微睡みのふち
瞼に揺蕩う

あけおめのちへん

11月10日、俺の誕生日でした。
数日前にアイツからプレゼント届くって聞いて、当日そわそわワクワクしながら待機。（本当は午前中に届いたのに寝坊した。）

なんかもう、めちゃくちゃに幸せだった。
アイツが｢宝箱がイメージ｣って言ってたんだけど、本当に宝箱だった。ひとつひとつ、たくさん愛情込めて選んでくれてたのが分かって本当に堪んない気持ちになった。叶が好きなお菓子とか、ふたりで話してたオモチャとか、見るごとに想うことがあって、本当に。
んでも特に嬉しかったのはやっぱり手紙かな。今まで写真で見てきてたアイツからのそれがやっと手元に届いた感慨深さといったらない。去年の俺の誕生日のとかも入ってて、手紙ターンからはずっと泣いてました。

こんなに幸せな奴いないだろうなって、心の底から思った。幸せに際限とかないらしい。

ご無沙汰してます、俺です。日記に残すってことは記録に残して読み返すことが出来るってことで、小さな出来事とか些細なやり取りとか本当は気軽に書き記したいのに、何となく「どうせ書くならちゃんと書きたい」ってなったりする。あと一応不特定多数に見られる心積もりではいるから内容は考えないといけないってなる。何度目かの似たような話をしてる可能性もあるけど今日、いま、俺が書きたい内容だから致し方なし。
最近さ、結構周りで相手がいなくなっちゃったり来なくなっちゃったり、そういう人が多くて。アイツがそんな風になる可能性なんて欠片も考えてないし、俺もそんなことするつもりは一切合切ないんだけど、やっぱり何となく想像はしちゃんだよな。
昨日普通におやすみって言ったアイツが朝来なくて、昼来なくて、「収録立て込んでんのかな〜」くらいに思いながら待ってたらそのまま夜が来て日付超えても連絡がない。流石に心配になって声かけるけど既読はつかない。そのまま次の日、また次の日…。繋がってる場所は全部残ってて、何か消えたりはしてない。でも何も返事は来ないし、毎日ふたりでやってたものも更新が途絶える。……捨てられたってより、何かあったんじゃないかって思うわな。思って不安になっても俺はアイツの安否を確認する術はないわけ。
じゃあ連絡が来ないなって思ったら不意に夜、繋がってた場所が全部消える場合。あれもこれも全部全部、アカウントも同期も部屋もぜんぶ。…この場合は流石に捨てられてる、な。でも、うーん。らしくねえけど探しちゃう、と、おもう。なんか、絶対理由があるから。俺が不安にさせたとか、勘違いさせたとか、叶側の環境の問題とか、絶対ある。アイツが「飽きたから終わりでいいや」ってするタイプじゃないのは知ってるから、理由聞くまで納得できないっつ一か、理由聞いても納得できねえと思うけど、少なくとも終わらせられないと思う。だから、多分、ぜったい、探す。…自分で心境の変化を感じる。
まあどっちも心底嫌な状況に変わりはないんだけどさあ、アイツが生きてるって分かる分、後者の方が何倍もマシではあるよ。見付からなくたってどっかで元気にやってればまあ、いいかなって思える。勝手に思い詰めて泣いてなければ俺がいなくたって別にね。
（それにしても、フェードアウトで終わらせれないくらい俺とアイツの繋がってる場所が多いのちょっと面白い。面と向かって引導を渡されない限り逃がしてやんねえぞ。）

今日で叶と出逢って２年になります。すごいですねー。流石にめでたいので久し振りに鍵も開けてみました。ここを閉めてたの、アイツが「あんま見せたくない」とか可愛いこと言ったからなんだけど、俺はここでアイツに対する自慢話を壁打ちしてるワケで、たまには外の空気入れないとなあ、みたいな気持ちになるという。まあ多分またすぐ閉めるけど。

アイツと２年、なんら変わりなく全くもって順調で、安定してます。毎日ゆるく話して、お互いやりたいことして、たまに一緒に映画とか観て、飯食いに行って、ゆっくり夜寝て。そんな日常の繰り返し。ずっと平穏で、ゆるやかで、でも退屈なんてしてなくて。いい所が今この瞬間まで続いてる。これからも毎日を大事に、小さい幸せもちゃんと拾って、アイツからの愛情を漏らさず受け取って、少しでも綺麗な好きを返してけるように、精進。

余談。叶からの手紙でマジですげえ泣けてきて鼻詰まった。それを叶に報告したら人工呼吸しようとしてきた。鼻詰まってんのに口塞ぐなアホ。※彼は真剣だったそうです。

俺はずっとアイツが好きだし、アイツで良かったと思ってるし、この先何があったとしても出逢ってから一緒にいた時間を後悔することは絶対ないって確信してる。叶に対して欲が出ることがあってもそれってアイツに対するマイナスから来てるものじゃないんだよなあ。例えば「時間作ってくれないからもっと会いたくなる」ことはなくても、「収録でしんどかったから叶に相手して欲しい」って思うことはある感じ。疲れたり悲しかったりしても、アイツが一言くれるだけで心の奥がふわってなって解れたりする。無条件に俺を肯定してくれる存在ってデカいわけよ。俺の好きな人が俺のこと好きって自信持ててる事実が何より俺の心の支えになってる。

誕生日おめでとう枠を確保していた俺、あまりにもナイスだったなということで、今更ながらこっちでもめでたかった振り返り雑談。

アイツのことを祝う２回目の誕生日。去年の俺の誕生日にアイツからは手書きの手紙を貰ってて、俺はそれがすげえ嬉しくて、俺もちゃんと文字書いて返そうかなあとかぼんやり考えてレターセット売り場眺めてみたり、してて。あとずっと何となく、出掛ける度にアイツにこれあげたいなーとか、こういうの好きかなーとか、考えたりも、してて。色々ウジウジうだうだ考えて渡すかどうかすら悩んだけど、結局ちゃっかりしっかり０分にアイツに渡してきた。結果としては俺の思ってた以上に喜んでくれてて、なんかほんとに良かったなあって。杞憂も不安もあったけど、それを吹き飛ばすくらい喜んでくれたから俺の方が嬉しくなっちゃったっつーかね、そんな感じ。中身より気持ちだと思って気持ちだけは無限に詰め込んだもんで。
俺、アイツに好きって気持ちが伝わる瞬間が一番嬉しいんだよな。だから嬉しかった。来年も俺に祝わせろ。

アイツの好きなとこ発表吸血鬼が、
アイツの好きなとこを発表します。

時間を重ねても俺を尊重して丁寧に対応してくれてるところ。何かと俺とお揃いにしたり、同じもん食おうとしてくれるところ。俺と何か始める時にいつも前向きに乗り気で取り組んでくれるところ。眠くなったら寝たくないって駄々こねるところ。寂しくなった時に俺を責めずに自分の中で完結しようとする優しいところ。日常の小さな出来事を日々俺と共有してくれるところ。俺のこと大好きで他に目移りする気もないところ。俺が叶のこと大好きで他に目移りする気もないと理解してるところ。

他にも沢山あるけどキリがないし言語化しきれない。あとアイツ以外に見られるところで書きたくない、みたいなのもあんだよなー。

叶の好きなとこがまた出てきたその時は、
発表したい。
発表したい。
……とか言って、この日記そのものが好きなとこ発表日記ではあるんですけども。

大体眠くなるとどっちかが「眠い」って自己申告して早々に寝かせに入るんだけど、昨日何となく「だめ」って返したら思いのほか頑張って起きてくれた。んでアイツに触られてるうちに俺もだんだん眠くなって、ちゃんと最後は一緒に眠れた。別にこの程度のワガママをたまに言うくらいなんてことないのは理解してるんだけど、これをなんてことないものとして言えるのも間違いなく俺の中での甘えで、アイツじゃないと出来ないことだなあって思うところでもあったりする。そもそも本当にギリギリまで話したいって思えるのが凄かったりもする。いつまでも飽きないし、いつまでも足りないんだよな。

今日で付き合って１年、流石にめでたい。
去年の日付が変わった頃にアイツに付き合おうって言われて、今がある。当時のことガッツリ覚えてるんだけどだいたい告白とかってそんなもん？改まって「話がある」とか言うもんだからめちゃくちゃ緊張しながら風呂上がりに正座して聞いた記憶。当時はマジで告白されるなんて１ミリも予想してなくて、身構えてなかったせいで変な声出たし動揺したしで大変だった。多分その辺察しが悪いというか鈍感というか、色々あれだったな〜〜って今なら客観視できるけど。なんか、俺とアイツはすげえ近いけど少し遠い、そんな関係のままいくもんだと思ってたんだよな。限りなく『恋人』に近い関係だけど、名前が付かない限りアイツを縛り付ける術はなくて、その癖自分から手を出せないビビりだった俺は、まあ、このままでいいかなあって甘んじて過ごしてたワケで。正に青天の霹靂。事の次第を理解した時に思ったのは「これからはいつでも好きって言っていいんだなあ」って、そんなぼんやりした感想だった。
自分の気持ちを独り善がりじゃなくて受け止めて貰えるのめちゃくちゃ贅沢なことだし、同じだけ好きを返して貰えるのも奇跡みたいなことだと思う。そんな幸せの詰め込まれた生活を１年間、俺はアイツの隣で過ごしてきた。アイツに対して嫌な気持ちになった事は一度もなく、アイツのせいで苦しい気持ちになった事も一度もなく。ただ、ずっと幸せに日々を過ごしてたらあっという間に１年が巡ってた。すごくない？ほんと、俺とアイツのパズルのピースはぴったりなんだよ。これに関してはね、叶のピースも俺のピースも互いにしか凹凸がないんで、他の誰にも代用はできません。アイツは俺ので、俺はアイツのものなんで。

今日も好きだった。明日も好きだよ。