どれくらい時間が経ったかなんて忘れたけど今日も僕は代わり映えのしない輪廻の中にいる。

忘れた。

何だっけ、ええと。たぶん、だけどそんな事はどうでも良くて。あーあ。

馬鹿みたい。どうせ終わるなら何か残す必要なんて無いのに何かを言おうとして直ぐに失敗する。気持ちなんて、思いなんて伝えてどうにかなるのは出来の良い個体だけで傷の付いた個体なんかもう要らないしそう告げられてもいる。
そうだよ、考える必要なんかない。終わりの言葉ばかり考える。それすら疎ましいだけなのに。何か言わなくたってあのこは勝手に幸せになるよ。だから無意味。