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スレ一覧
1972.Corpse Reviver【〆】
 ┗27,28

27 :ヨルク・ビス・アエタス
2020/12/20(日) 22:17

──色々あり。
アラヒトの同僚と妹が黒沼家に到着するまで、あと27分。



\宴もたけなわ/
 た り 


(鼻先の距離まで寄った切れ長に心音高く静止。が、すぐ逸らされたのに救われてひとり肩をなでさせる。器用に画面上を滑りはじめた指を脇から興味津々と見つめ、問いかけに応じて視線を引き上げ)はは、タイトルとはメタだな。──人が集まるなら賑やかにやらん手はない。よって雪合戦を希望する。そうと決まれば…(グラスを煽り、器の残りを詰め込んで。側にあったメモ紙とペンを引き寄せ、何か記して四つ折りにし)…チーム分けをしよう。どちらか好きな方を選んで開けてくれ。


【Choose either one】
a.ぴったり四つ折りにされた紙

黒沼 リリ(クロヌマ リリ)
10代〜20代を中心にファンを集めるファッション誌のモデル。23歳、171㎝。顔を筆頭に容姿が神がかっている。
「お兄ちゃんなんか久しぶりに見た気がするー。」

b.微妙に端のズレた四つ折り

高田 伸之(タカダ ノブユキ)
営業部の同僚で同期。28歳、183㎝。こちらも負けず劣らずのパリピ。合コン大好き人間。
「明日の18時駅前な、ひとり足んねーのよ。(耳打ち)」



書いてある人物がチームメンバーだ。

【Rules】
・2 VS 2 の対抗戦。
・魔法の使用を許可し、全メンバーが扱えるものとする。
・敗北条件はチーム全員の戦闘不能。



……、高田か。(同僚のにやけ顔が浮かぶ。パリピにあるまじきゴミのような運動神経。間違いなく4人の中で最弱の男だが、防壁くらいにはなるだろう。空いたグラスの底とテーブルが景気のいい音を立てた)──やるからには手加減ナシだ。かわいい吠え面見せてくれよ?



──15分後。妹・黒沼リリ、タクシーで帰宅。
「ただいまー。外バリ寒〜。お鍋余ってたらリリも…え?雪合戦?…いいけど、お兄ちゃんリリとユウリちゃん(姉)に勝てたことないよね。」
スパルタ王子に鍛えられたお兄ちゃんの実力、見せてやるよ。

──36分後。年末太りでダイエット中の同僚・高田伸之。チャリにて到着。
「あっ、どもー!こいつの同僚、の…アレ?…男?黒沼おま…(ドン引き)」
ヨルクの出身をしつこく聞いてくるので、ハ◯ラル王国の王子だと説明。
「あ〜!はいはいはい、ハイ◯ル王国ね。聞いたことあるわー。ヨーロッパっしょ。」


4人で雑炊を囲みつつルールを確認。



【Batsu Game】
勝利チームからの恥ずかしい要求に応える。




──斯くして火蓋は切って落とされた。
もちろん続く。


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28 :黒沼アラヒト
2020/12/21(月) 04:11

マンション裏の公園はこの時期閑散として、戦場とするにもってこいであるといえよう。踝ほどまで積もった雪へ足跡を残し、いざ銀世界の中心にて対峙した。

黒沼アラヒト&高田伸之VSヨルク・ビス・アエタス&黒沼リリ。


──開始。



\鍋ログアウト/
激闘! た り 鍋 



アラヒト:──この程度の足場、湿原を革靴で走り抜けた俺からしたら問題にもならねぇな。(開始の合図と同時に背を向け、滑り台の陰に入った。こういうのは逃げ撃ちに限る。指を立てると浮かび上がったいくつもの雪玉が味方もろとも敵チームを襲い)

ヨルク:…そう来たか。(高田の悲鳴をよそに冷静にリリを後ろに匿い、片手を頭上へ。刹那目の前に築かれた巨大雪山で攻撃をすべからく受け止める。そのまま脱兎、山を駆け上って頂、リリの投げて寄こした雪玉をキャッチ。跳躍しつつ、眼下に捉えたアラヒト目掛けて力いっぱい振り被り)──俺のターンだ。喰らえ、エ○ーナル○ォースブリ○ード!(ただの雪玉)

高田&リリ:「リリちゃん見て見て、オ/○/フ〜♪まんまっしょ!」「ん〜、ありよりのなし♡」

アラヒト:(雪山のむこうの出方を窺っていれば、俄然。頭上に躍り出たヨルクに一瞬瞠目したものの滑り台の下に隠れ)残像だ。…ってな。いっぺん言ってみたかったんだ。──からの炎◯黒龍破!(片手を相手へ向けると腕ほどの蛇のようなうねうねが雪から生まれて中途半端な勢いで相手へ向かい)

高田&リリ「ねー、雪合戦やめてア◯/雪ごっこしない?エ/◯/サの真似いちばん似てた人が優勝〜」「リリちゃん優勝確定なやつー!」

ヨルク:効かん!(なんて微妙な攻撃だ…思いつつも標的を雪蛇に変え中空で撃破する。飛び散る塊に紛れて隠れるアラヒトの前へ着地、足元から一握り固めて顔面を狙い)──さあアラヒト、素直に愛を受け取ってくれ。

高田&リリ:「つかさ、俺まだ2観てないんだよね〜。ちょーレアじゃない?」「やばみ〜」

アラヒト:(目眩しの役割に散った黒龍もとい雪蛇を尻目に逃げきる前、眼前に降り立ったヨルクに足を止め)重い愛は苦手──ぶフっ(背を向ける間もなく顔へ受けた雪玉が割れ、じわじわ広がる痛みと冷えに比例し眉根が寄り)……おい、顔はナシだろ。イケメンには許されない声が出ちまったじゃねぇか。(言葉途中両肩を押し雪の上に組み敷き。くらえ、言いながら掴んだ雪を襟口から服の中へ投入)

高田&リリ「お兄ちゃん負けそうになると昔からソレやるよね〜」「やべ、上司から電話」

ヨルク:おい何す──ひゃ!(体格に負け背中から派手に倒れた雪上、相手を睨んで怒号を飛ばす。間髪入れず押し込まれた雪の冷たさに叫びながら、反射的に長躯を蹴り除け)ショックで死んだらどうするんだ!お前も同じ苦しみを味わえ!(腰から溶けかけを逃し、馬乗りになって両の手に地面の白を掬う。流れる動作で黒髪の首、左右に押し当て)

高田&リリ:「もしも…へ?明日のゴルフおれ代打ッスか?部長腰やっちゃったって?いやおれ明日コンパ──」「(動画撮影からの“お兄ちゃん詰んだ”で一斉送信)」

アラヒト:──ア゛ッ、やめ…っひイイ!む、りむりむり、も、やっ…ア!っわかった、俺の負けでいい!(背から雪にめり込み、首元を冷やされ汚い高音を上げ。一頻り悶えて裏返った喘ぎをまき散らしたのち相手の腰を叩きながら降伏し──勝敗は決した)

高田&リリ「切れた…ウソだろおい……は、負け?それよりおまえゴルフ出来たっけ?」「(自撮りからのイン◯タ投稿完了)リリ寒いから先帰るねー。」

ヨルク:(満更でもない表情で醜態を見下ろし、白旗の声に応じて首から手を退かせる。上体を折り脱力した相手の頬に口付けを、そのまま耳元に顔を寄せ)カタログのセクシーランジェリーを穿いて温泉だ。──リリ、勝っ……居ない…。


【Batsu Game】
アラヒト→あぶない下着を装備して温泉
高田→あぶない下着を装備してゴルフ



(大団円)

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