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綴一覧
┗3204.繭綿(81-85/200)

|||1-|||書|リロ
81 :平子真子
2015/12/25(金)19:23:57

どないしたって引っ掛かるモンは引っ掛かる。
選る対象、度合い、ちょっとした間ァの取り方。
まァそれに気付かんかったとしてこの先どうなる事もあれへん訳やけど。


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>「この聖なる夜にあなたの時間を独占したい」

とかクサい科白も真顔で言う辺り彼奴やっぱ天然やな。
いつか勘違いされそう。大丈夫なんかな、彼奴。

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82 :ザエルアポロ・グランツ
2015/12/25(金)19:24:29

其の『場』へのアクセス権を彼はずっと模索して居る。延延と。
彼は臆病なんだよ。何時だって自らが望まれる事の無かった場合を考えて居る。

痛いね、寒いね。
憎いね、悔しいね。

彼がたった一言、あの言葉を謂えさえすれば彼を取り巻く事態は悉く変化すると謂うのに。


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然うだね、君にとっては其の程度の事なのかも知れない。
何かしらの思い入れを織り込んで作られる物だとばかり思って居たのだけれど、矢張り根底に何を幾許置くかは人に因るか。

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83 :ノイトラ・ジルガ
2015/12/31(木)18:15:08

『傍』を失った節が繞る。
テメェの残像はもう大分視えなく為った。
見てるか、其の眼睛で。
テメェが旻天に捜したあの色を、俺も漸く目路に収めた。

もう大丈夫だろ。
其の目縁から差し落した『ソレ』が乾く頃には、――。

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84 :ザエルアポロ・グランツ
2016/01/05(火)17:59:23

彼の眼球が総てを見留めた日。

> →『夢』
其処に悠然と立ち籠める色合いは正しく彼の人其の物だった。
『其ノ人』に降る数字を観て居るだけで彼は救われ、斯うして報われるのでは無いかと眼蓋に夢を視た。

> →『瑕』
彼の夢が青天井に散る。
大気に靄の様に消えれば何れだけ佳かったろう。


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彼の鼓室が凡てを聴入れた日。

> →『罅』
対象に向けられる音の一つ一つが彼に痞えを齎した。
其処に在る聴き憶えの無い音に彼の認識は『楽に成れるか』と私語く。


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彼の前頭葉が渾てを諦めた日。

二重写しに揺れる姿を意識出来る?
> →『徒』
彼は終わらない夜を望む。彼の記憶の中では『其ノ人』が棲む日間は堪え難いらしい。


然う、喩えば彼が一度も『ソレ』を想像しなかったのなら『無かった事にする』必要も無かった。
都合よく解釈する『意識』が怖い?

臍噬むくらいなら夢なんて視なければ佳いのに、――。


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暗天が泣く?
闇天に、哭く?

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85 :平子真子
2016/01/14(木)17:49:08

『棘刺さった』言いながら拳西が手ェ差し出してきた。
彼奴偶ァに子供っぽい。
ギャップは萌えの要素とか言うけど、女の子からするとああ言うのが良えっちゅう事?

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