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┗2511.蒼紫-aoshi-(131-135/177)

|||1-||||リロ
131 :檜佐木修兵
2010/08/08(日)00:27:01


>激しく心が揺れた

>一言ってあるだろう


嫌に鉛色した雲の色に一瞬で
綿菓子の白を被せたような

餓鬼のころ何かを
見つけた時の心の興奮を

感じている瞬間の生暖かさ

特別なエネルギーの塊

跳びはね歓喜する喜びではない
泣き崩れる悲しみでもない

何か押し上がってくる橙を
表に出さないと必死に
自身を律し宥めようとする

子供のように振る舞えない
>だからこそ、

膨らみ押し寄せるその感情は
幾度も重なり増幅し

>心を揺らす振動となる

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132 :檜佐木修兵
2010/09/21(火)01:22:57


>




夜に迎えるは薄い孤独

お前は唯そこに在すと

消えもしなければ
触れられることもなく

唯ひたすらに在す


疼く鼓動の奥に秘める
薄い淀みの流れに乗り

俺は唯向かう在を越えて

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133 :檜佐木修兵
2010/10/04(月)23:34:00




後編集

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134 :檜佐木修兵
2010/10/25(月)14:05:46



並べられたんじゃねぇ
撒かれた命は散布した

頭に産まれた思考に沿い
狭間に生まれた欲に従い

外には身体の先行も

だが二つ

先に己に赴いた方に
支配されたイレモノは

その手が膚に触れようと
その足が土を蹴ろうと
赤く染まる刀を握ろうと
その目に涙溢れようと

己の結果として沈澱する

それでも人の型を成し
生にしがみつくのは

イレモノに芽生えた
>確かな強さ――――

踏み締めるは己の軌跡

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135 :檜佐木修兵
2010/10/26(火)12:21:56



どこからが始まりで
どこに終わりを与える

唯のひとつも
全て見える物は無い

点から伸びる線であり
また輪廻に続く円であり

人の動きの始まりにさえ
理由となる感情があり
感情にさえ理由がある

咄嗟に動く四肢でさえ
目に膚に感じた理由故


全は一


どんなに願い望もうと
理解が全を欲するならば

枝葉の脈絡を破する事なく
汲み取る感覚に委ねられる


持ち合わす術は
無いに等しいという

理解はしている だが
ざわつきやがる根源が叫ぶ
理解なんてしてやるか

>理の上に咲くは哀の愁

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|||1-||||リロ

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