れた手
痛い程の背中の感触と
比にならないアナタの想い
全て、伝わる事に痛み
回数よりも適するなら濃度
ちゃんと、分かるんだ
言葉も…
警戒を解くなら
身体も…
温もりを覚えるなら
>俺は、何度だって
手を掴むから
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113 :
黒崎一護
2010/02/10(水)07:33:45
雪に曇りが在るように
真白く見える中枢に
点にも満たない陰り一つ
万に一つの小ささで
無にはできない在を為す
握る拳に掴めぬ水
目を閉じるも差し込む陽
届かない鎖を手繰る術
人は探ることも恐れてる
どこまでも続く鎖が
落ちる音は胸を砕くだろう
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114 :
檜佐木修兵
2010/02/17(水)07:31:53
何時か思った
懺罪宮に対峙する自分は
偉く弱いな、と
潔白が嵒える大きさに
勝る強さなど無いのに
見上げる敵には畏怖は無い
唯、二歩後ろで追随し見下ろす
白い背中に写る自分が小さかった
途端に自身が退化したと
急激な時の逆流の錯覚に侵される
迷うな、惑うな
お前はいつもお前でしかない
誰よりも中枢で
噛み締めたのは俺だった
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115 :
檜佐木修兵
2010/02/21(日)21:39:14
執務終わりに久しぶりの自宅へ
人と居るのがとても普通になっている今日この頃。これが幸せだって思うこともある、幸せの定義ってのが何なのかは不明だから曖昧にだけど
取り敢えず、ただ広いだけの部屋に入るのは合わないから、何時もの縁側に胡座をかく。まだ夜も深くなくて月明かりがそれほど映えていない
見上げる月に苦笑が漏れた
最近は見上げてばかりだな、と
光に翳した手も
掴む物がない久しさに
ぎこちなくしか動かない
一人の時間の時の緩やかさは嫌いじゃないはずなのに、今日は何故か好きになれない。風が微塵も無いってのも要因の一つだろうけど
なんでだろうな
素直に、受け取れないのは
何時か来た野良猫も、空腹で死にそうなのに差し出す餌を食おうとはしない。必死に、敵意を向けてきやがる
常に背水の陣を敷く
その上でやっと、生きていける
逃げる道を知らない者が其れを知ると、屈することに慣れてしまいそうで目を潰す。その道が身体に染み付く前に
戦士は主に忠誠を誓い
主のために刀を握る
忠義だけを考えて動く戦士は強い、戦うだけで自分の生きる意味を実感しているから。だが戦士を主が守るとき、その戦士の存在価値はどうなる?忠誠を誓う主に守られてまで、生きてその先何を見出だし生きる?
守られることに、慣れていない
刀で刺されて終えるのなら本望
否、やっぱり恐いは恐いだろうな。唯、護るべき者を失った後を生きると思うと恐怖を越える
…ふと気付けば夜も大分深く月明かりも一層映えている。そろそろ戻ろう、今はまだ見上げる相手が居る場所へ
これだけで全て動けたら、な
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