綴一覧
┗3131.out.
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1 :
黒崎一護
2012/06/05（火）02:19:45
>out.
俺の歩むべき道へ。
◎諸々>>30
あの子>>40
*共同*>>>3182
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197 :
黒崎一護
2013/07/12（金）22:48:57
家に花火の特集の載った雑誌が置いてあるのを何となく手にして見たみた。そういえば彼奴と一年間過ごしてきたけど夏のイベントに参加した事無かったな…。花火大会とか祭りとか、海に行って海水浴とか。去年の今頃は暑い暑いと喚いただけで終わってた気がする。申し訳無ェ事しちまったな、もっと沢山遊ばせてやりゃ良かった。彼奴の浴衣姿も正直見たかった。ベタにスイカ割りとかもしたかったな。
>夏は此れからでも、俺達の間に時間は無い。
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198 :
黒崎一護
2013/07/12（金）22:53:08
初めて、蒼く澄み渡る空が憎いと思った。周りの笑顔や活発な声に耳鳴りがした。楽しく過ごしてる奴等の中に一人だけ悲しみを抱く俺が居るっていうのに。世間の目は俺に当たらねえ程、冷たい毎日が過ぎていく。
―なんてのは、自分自身が選んだ事だから。当たり前で仕方のねえこと。苦しい決断だろうと前を見据えなきゃならねんだ。
俺だけじゃなく。勿論彼奴にだって。
この感情をぶつけるっつーのは、遥かに自分よりも悲しませちまうのは分かってる。
>だから、俯いてられねえ
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199 :
黒崎一護
2013/07/12（金）22:53:35
もう気持ちは落ち着いた。伝える事に躊躇わねえ。
大好きな彼奴と過ごせる時間は失ったけど、ちゃんと俺の心には今まで貰ったもん全部あるからな。
>終盤へと…
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200 :
黒崎一護
2013/07/14（日）20:19:35
>｢最愛の人へ｣
今日で一年間、ルキアと寄り添ってきた。色んな事をして、色んな事でぶつかって、色んな経験をしてきた。何１つ無駄じゃねえしどんな時でも好きで居られた。それは紛れも無くお前の優しさと寛大さが其処にあったから。んな事言うと直ぐ謙遜しては認めねえお前だったけど、嘘でも何でもねんだぜ。有難うな。
日々の忙しさに目まぐるしく活動してる俺は中々お前に返事をしないでいた。２～３日空くのが当たり前のようにもなった。当然待たせてる身として平気な訳じゃねえぞ。一人悶々と考えながら申し訳無かったって…それでずっと引きずってた。
それは去年辺りから悩んでた事なんだけど、切り出せずに居て気付いたら一年目を迎えてたみてえな。遅すぎたせいで増える思い出と、募る思いが邪魔しやがってた。んで遂に決断と。こんな形だけの関係なんて良いとはこれっぽっちも思わねえし、明日の事に保証が出来ねえ駄目な奴なんだよ俺は。きっと暫く経って俺の気持ちを理解しこうなったのを"良かった"と本気で思えるようになる。出逢いなんざ１つと限られねえからさ。整理がついたら、っつーかこれなら嫌われる前提で残りの時間を費やしてやりゃ良かったのに。そしたらお前は、別れを惜しまずに居てくれたのかな…。
俺が此処に戻ってきて、誰と恋愛を始めようと結局は分かってた事だったんだよな。長くは一緒に居られねえしいつか別れようと切り出すのは俺だって事。始めは過去をやり直したくて、それからお前に塗り替えて貰いたくて、未来を約束出来なかったお前とはこうする結果となったけど。二度と未練がましく戻ってきたりしねえよ。確かにどれも貴重な時間だった。だけどまた、ルキアを傷付けるのは御免だからさ…、後悔無くお前を手放したい。
『有難う。』毎日お前に伝えたかった。
最初から最後まで甘えてばかりだわ俺。
酷な我が儘を言った後なのに、12時ピッタリに送られていた一通のメールはしっかり受け取った。贈り物なんて、俺が貰う資格ねえよ。阿呆。
大好きだ、ルキア
何時までも元気に過ごせよ
無茶な事すんじゃねーぞ
ウサギの飼育サボんじゃねえ
二人の綴りはお前が書き上げろ
見てっからな、おい
近況報告でもしてくれ
心配っちゃ心配に決まってんだろ
分かったなら書くんだな
ここ最近、ルキアの言葉に頷いてやれなくてほんとごめん。変に思ったかもしんねえし、不安にさせただろうけど。俺からの精一杯の優しさのつもりだったから。マジで不器用なのが痛ェとこだがそんな俺に惚れてたのには偽りねえもんな？
なんて。
>共に。最高の夏に
>end.
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